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風まかせ旅紀行

新潟県柏崎市・黒姫山


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2006年5月28日

 自転車ツーリングで田舎道、山道を走り回っているうちに、次第に、風景の中に見えている山に登ってみたくなってきました。そー言えば小学校の頃は、何かと山に連れて行かれてたよなぁ〜(っつっても1000m以下の低山ですよ)。最後に連れて行かれたのは、うーん、榛名山だったような。

 ということで「装備も自転車ツーリングと共用できるし」などと自分自身に買い物の言い訳をしながら、ポチポチと道具を買い始めて、5月の終わり。土曜日に長野県内に用事があり出掛けることに。じゃ、ついでに脚を伸ばして、何処か登ってみようかな〜と思い、調べてみると、翌日の日曜日に新潟県内のあちこちで山開きの行事が行われることが分かりました。

 あまり最初から難易度高いところに挑んでも玉砕するだけなので、まずは1,000m以下の山ということで、柏崎市の黒姫山に行ってみることに。去年の9月10日、BD-1で田島峠を走ったときに見えていたのが、この黒姫山です。あのときは雷雨に追いかけられた印象しか無いんだけど(^-^;

 27日土曜日の午前6時半、あれこれ装備を積み込んで出発。まずは長野県小諸市に向かいます。ボランティア先の施設の会議に出席。午後4時にそこを後にして、一路新潟県十日町市を目指します。道の駅「クロステン十日町」で一晩過ごして、翌日朝に黒姫山登山口まで移動しようという計画です。

 上信越自動車道を小諸ICから飯山ICまで走り、飯山ICから国道117号線をひた走ります。久しぶりに国道117号線を走りましたが、やっぱり雰囲気良いし、交通量も少ないし、好きな道の一つです。なんだかんだで午後7時に道の駅「クロステン十日町」に到着。近くのコンビニで食料を仕入れて夜ご飯。他にやることも無く、午後9時には寝てしまいました。

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受付会場の岡田センター
 翌朝、5時に目が覚めてしまいました。9時に寝ちゃってるんだから、そりゃそうか。昨日と同じコンビニで食料を仕入れて、まずは黒姫山に近い道の駅「瀬替えの郷せんだ」に行きます。ここで装備を調えて、山開き登山の参加受付場所である岡田集落センターへ行ってみます。と、時間が早すぎて誰も居ません。そりゃそうか、受け付け開始まで1時間もあるし〜。


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ちゃんと看板が出ていた
 駐車してから気が付いたのですが、ちゃんと看板が出ていたのでありました。でも、車で走っているときは、全く気が付きませんでした。

 さて、暫くコーヒーを飲みながら時間を潰していると、長岡ナンバーの車が2台駐車場に入ってきました。降りてきたのはオバチャン。こちらへ向かって歩いてきます。?と思っていると「係の人ですか?」って、おいおいオバチャン、県外ナンバーの怪しい車に乗っている人間が受け付けの訳ないだろ(^-^; 

 話をすると、受付と言っても山開きの集合写真が欲しい人は写真代を払って住所を記すだけとのこと。じゃあ、別段受付しなくてもいいや〜と午前7時半過ぎに登山口まで移動しました。


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気持ちの良い清流
 8時前に用意完了、テクテクと歩き出します。林道脇の水の流れが綺麗です。


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お留守番のジムニーワイド
 振り返って、お留守番のジムニーワイド。あ、時計忘れてきた〜。けど、GPS持ってるから、ま、いいか。


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登山道脇に静かに佇む石仏
 林道の途中から登山道の案内に従って進みます。なんか、あまり踏まれた雰囲気がない小径が続きます。ついでに2万5千地形図に載ってません。暫く登ると石仏が佇んでいました。


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薄暗い登山道
 曇天の空と、茂った緑のおかげで薄暗い小径・・・、なんか、でそう(^-^; まあ、林道通った方が歩きやすいんだろうから、こっちを通る人はいないんだろうなー。


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ようやく展望が・・・越後駒ヶ岳方向
 途中、木々が開けたところがあり越後駒ヶ岳の方向が見えます。しかし、山の風景より雲の方が印象的だなぁ。


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八石山方向
 こっちは、八石山方向。ということはその先は長岡市ですね。


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林道に合流
 地図に載ってない小径をテクテクと歩いていくと、唐突に林道に合流。林道をショートカットする形で尾根を辿っていたんですね。


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林道合流点から再び越後駒ヶ岳
 またまた、越後駒ヶ岳方向を望みます。この日、こんな景色を見たのは、この地点が最後になってしまいました。


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ブナ林の中を行く林道
 林道をちょっと行くと、ブナ林が広がります。新緑の季節からはちょっとずれてしまいましたが、それでも緑が綺麗です。


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林道脇の石仏群
 別又登山道と林道(白倉登山道)が合流する547m地点に、石仏が4体と小さな祠。


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ブナ林の中を登る登山道
 林道終点から再び現れる登山道をテクテクと登ります。ブナ林の中を進む登山道。展望はありませんが、これはこれで雰囲気抜群。

 このちょっと先で先行していたオバチャンパーティに追いつきます。そのまま抜いていこうかと思ったのですが、「おにいちゃんも休んでいきな〜」と話しかけられ強制ストップ(^-^; 暫く、話をしているとだんだん風が強くなってきます。こりゃ雨降り出すかも〜と思い、レインウェア上下を着込んで、オバチャンパーティより一足先に再び歩き出しました。オバチャンパーティは、この登山道を今日最初に登っているパーティだから、この先は人が居ないと言うことに。うう、ルート不案内なのに先行者が居ないってのは心細い。
 ここでレインウェアを着込んで正解だったと、後で知ることになります・・・。


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黒姫峠の道標
 標高約725m、黒姫峠に到達。すっかりガスってきて、日本海側からの風が強くなってきていました。楽しみにしていた米山方向は全く展望が利かず(T_T うわーん、わざわざそのために白倉ルートを選んだのに〜。こんな事なら1時間足らずで登れる磯之辺ルートにすりゃよかったよ、など1人で雨に愚痴ってみたりするのですが、残念ながら完全に単独なので、だれも聴いちゃいません(^ -^;

 雨はまだポツポツ程度だったんですが、この後山頂に行くに従ってひどくなる一方。ということで、デジカメは耐水バックに入れてデイバックに格納。よって今回は山頂の写真が有りません(T_T)


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雪が残る鵜川神社前の広場
 一旦山頂に行って、再び鵜川神社に戻ったのが、この写真。雨、風、ガスに加えて、たしか雷鳴も聞こえていたような・・・。気温も息が白くなるほど下がっていました。雪も残っているし。

 山頂の避難小屋は雨をやり過ごそうとする人達で一杯でした。なので、その近くの電波塔跡でおやつをモグモグと食べてすたこらと退散。


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霧の中の鵜川神社
 鵜川神社の周りもこの通りの状況。さっさと下山した方が良いと判断して、午前10時過ぎに下山を開始しました。最初の下山者だったので、登ってくる人から「上まで後どのくらいかかります?」とか清水谷側から登ってきたお姉ちゃん(?)集団には「もう降りちゃうの〜?」なんて聞かれたりしました。みんな登っている最中に一人だけ降りてくるんだから、変なヤツだと思われただろうな〜。


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ホワイトアウト
 ちなみに鵜川神社から十日町の方向を写したのが、この写真。景色どころかすぐそこの木も見えません。ホワイトアウトです。


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雨が少し止んできた
 たぶん650m前後の地点に居たお地蔵様。ここまで戻ってくると、雨もやや弱くなってきて、ガスも少しだけ晴れてきました。でも、展望は全く利かず。緑がやたら鮮やかに見えたので撮ってみました。なんか印象以上に緑が鮮やかなのは、PLフィルタのせいかなぁ?


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林道のブナ林まで戻ってきた
 ブナ林まで戻ってきました。ここでふと後ろに人の気配を感じで振り向いてみると、ん? 登山の格好とは違うおじちゃんが一人降りてきます。話をすると、キノコを採っているとの事。見せて貰うとベニテングダケ!?かと思うほど大きなシイタケで、笠の直径は7〜8cmは有りました。二つ貰っちゃいました。もう食べちゃったけど(^-^;


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先行するポンチョお爺ちゃん
 やがて林道まで戻って、再び登山道と林道が分かれる地点で地図を見ていると、後ろからオレンジ色のポンチョ姿が近づいてきます。結構な歳と思われるお爺ちゃんでした。抜かれ際に「どっちから降りるんです?」と聞かれたので、「林道行きます、歩きやすいですから」と答えると、爺ちゃんも同じく林道を降りていくご様子。つかず離れず2人で林道を降りていきます。
 ちなみにこの時点で雨は上がってました。うー、タイミング悪いなー。


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駐車スペース
 11時45分に駐車場へ到達。ちょうどお昼時だったので、お湯を沸かして昼ご飯。そー言えば、折角、山頂まで食料と水1リットル、コッヘル、バーナーセットを背負っていったのに無駄になっちゃったなぁ(^-^;
 ご飯と言ってもセブンイレブンで仕入れたお握り2つと、インスタントお味噌汁(でも、生味噌タイプなのだ)、あと、紅茶にフルーツケーキというハチャメチャな内容ですが(^-^。ちなみに、セブンイレブン十日町西店のフルーツケーキを土日で品切れさせたのは、この私です(^_^; ま、最初から3つしか無かったんだし〜。


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白倉の源水
 空いたペットボトルに「白倉の源水」を貰って、関越自動車道で飲みながら帰ってきました。ちなみにこの水、石の直後から湧き出しているわけではなく、ちょっと離れた所からパイプで引いてきてあります。時折、ものすごい勢いで水が飛び出すことがあるので要注意。


 今回の徒歩経路です。北側の尾根を辿ったことが分かります。しかし、GPSのマウント方法が悪くて、なかなかベストの状態で受信し続けられないんですよねー。次までになんか手を考えようっと。
 さて、次はどこへ登ろうかな〜。同じ新潟県内だとすれば、黒姫山のすぐ近くの米山へ登ってみたいと考えてますが。



関連URI



All Photographs by Ryo Masuda 2005.
Took a photograph with PowerShot G1 by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002.


この記事は[2020.06.06]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp