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風まかせ旅紀行

新潟・山形・福島 3県放浪


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2007年8月13日(月)〜15日(水)

 せっかくの夏休みですが、どーにも暑すぎて自転車ツーリングにもハイキングにも出かける気が起きません。しかし、せっかくの大型連休、どこかへ出かけないと!ということで、新潟県津南町のひまわり畑の撮影に出かけることに。時間は有り余るほど有るので、ついでに山形・福島各県まで足を伸ばしてみました。

 13日の月曜日、夜9時半過ぎにアパートを出発して関越自動車道で一路新潟方面へ。湯沢ICで高速道路を降りて、国道17号線へ。この日は、道の駅「クロス10とおかまち」で一晩過ごすことにして、国道253号線で十日町へ。午前0時過ぎには道の駅「クロス10とおかまち」の駐車場へ。


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朝8時から精が出るカメラマン
 午前7時過ぎにゴソゴソと起き出して、行動開始。国道117号線を南下して津南町へ。場所は中津川左岸の沖ノ原台地の上です。国道117号線のあちこちに案内板が出ているので、迷うことなくたどり着きました。時間は午前8時。すでにカメラマンもチラホラ。


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今年のひまわりは背が低いんだそうで
 元々は連作障害を防止する意味で始めたそうなんですが、景色が評判を呼んで、毎年恒例のお祭りに。


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誰の機転か、ニコニコ顔のひまわり
 カメラ片手に、ひまわり畑の廻りをフラフラと歩いていると、ニコニコ顔のひまわりが(^-^ 誰が思いついたのか、種を抜いて顔を作ってあります。巧いこと考えるなぁ。


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R290を北上する
 午前9時前にはひまわり畑を後にして、道の駅「クロス10十日町」に一旦退却。ここで、今回のもう一つのミッション、小嶋屋の乾麺と赤ワインをゲット。次のミッション「杜々の森の湧き水」を求めて長岡市(旧栃尾市)に向かいます。十日町から国道252号線=>国道290号線と辿ります。


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猛暑の中、この周辺だけ涼しい
 国道290号線を北上していくと、寒沢集落と吹谷集落との間辺りに「杜々の森親水公園」の小さな案内板が出ています。これに従って左折して、細い舗装路を辿ります。細い舗装路を抜けると県道57号線に合流。さらに案内板に従って県道476号線へ。直ぐに「杜々の森親水公園」が見えてきます。

 この日も35度近くになる猛暑でしたが、湧水の周辺だけは、ヒンヤリとした空気が漂っていて涼しいんです。


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痛いほど冷たい清水
 ここで2リッターポリタンク2つに湧水を汲んで、ここでのミッションは終了。ついでに空いたペットボトルにも汲んでおけば良かったなのになぁ。何でその時気が付かなかったんだろ。

 次のミッションは道の駅「R290とちお」へ移動して、新保屋の羊羹を購入。今年5月の連休に初めて購入して以来、私と会社の後輩で交代(?)で買い込んできている逸品です。ここの笹団子も美味しいんですけど、今回は、この後の道のりが長いので購入を諦めました(T_T


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初めて立ち寄った「いい湯らてい
 道の駅「R290とちお」を後にして、国道290号線から県道9号線へ。このルートは、今年6月2日にBD-1で走ったルートですね。県道9号線で三条市に入ります。直ぐに国道289号線とのT字路になります。ここで、右折して東方向に暫く行くと、八木鼻と呼ばれる大岩が見えてきます。そして国道289号線の道沿いに建っているのが「いい湯らてい」。この立ち寄り湯の存在は以前から知っていたのですが、来たのは初めてです。


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休戦ラインを越えた・・・
 「いい湯らてい」を後にして、はて、次は何処へ行こうか?とツーリングマップルを眺めます。新潟市以北には行ったことがなかったので、ちょうど良い機会だから行ってみようと、まず、新発田市内を通る国道7号線沿いにある道の駅「加治川」まで移動しました。途中まで国道290号線を北上し、新発田駅周辺で国道7号線へ。道の駅「加治川」はちょうど北緯38度線上にありました。


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松村浜に屯するカモメ
 道の駅「加治川」で、すでに時間は午後5時過ぎ。うむ、雲もないし日本海に沈む夕日を撮りに海岸に移動することにしました。砂浜に降りて撮影するのは初めて。波打ち際にカモメが屯していたので撮ってみました。光学10倍だとここまで寄るのが精一杯で、これ以上近づくと、飛んでいっちゃうんだよな〜。


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夕暮れの中、飛翔するカモメを捉えるのは難しい
 飛んでいくカモメを追ってみます。フォーカスロックしたままパンしつつシャッターを切る・・・。リレーズが欲しくなるシチュエーションだなあ。でも、以外にブレてませんね。


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波打ち際を元気に走る男の子
 沈んでいく夕日を眺めながらシャッターチャンスを待っていると、波打ち際をパシャパシャと走っていく男の子。お!これはシルエットが絵になるかも! とあわててシャッターを切ったんですが、少し遅かったなぁ。


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散歩中のおばちゃん
 さらに待っていると、今度は逆方向からおばちゃんが歩いてきました。散歩? 今度はキッチリと夕日の中に捉えることができました。ーん、でも肝心の夕日がなぁ。


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湿度が高いせいか少しモヤッている感じ
 湿度が高いせいか、夕日が水平線に近づくに従って、厚い雲に入ったように輝きを失っていきます。うーん、やっぱり夏は夕日撮影には向かないなぁ。


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吉田拓郎の「落陽」が似合いそう?
 上とほぼ同時刻で、最大テレ側で撮影。水面の燦めきもないので、なんだか締まらない絵になってしまいました。

 さて、この後新潟県内を荒川町まで北上し、国道113号線で関川村から山形県小国町へ。西置賜郡川西町を通って、国道121号線沿いにある道の駅「田沢」まで大移動。ここで数時間の仮眠を取りました。


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朝日を浴びる「伝国の杜」
 日が昇ると同時に起床。さて、折角米沢市近くまで来たので、米沢城址にある上杉神社へ行ってみることに。道の駅「田沢」から国道121号線を真っ直ぐ米沢市方向へ行くと、あっという間に米沢城址に到着。この時点でまだ朝5時半です。上杉神社よりも目を引くこの建物は、平成13年に出来た、米沢市上杉博物館・置賜文化ホール「伝国の杜」です。

 この後、一旦喜多方に向かったのですが、喜多方の道の駅で朝風呂した後、舞い戻って見学していくことに。


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米沢城址にある上杉神社
 朝5時半過ぎの上杉神社。拝殿前は施錠されており、中にはいることは出来ませんでした。しかし、朝早くから散歩している人達の多いこと。そう言えば、境内にある公園にサイクリストが一人宿泊してました。この暑い時期に頑張るなぁ。


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上杉鷹山公ノ像
 参道脇に立つ、上杉藩9代藩主の上杉鷹山公ノ像。財政破綻寸前だった米沢藩に、改革と藩経営の種を蒔いた人として、山形県下では知らない人は居ないでしょう。近年、その功績と手法が再評価されていて、私なんかでも名前は聞いたことがあるほど。NHK教育テレビで、なんか関連した番組を見たような記憶が。


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ライオンズクラブによる案内板
 私が下手な解説をするよりも、これを読んで貰った方が話が早いですね(^-^;


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大峠トンネル(山形県側)
 朝の米沢城址を後にして、隣の福島県喜多方市を目指します。国道121号線をひたすら南下。距離にて30km程でしょうか? しかし、信号などほとんど無い上に、通行量も少ないので時速60km〜70kmで巡航してあっという間に大峠トンネルを越えて喜多方市へ。ここにある道の駅「喜多の郷」の温泉で朝風呂を楽しむのがその目的。


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日中線終点の熱塩駅
 しかし、温泉の営業は午前9時からと、まだまだ時間があるので、以前来た時に立ち寄ることが出来なかった、国鉄日中線の廃線跡と駅舎を見学していくことに。国道121号線に「日中線記念館」の案内が出ているので容易に場所が分かりました。ここが日中線の終着駅だった、熱塩駅。廃止後も駅舎が保存され、記念館として整備されています。


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熱塩加納村による案内板
 熱塩加納村教育委員会による案内板。当初の予定通り、米沢市まで全通していれば、あるいは状況が違っていたかもしれません。が、最近まで国道すら冬期通行止めだったという、急峻な大峠をどう越えるつもりだったんだろう? 上越線の、群馬・新潟県境の清水トンネルの例もあるから、長大トンネルという計画だったのかなぁ?


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ラッセル車が必需品だったようだ
 駅舎から少し離れた場所に、ラッセル車(キ100-287)と客車(オハフ61)が、ちゃんと屋根付きで保存されています。近年塗装され直したばかりのようでピカピカです。


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製造から50年のオハフ61
 1957年に土崎工場で製造された(と思う)、鋼鉄製客車。とすると、既に製造されてから50年。50年も経った、と言うべきか、50年しか経ってないというべきか。台車は先代も木造客車からの流用だそうで・・・。昔は鉄道ファンだったんだけど、最近ご無沙汰だなぁ。あー、その頃は天文ファンでもあったし。無駄に88星座覚えていた時期もあったんですが。


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よく保存されている駅舎内
 駅舎の中。右側が切符販売で左側が手荷物扱いの窓口かな? ガラスの向こう側は資料室になっていますが普段は施錠されている模様。見学したい人は、熱塩加納村教育委員会に連絡すると鍵を開けてくれるそうです。


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線路が無い以外は往時のままらしい
 日本風なのか欧風なのか、なんとも不思議な佇まいの熱塩駅舎。屋根は雪が落ちやすいように急傾斜にしてあるらしいです。ーん、でも、いきなり雪が落下してきたら危ないんじゃ? ところで、この日中線、廃止近くには朝方2本、夕方1本の3本しか走らず、「日中走らない日中線」なんて揶揄されていたらしいです。

 この後、道の駅「喜多の郷」で朝風呂っ〜! さらに、再び大峠トンネルを越えて米沢市まで舞い戻り、上杉博物館を見学。さて、どのルートで帰るかなぁ? あれこれ考えたあげく、国道49号線で新潟県へ戻り、寺泊辺りで夕日撮影、その後は国道17号線で帰ることにしました。


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喜多方市を後にする
 米沢市から、再び喜多方市内へ。駅前を抜けて田圃の真ん中へ。喜多方方向を振り返るとこんな感じ。


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阿賀野川の水面が眩しい国道49号線
 阿賀野川沿いの国道49号線をひたすら新潟市方向へ移動。車の数も少なく信号も少ないので、スイスイと進みます。


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ちょっと水面に近すぎた構図
 国道49号線で五泉市に入ったところで国道290号線へ。三条市に入った辺りで午後4時半。これなら寺泊辺りで夕日の撮影が出来そうだなぁ。三条市街を抜けて大河津分水に沿いに寺泊へ。

 突堤の先端に三脚をセットして日没を待ちます。昨日と比べて、水平線まで綺麗に見えます。ちょっと水面まで近すぎて、キラキラ感の乏しい絵になってしまった(^-^; 今度はもうちょっと水面から高い撮影ポイントを探そうっと。


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昨日と違ってスカッとした空
 今日は佐渡島が見えてます。画面右側に横たわっているのが分かるかなぁ?


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日没と同時に出航する漁船
 まさに日没寸前に出航していく漁船。偶然、太陽の中にシルエットになって写ってくれました。イカ釣り漁船でしょうか、撮影後、国道402号線から煌々と灯るイカ釣りランプが見えました。あれって、1灯で2kWとか3kWとか有るんですよ〜。照明用の発電に使う燃料代だけでもバカにならないそうです。って、なんでそんなこと知ってる、俺(^-^;


 この後、道の駅「ちぢみの里おぢや」に移動して、またまた温泉。今日は朝に、晩に温泉三昧です。道の駅「ちぢみの里おぢや」の温泉は、通常900円なのですが、夜8時を過ぎると700円と安くなります。人も少なくなるので、夜の利用がお勧め〜。この後、国道17号線で越後湯沢まで移動。越後湯沢ICから関越自動車道に乗り、花園ICまでワープ。午前0時過ぎには帰り着きました。約1000km移動した正味2.5日の撮影旅行でした。


関連URI

All Photographs by Ryo Masuda 2007.
Took a photograph with IXYDIGITAL500 by Canon and FinepixS9000 by FUJIFILM.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2020.06.06]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp