風まかせ旅紀行
長野県東御市・水ノ塔山・東篭ノ登山
2007年7月24日(火)
7月は、23日(月)・24日(火)の二日間が、2月・3月に有った休日出勤の代休で、土日を入れると4連休と、一足早い夏休み。しかし、梅雨明けもまだで、ぐずついた空模様が続き、結局夏らしく晴れたのは火曜日に一日だけ。前日、月曜日の天気予報で、まずは雨の心配はなさそうだったので、バタバタと支度をして寝たのが12時過ぎ。翌火曜日の朝6時に起床して、6時半に出発。関越自動車道東松山ICから佐久平ICへ。途中のセブンイレブンで昼ご飯と補給食の買い出しをして、車坂峠へ。
午前9時過ぎに、車坂峠に車を置いて出発。以前駐車場だった場所は、ゲストハウス建設中で駐車スペースが半分くらいになっていました。最初、駐車場全部使えないのかと思って、峠を少しくだったところにある駐車スペースに置いたんですけど、ゲストハウス建設場所以外の駐車スペースは使えるようになってます。
さて、まずはアサマ2000パークのゲレンデを横切る、湯ノ丸高峰林道を歩きます。こうやって歩いてみると、アサマ2000パークって、思っていたより広いなぁ。一度来たときは小さいスキー場だなぁという印象だったんですが。
程なく高峰温泉に到着。冬は車坂峠から雪上車で送り迎えしてくれる、らしいですよ。貧乏人なので宿泊したことないですし。さて、ここから水ノ塔山への登山道が始まります。
登山道の入り口にある案内図。しかし大雑把な地図だなぁ(^-^; せめて距離だけでも記載してあると助かるんですが。まあ、現地の案内図をアテにするようでは、登山者としては失格なんだろうけど。もちろん今回も25000地形図とコンパス、予めルートを転送したGPSの3点セットを持参。
少し登って振り返ると、こんな風景が見えました。八ヶ岳の向こう側までハッキリと見えています。今日は大パノラマが見られそうだぞ。
ちょっとした鞍部になっているガレ場。まだスキー場ゲレンデからさほど離れていない地点です。正面には水ノ塔山山頂が見えています。
チラホラと見掛けたピンク色とも紫色ともつかない、微妙な色合いの花。ちょっと調べてみたんですが、何の花なのか分からず。 どなたかご存じの方、ご教示下さい。
テクテクと歩くこと小一時間。山頂が近くなるにつれて岩が大きくなってきます。急ぐ必要は無いので一歩ずつ確実に越えていくことにします。
小一時間で水ノ塔山山頂(2202m)に到達。群馬県側は木立が邪魔されて展望は有りませんが、歩いてきた車坂峠、黒斑山方面がよく見えます。
暫し、ザックを下ろして小休止。デジカメ片手に狭い山頂をウロウロ。黄色い花は、てっきり金鳳花かと思っていたんですが、帰ってきて見てみたら違うらしい・・・。
水ノ塔山山頂を後にして、西篭ノ登山へ向かいます。水ノ塔山山頂を巻くように、一旦群馬県側に回り込むと、木立の間から草津白根方向の風景がチラホラと見えます。稜線を歩くことになるので、明るい道かなぁと想像していましたが、落葉松の中を進む薄暗い小径でした。
ちょうど、水ノ塔山と西篭ノ登山の中間くらいにピークが有って案内板が立っています。
「赤ゾレ」と呼ばれる崩壊地点の上に来ました。転げ落ちたら・・・止まらないだろうなぁ(怖 登山道から外れない限り、危険を感じるような地点ではありません。
そうそう、今回、異常に沢山のハエ・アブの類に遭遇しました。写真は女郎花(多分)に留まるハチ。前日まで雨だったからなのか、それともこの季節、この辺りの山では当たり前なのでしょうか?車坂峠を挟んで反対側の、黒斑山・蛇骨岳を回ったのは去年の8月15日でしたが、こんな事は無かったしなぁ。
一面笹が広がる登りになると、頂上まで後ちょっとです。しかし、今日は良い天気だなぁ。
笹原の中をちょっとあがると頂上に到着。噂に聞いたとおりの展望。頂上はなだらかに広がっていて岩がごろごろ。
前日まで雨だった影響か、この日は雲が少ないだけでなく、空気が澄んできて、富士山から北アルプスまで見えます。
頂上から稜線に続くピークは西篭ノ登山。このあたりは、冬にスノートレッキングで訪れる人も多いようで、冬でも東部湯の丸スキー場で、トレッキング装備の人を見かけます。
八ヶ岳と秩父山地の向こう、富士山の山頂が雲に雲に浮かんで見えています。この後、雲が多くなってきて見えなくなってしまいました。
こちらは、群馬県嬬恋方向。なだらかで緑が広がっているのが印象的です。
お昼には、まだ時間が早いのですが、風景がいい場所でお昼ご飯にします。今日はコンビニで仕入れたおにぎり、春雨スープ、それにコーヒーということで、お湯を沸かすだけ。そうそう、バーナーは先日購入したEPIのREVO3700を初めて実戦投入。そう言えば、DeuterのFutura28ACも購入してから初めての実戦投入でした。
1時間ほど、頂上でノンビリしたあと、さて、どうやって車坂峠へ戻るか考えます。来た道を戻るのも億劫なので、少し遠回りになりますが池ノ平湿原側に降りて林道で戻ることにします。まだ、時間もあるし、池ノ平にも寄ることができそうです。
滑りやすいガレ場をノンビリ降りていきます。ここを登るのは大変そうだな。池ノ平の駐車場まで車で来れば、このルートが西篭ノ登山への最短ルートです。
ガレ場を過ぎると、唐松と笹に囲まれた小道を降りていきます。
登山道沿いに咲いていた菖蒲。観賞用のそれと比べて少し小振りですね。
30分もかからずに池ノ平湿原に到着。ここは平日なら自家用車の乗り入れが可能で、東篭ノ登山登山道入り口まで、車で来ることができます。土日は自家用車の乗り入れが規制されるため、車坂峠か、湯ノ丸側の地蔵峠でシャトルバスに乗り換えることになります。
まだまだ時間があるので、池ノ平湿原の中にも脚を伸ばしてみることにします。が、ちょうど花の季節ではないようで、笹原が広がるだけ。でも、この風景を綺麗ですね。この日は小学生の一団が来ていて賑やかでした。
池ノ平から、湯ノ丸高峰林道を歩いて車坂峠へ戻ります。あの赤く見えている部分が「赤ゾレ」と呼ばれている場所です。あの上を歩いてきたんですね。
林道をテクテクと小一時間程歩いて、アサマ2000パークのゲレンデまで戻ってきました。 車坂峠からすぐのゲレンデ内に咲いていたニッコウキスゲ。後ろにはアザミをチラホラ咲いていました。
今回の徒歩経路です。 GPSログはこちら「log070724-1.gpx」です。カシミール3DやGoogleEarthでご覧下さい。
ルートプロファイルです。徒歩距離は約11km、累積標高は約720m、所要時間は約4時間半でした。
関連URI
All Photographs by Ryo Masuda 2007.
Took a photograph with PowerShotG5 by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2020.06.06]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp