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風まかせ旅紀行

群馬県・赤城山

黒桧山〜駒ヶ岳


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2006年9月30日

 9月最後のお休みです。晴れないかなぁ?と平日から転移予報をチェックしていたんですが、なかなか晴れマークにならず、こりゃ会社に出てきて仕事でもしていた方が有意義かな?などと諦めていたのですが、前日の金曜日になると、晴/曇マークに。降水確率も低く、晴天は望めませんが、なんとか外に出られそうな天気らしい。
 しかし、不本意ながら今月も財布が軽い為、遠出は諦めて近所の山を登りに行くことにしました。近いと行っても県内は、未だ紅葉には早すぎるので、もう少し標高の高い所をと選んだのは群馬県の赤城山です。天気が良いと会社の窓から見えてるんですよね。

 午前6時半頃、会社の先輩と合流。というか、毎回、アパートまで来て貰っているんですけどね、ま、400mしか離れてないし(^-^; 今回は交通費も圧縮するため、高速道路も使わずに一般道を使い、登山口のある大沼湖畔の駐車場に着いたのは午前9時を過ぎた頃でした。さすがに紅葉の時期には未だ早いため、駐車場はガラガラでしたけど、それでもチラホラと登山のお客さんが居ました。


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「関東ふれあいの道」らしい
 駐車場でパタパタと出発準備。今日は歩く距離も5kmちょっとなので、前回の浅間山外輪山の時より軽装備。ザックも20リットルサイズのSpeed Lite20を使います。そうそう、今回は8月に買っておいたLLBeanの靴を初めて実戦投入することに。

 午前9時半に駒ヶ岳側の登山口から登り始めます。今日は、駒ヶ岳()側から登り尾根道を黒桧山へと歩いて、大沼側に降りるコースです。このコース選択が結果的に正解だったことが後ほど身をもって分かることに(^-^;


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白樺に囲まれた登山道
 白樺に囲まれた登山道を登ります。体全体が動き出すまでが辛い〜(*_* 幸い、傾斜の厳しい箇所には木製や金属製の階段が整備してあり、ずいぶん助かりました。


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尾根に出た
 休み休み登っていくと、唐突として前が開けて、青空が見えます。駒ヶ岳に至る稜線に到達して、この先暫くは急坂が無いと分かりホッと一息(な、情けない(^-^;) 辺りは熊笹が広がっていて、頭の中に笹団子が浮かんできてしまった(^-^; 先々週の新潟ツーリングの時に買い損ねたんだよなぁ。


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南東方面はガスに霞んで見えず
 上の写真では、まるで青空が広がっているかのように見えるんですが、さにあらず(^-^; 南東方向はこの有様。雨が降ってないだけでもよしとするか。


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駒ヶ岳山頂(1,685m)
 熊笹の草原の中をテクテクと歩くと、さほど登ることもなく駒ヶ岳山頂に到着。先客が一人居て休憩していたので、こちらも一息入れることに。


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雲が押し寄せる
 駒ヶ岳山頂でしばらく景色を眺めていると、ガスが押し寄せてきてこんな状態に。でも、ちょっと紅葉し始めた木とガスの白のコントラストが割と綺麗ですね。


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木々の赤と雲の白
 小休止の後、駒ヶ岳山頂から少し下って、「大たるみ」と呼ばれる鞍部に掛かります。ここには見事に赤くなった木が。さすがにマニュアルで撮影しないと暗い絵になっちゃうなー。赤を鮮やかにしようとすると、バックは白く飛んじゃうしなー。


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尾根道からの黒桧山
 鞍部から、これから登る黒桧山を眺めます。現地点から山頂までの標高差は僅か200mですが、間近で見ると結構急坂ですね。


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山頂手前の黒檜神社
 ヒーコラ言いながら登り切ったところが一つめのピーク。こっちは山頂ではないんですが、黒檜神社が有ります。山頂との標高差は数メートルだし、こっちの方が大沼湖側の眺めが良いので、ドッカリと腰を据えて大休止。


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黒檜神社の小さな祠
 黒檜神社の小さな祠です。いつの頃から有るんだろうな?
 ところで、今日は山の上でお昼にしようかなぁ?と思っていたんですが、コースタイムから1時間も短縮して歩いてしまったので、未だ11時過ぎです。お腹も減ってないしなぁ。と言うことで、山頂に行ってみた後に、大沼湖畔に降りてお昼御飯にしようという事に。


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黒桧山山頂(1,827m)
 黒檜神社のあるピークから、ほとんど平行移動しただけの黒桧山山頂。手作りの標識も付けられていますね。


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山頂は人でイッパイ
 こちらは登山者でごった返していていました。にしても、若い人があんまり居ないなぁ(^-^; 山頂で見かけた若い人は、男子3人組パーティと、単独らしい女の子だけ。後はいわゆる中高年です。ガイドに引率された中高年パーティも居ましたよ。うーん、自分も中年には片足突っ込みつつあるしな(^-^;


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逆光に映える赤
 賑やかな山頂を後にして、大沼湖畔に向かって下山開始。これがまた登りよりも大変なんじゃないかと思えるくらいの急坂。駒ヶ岳側の登山道は要所要所に階段が設けてあったりするのですが、こちらはひたすら岩と土の連続で、段差が大きいところも多くて、ちゃんと腰を落として降りていかないと結構ヒヤッとします。
 周りを眺めてみると、所々にこんな風景が。


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下山中の登山道を振り返る
 降りる途中で振り返ってみると、こんな感じ。緑に中にちらほらと赤や黄色が見えるってのも結構綺麗なもんです。


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下山途中に見上げた黒桧山
 下山途中に振り返って見た黒桧山。なんか山頂から離れたとたんに青空が広がる辺りがなんとも間の悪い(^-^;


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再び白樺の中へ
 ずんずんと下って白樺の林へ途中。足下はこんな感じで岩がゴロゴロです。結構浮いてい石が多いので油断は禁物。


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大沼湖面が近づいてきた
 大沼湖面が近づいてきました。半島状に伸びているのが赤城神社です。あの辺りの湖畔でお昼ご飯にしようっと。


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紅葉の撮影ポイント
 上の写真を撮った場所から駒ヶ岳側を眺めるとこんな感じ。紅葉の季節には撮影ポイントとして混雑しそうだなぁ。そうそう、今回の写真はすべてPowerShotG5に0.66倍のワイドコンバータ装着で撮影した物です。何となくワイドでしょ(^-^; その代わり画面四隅が流れ気味なんですけどね。


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登山口間近の白樺林
 黒桧山登山口間近の風景。まだまだ白樺の緑が綺麗です。しかし、最期まで急だなあ。これで急坂なんて言っているようじゃ他の山には登れないって事かしら?


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お湯沸かすだけ
 大沼湖畔で昼食の準備中〜。今日はサンドイッチとコーンポタージュなので、やることはお湯を沸かすだけ。次に登るときは食にもうちょっと凝ってみるかなぁ。でも、風景撮影に時間を割くか昼食に時間を割くか、どっちだと言われたら「風景撮影」と即答しちゃいますが。カロリーメート食べ続けても苦にならない質だし(^-^;


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あ、ズルい(笑
 ふと、隣を見ると先輩はラーメンをクッカーに投入中。あ、ずるいなぁ(^-^; ちなみにガスカートリッジも110gだしクッカーはチタン製だしストーブ自体も小型で軽いもの(snowpeak製)です。こっちのセットの半分以下の重さじゃないかなぁ。僕も小さくて軽いのを探そうっと。


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大沼湖畔もちょっと紅葉
 ちょっと遅い昼食後、大沼湖畔をポクポクと歩いて駐車場に戻りました。大沼湖畔にもチラホラと紅葉が始まった木々がありました。


 今回の徒歩経路です。歩いた距離は5.9kmでした。歩き足りない人は、下山後に覚満淵を一周してみても良いかもしれません。そういえば地図には「国民宿舎」と記述がありますが、現地は跡形もなく整地されていますので、目印にはなりません。


 ルートプロファイルです。標高差は約450m程しか有りませんが、アップダウンを含めた累積標高では730m弱有ります。距離の割にはやたら時間掛かってますが、黒檜神社のピークで小一時間ボーっとしていたのと、大沼湖畔での昼食時間を含んでいるためです。


関連URI

All Photographs by Ryo Masuda 2006.
Took a photograph with Canon PowerShotG5 and Raynox DCR-6600Pro
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002.


この記事は[2020.06.06]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp