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風まかせ旅紀行

釜伏峠・二本木峠・粥仁田峠


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2005年5月15日(日)

昨年の笹子峠以来のパスハントに行ってきました。今回は遠出は避けて、埼玉県内の低い峠を纏めて三カ所巡ってみることにしました。寄居から秩父に掛けての山を越える、釜伏峠、二本木峠、粥新田峠です。釜伏峠は、古くは秩父市から中山道へ出る重要な街道として使われ、粥新田峠は、札所巡りの巡礼道の峠として、また川越街道へ出る街道として古くから有った峠だそうです。

朝7時過ぎ、ジムニーワイドに4号車を積んで出発。今日は「道の駅はなぞの」を拠点にすることにしました。この道の駅、国道140号沿いにあるのですが、休日は駐車場から車があふれる混雑となります。早くいって駐車場を確保せねばーと、1時間あまりで到着。心配した駐車場は、まだまだ空きの方が多い状態でした。天気予報、あまり良くないからみんな出足が遅いかな? ただバイクツーリングの人が結構居ましたね。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


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雨の中、荒川を渡る
小雨の降る「道の駅はなぞの」を出発して、早速荒川を渡ります。この曇り空、雨です。うーん、天候悪化するようだったらルート短縮して引き返すかなあ、などと考えつつ道を進みます。

そうそう、今日はeTrexを持って出たのですが、間違えて、MTBにマウントできない電池蓋を装備させてしまって来ちゃった。ということで、地図は背中の上(^-^; 交差点に入る度にバッグを降ろして確認する羽目に。


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あの辺りを登るのか〜
玉淀大橋の上から、これから登る山塊を望みます。なんかかすんでよく見えないんですがー。結構ありそうだよなー。釜伏峠は、以前登ろうとして道を間違え、結局定峰峠を登ることになってしまった因縁の(?)峠です。今度は道間違えないように慎重に行こうっと。


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分岐点に立つお地蔵様
今回は道を間違えずに釜伏峠への分岐点を発見。分岐点に立っていたお地蔵様。結構大きいです。以前は、この道に気が付かずに県道を直進しちゃったんですね。体が温まっていたので、下のシャツを一枚脱いで温度調整。まだ雨が降っていたので、ヤッケは着て上り坂に取りかかります。

この峠道は、サイクリストには結構有名かと思っていたのですが、今日はまだ誰にも出会いません。まあ、雨の中走るような酔狂な人はそんなに居ないということか。


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誰も来ない
こんな感じで登り道が続きます。。。うー、結構キツイー、体重増えたせいだろうか(爆 雨はまだシトシトといった感じで降り続き、スリックタイヤと言うこともあって登りでもスリップしたりしました。登りでこれじゃあ下り坂は要注意だな。

しかし、誰も通りません。静かなもんです。車1台と、バイク1台に出会っただけだったなあ。


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滑る路面
雨で濡れた路面がご覧の通りの状態で、スリックタイヤでは、滑ってトラクションがかかりません。踏み込むと直ぐにツルッと。うーん。踏み込まずに座ってジリジリと登っていきます。


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視界が開けた
中間平という地点まで出ると、視界が開けてこんな感じ。まだ、雨は上がらず青空も望めません。天気どうなるのかなー。ここで写真を撮っていたら、バイクが1台登ってきました。


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関所跡に建つ石碑
途中、乗車して登るのが辛くなり押したり引っ張ったりしながら、関所跡まで到着。明治初期までは建物も残っていたようですが、今ではこの歌碑が残るのみ。


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釜伏峠
なんとか無事、釜伏峠に到着ー。いやー、疲れた。と安心している場合ではありませんでした。次の二本木峠へ向かうには、峠からさらに登らなくてはならないのでありました。途中の登谷牧場の販売店でソフトクリーム補給。たぶん今日最初のお客さんが自分だったような。


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二本木峠へ向かって登る
牧場でソフトクリーム補給して、ちょっと元気になって二本木峠を目指します。雨も上がり青空もちらほら見えるようになってきました。ああ、苦労して登ってきた甲斐があったなぁと思う瞬間です。


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カーブミラーで激写
二本木峠に近づくに従って、サツキがあちこちに咲いているのが目に入ってきます。カーブミラーで記念撮影。最近、単独行のサイクリストの間では、このカーブミラー記念撮影が定着したような? 私は「サイバーサイクリストのページ」で、これを知って、それ以来、機会のある度にやってます。


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二本木峠
記念撮影したカーブミラーから暫く行くと、二本木峠に到着。この峠はサツキに囲まれた峠です。これは、天然?移植? この峠は、サツキ見物の人が結構居ました。


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牧場の中を走る
少し晴れ間が見えてきました。後ろは県営の牧場の敷地です。こんな感じで500mから600mの間の等高線を縫うように峠を縦走します。


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粥新田峠
二本木峠から、暫く行くと直ぐに粥新田峠に到着。粥仁田峠と書いてあるものもありますこの峠の案内板は、道のピークから外れたところにあり、「?」だったのですが、やはり車道化される以前の旧道は別のところにあるようです。この峠は、秩父札所巡りの道筋として古くからの重要な街道の1つだそうです。ここでハイキング中の2名と出会いました。

3つの峠を縦走する道も、ここでおしまい。一挙に高度を下げて県道まで出ます。空は晴れても木立の中を通る道は濡れたままで、とっても滑りやすい! 速度を抑えて慎重に下ります。ちょっとでも強くブレーキングすると、特にリアタイヤはあっという間に滑り出します。


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雨は何処へ行った!?
県道まで降りてくると、空はこの通り。朝の雨が嘘のようです。が、これはこれで日焼けしちゃう(^-^; おまけに風が出てきました。県道に出たところで小休止・・・。ふと、ディスクブレーキのディスクに触ってみると、「あちっ!」ってそりゃそーか。下り途中から微妙にブレーキングの感じが変わったのは、ブレーキ自体の温度が上がったからだったのかな?


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サイクリストには有名な「落合の店」
県道の交差点にある「落合の店」。これもサイクリストには有名な目印兼休憩場所だそうです。今日は一人もサイクリスト居ませんでしたが。ここは集落の名前が落合なようですが、それとも落合さんの店なのかな? ここの交差点を曲がり、一路小川町の中心部を目指します。


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楽ちんな下り坂
一路小川に向かっている途中。交通量は少ないですね。ロードレーサーで走ったら気持ちよさそうだけど、今日はMTBなのよねー。この後、小川町から北上し再び寄居へ出て、「道の駅はなぞの」に帰還しました。その途中、コンビニで昼ご飯を買い込んで、「道の駅はなぞの」に戻り、車内で休憩していると、ぱらぱらと雨が。コース短めに設定して午後2時前に戻ってきて良かったー。


今日の走行経路です。走行距離はそれほどでありませんが、眺めを楽しめるコースでした。

GPSログはこちら「log20050515_0.gpx」です。カシミール3DGoogleEarthでご覧下さい。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


今日のルートプロファイルです。距離は51km。総上昇量は1,500m弱でした。「道の駅はなぞの」付近が標高100m、釜伏峠から二本木峠・粥新田峠が、それぞれ標高500mから600mでした。


All Photographs by Ryo Masuda 2005.
Took a photograph with IXY DIGITAL 500 by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002.


この記事は[2022.08.14]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp