風まかせ旅紀行
新潟県・八海山(薬師・白川)
2009年8月22日(土)
7末から「行こう行こう」と言いつつ、ノビノビになっていた新潟県・八海山。前々日・前日辺りの天気予報では傘マークがチラホラしていたですが、天気図とリアルタイムレーダーの画面を眺めているうちに「日の出前に雨は止んで、後は時間が経つほど晴れになるんじゃないか?? 予備案としては群馬県・武尊山だけど、新潟県の方が天候の回復が早いはず!」と考えて、新潟県入りすることに。メンバーは相変わらず社内のなんちゃってハイキング部の3人組。

ロープウェーを待つ人の列
ロープウェーで一挙に標高を稼ぎます。既に標高は1100m近く。雲が多いけど、眺めは悪くないな。天候が回復すれば、眺望も期待できそう。
さて、ロープウェーを降りた人が適当にばらけるのを待ってから出発します。しばらくは大きなアップダウンもなく、木々の中の歩きます。
道中、展望らしい展望が望める場所は少ないのですが、時折、木立の間から山並みが見えます。
登るうちに、段々雲が薄くなってきてきました。予想通り、天候は午後に向かって回復基調っぽい。薬師岳に出る頃には眺望が望めるくらいになるかも?と期待しつつ歩きます。
標高1330m前後の女人堂まで来ました。八海山を背にして建つ八海山大神の石碑。昭和34年に建てられた物のようですね。ここ、八海山は、山岳信仰の山としても知られています。同じく山岳信仰の山として知られる御嶽山麓にも、ここ八海山の名を採った八海山神社が有ります。
今でも、こういった山岳信仰の講社ってのは継続しているのでしょうか?
女人堂でひと息入れた後、薬師岳に向かって再び歩き出します。
途中にある水場。が、飲用には適さないらしい。
女人堂から薬師岳まで、それまでより若干勾配がきつくなります。土砂崩れがあったと思しき場所の直ぐ脇を歩きます。
この辺りまで登ってくると、後ろの視界を遮る木立も無くなり、ご覧の眺めになります。下にポツンと見える小屋が、先ほど通ってきた女人堂。
笹原の広がる薬師岳に到着。先行する二人の左側が山頂。
薬師岳を越すと、千本桧小屋が見えてきます。その向こうにモコモコと続くのが八海山の山頂・八ツ峰です。名前の通り、八つのピークが有り、19ヶ所の鎖場が連続するコースです。なんちゃってハイカーの我々一行は当然回避。
千本桧小屋から薬師岳を振り返ったところ。少しずつ青空が見えるようになってきました。
千本桧小屋から先、はてどうしようかと一行で相談。一人はそのまま千本桧小屋で大休止することに、残る二人で巻道を少し進んでみることにしました。この巻道、ご覧の通りなかなかスリリングなコースで、ちょっと足を滑らせて谷側に落ちると、そのまんま消えそうな場所です。というか、この八海山、標高の割に遭難が多い場所でもあります。
時間を考えて、月ノ池・日ノ池で折り返すことに。途中鎖場が出現する巻道を通って月ノ池まで来ました。想像していたより随分小さかった月ノ池。確かに綺麗な三日月状ではあります。
その直ぐ傍にある、日ノ池。こっちは消えちゃいそうな状況です。しかし、稜線まで幾らも距離がないのに、何時も水があるってのは、なにか霊力的なものを感じたんだろうなぁ。
折角なので、何処かピークを踏んでいこうということで、月ノ池・日ノ池から稜線に上がったところにある白川岳へ登ります。ここも鎖を頼りに登ります。鎖無しだとかなり厳しいです。
白川岳と釈迦岳の鞍部から六日町方向を見たところ。遠く、雲の上に平たく浮いたようになっているのは、おそらく苗場山辺り?
鞍部から白川岳のピークに登ります。ここも両手両足総動員して登ります。行きは良い良い、帰りは足下が見えない(T_T)だなぁ。何処が登山道かというと、目の前に見えているガレ場の細い稜線。コケたら即遭難です。画面左に見えているのは、中ノ岳(2085.2m)。
白川岳山頂に到着。向こうに見えているのが釈迦岳。その後ろにも摩利支岳、剣ヶ峰と続きその後ろが10合目である大日岳です。
ザックを白川岳山頂に置いて、隣の七曜岳に登るオジサン。こう見ると直ぐ傍に見えるのですが、実際には一旦鎖場を降りて、さらに鎖場を登り返さないと行くことが出来ません。
東に見えるのは越後(魚沼)駒ヶ岳(2002m)。厳しい山容をしています。簡単には登れそうにないなぁ。国道352号線の枝折峠からのピストンコースが最もアプローチし易そうですが、それでも山頂近くの小屋に一泊するのが安全だろうな。
さて、来た道を戻ることにします。狭くて急な稜線ってのは、下までスカッと見えてて、余計怖いんですよね。
巻道を千本桧小屋へを戻ります。眼下には魚沼の田圃風景が広がり、空も随分青くなってきました。が、歩いている最中はそんな余裕はありません。ひたすら足下に集中。
巻道を先行する同行のS氏。テクテク歩いて行っちゃう所などさすがです。この日、市の職員と思しき人二人が、このルートで鎖の掛け替え作業をしていました。ご苦労様です。
巻道と言ってもこんな所も通過しなければなりません。さて、何処がルートかというと?
こんなふうに降下します。見ている方も怖くなりますね。後ろの方に白っぽく見えてみるのはロープウェー山麓駅付近にある駐車場。
魚沼の景色を、まるで空中から眺めるような道です。鎖だけが頼り。
午後になって、時間が経てば経つ程に雲が薄くなり、天候が回復してきました。さすがに日が差すと若干暑さを覚える季節です。しかし、天気の読みが当たって本当に良かった。
千本桧小屋に戻って大休止していたメンバーと合流し、薬師岳まで戻って遅めのお昼ご飯。その後はロープウェー山頂駅まで来た道を戻り、20分ほどロープウェーの便を待って下山となりました。
今回の徒歩経路です。 GPSログはこちら「log090822-1.gpx」です。カシミール3DやGoogleEarthでご覧下さい。
千本桧小屋から先のルートは、案内によると稜線を辿る道が上級者向け、巻道が初級者向けと書いてありますが、ご覧のように巻道も鎖場が連続し、負けず劣らず危険です。踏み外せば、あるいは、鎖から手が滑ればオシマイという場所もあります。お出かけの際はお気を付けて〜。
ルートプロファイルです。歩いた距離は9kmちょっと、累積標高は900m強でした。ちなみに同じ日に登ってきた地元小学生の一団は、ロープウェー山麓駅から薬師岳まで歩いて登っていました。立派立派、体力無しのオジサンには真似できません。
関連URI
All Photographs by Ryo Masuda 2009.
Took a photograph with FinePix S9000 by Fujifilm.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2024.05.22]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp