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風まかせ旅紀行

富山県 越中八尾散歩


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2006年5月4日

何の気まぐれなのか、会社のカレンダーは4月28日(金)から10連休、、、。さすがに10日間も休んでいては休み明けに自分の首が絞まるということで、最初の金曜日だけは出社しましたが、それでも9連休。前半は天気が安定しないこともあって近所で大人しくしていました。後半、どこか行こうかなぁ?と考えていたのですが、ふと思いつきで富山県に行ってみることに。砺波市でチューリップが見頃だというのと(いつから花好きになったんだ^-^;)、”おわら風の盆”で有名になった越中八尾に一度行ってみたい、と思っていたからです。 実はこの辺り、石川県小松市の日本自動車博物館からの帰り道で通過したことはあるのですが、ちゃんと訪れたのは初めてでしたと思ったら、どうも隣の石川県に住んでいた小学校1年生当時、黒部周辺は歩き回ったことがあるらしい・・・。

5月3日(水)、世の中も連休後半に突入した日、午前4時半に家を出て途中友人Sと合流して関越自動車道所沢ICへ。午前5時をちょっと回った時間でしたが、既に渋滞が出始めてました。あちこち寄り道して、午後3時過ぎに砺波市に到達。その日は上和田にあるキャンプサイトで幕営となり、何と午後7時半には寝に入ってしまいました。

その夜は霜注意報が出るほど冷えて、翌朝テントは夜露でビッショリ。まあ、中はどうってことないのですが、朝ご飯を取りながらノンビリと乾くのを待ち、一旦テントを撤収。それからBD-1を展開し、車はキャンプサイトに置き去りにして八尾町に向けて出発です。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


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須蘇末峠を通過
出発してすぐに上り坂になり、須蘇末峠を越えます。この峠、2万5千地形図を見ないと載っていませんが、近くに城跡も有り、なかなか古い峠のようです。


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葎原に向かって登る
峠道を駆け下りて、国道359号を横断し、坪野の集落を通過。車も殆ど通らない道をノンビリと登ります。ま、ノンビリとしか登れないんですけど(^-^;


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熊出没注意の立て看板
道は、すぐに富山市に入ります。婦中町葎原の集落手前ですね。「熊出没注意」の立て看板が。BD-1に鈴でも付けてくれば良かったかな?


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田植え直前
婦中町大瀬谷あたりの田圃風景。苗代作りも終わって、田植え直前といった感じです。この後、あちこちで田植え風景を見ることが出来ました。


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土壁作りの・・・?
新緑と青空と、土壁作りの、、、なんだろ? 作業小屋? まさか雪隠ではないと思うんですが。母屋から結構遠かったし。


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あ、立山連峰だ
白井谷でピークを一つ越えて、下り道になった途端に残雪を被った山々の風景が。立山から薬師岳にかけてですね。よし、そのうちあそこへ登るぞー(飛躍しすぎ^-^;)


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登ります登ります
上中瀬から沢連へと向かいます。またしても上り坂です。もう見栄を張らないで2速でグルグル回してチンタラと登ります。


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新緑と桜の風景
今度は新緑と桜の風景。先を急ぐ理由もないので、立ち止まってデジカメタイム。後で車で通りかかった時に、一眼レフカメラを全く同じ風景を撮っている人がいました。おぉ、通ですなぁ。


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水田に写る立山連峰
いよいよ八尾町に入ります。水が満々と張られた水田に立山連峰が写っています。


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スラローム練習
八尾町の中心まで後ちょっとのところで、井田川を渡ります。ふと川を見るとカヌーでスラローム競技の練習をしている人が。この井田川では日本カヌー連盟主催の競技会も開かれているんですね。ご覧の通りの急流で、僕がやったら海まで流されちゃうかもね。


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八尾に来た
富山まで連れて行った3号車ことBD-1。この日も、サドルバックに応急セット、パンク修理セットなどを入れて、それ以外はDeuterのウエストバックに。


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年代物の鯉幟
越中山吹味噌の店先に掛かっていた鯉幟。なんだか妙にリアルな幟だなあ。webで調べたところ、なんと73年も前(昭和5年)に作られた和紙製の鯉幟なんだそうです。貴重な物を見ることが出来ました。

山吹味噌というと、長野県小諸市の信州味噌が思い浮かぶのですが、そちらとは全く別のものでした。


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養蚕宮の鳥居
八尾の宿の高山側出口近くにある神社、養蚕宮の駐車場に自転車を停めました。


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養蚕宮の案内板
養蚕宮は富山市指定民俗文化財になっています。その案内板。


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八尾町道諏訪町本通り線
ここが道100選に選ばれている八尾町道諏訪町本通り線。100選と言いながら104カ所選ばれているんですけどね。この通りの一本隣を走るのは国道472号。この国道472号ってのが、またとんでもない酷道で、軽自動車でも全くすれ違えない場所があったり、まあ、興味有る方は是非どうぞ(^-^;


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曳山を仕舞う風景とは珍しい
実は、前日が曳山祭りで、まさに”後の祭り”な町は閑散としていました。その代わり曳山の格納風景を目撃することが出来ました。


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断崖丘陵に広がる八尾町
町の北側はこんな絶壁。一面、石積みの壁です。右下に見えているのが井田川。河原は一抱えもあるような石がゴロゴロしています。なんせ、この町の中だけでも落差が20mもあるのですから、そりゃ石も転がろうってもんです。本当に富山の川は、上流の風景そのままに海に到達してますよね。関東の川見たら湖かと思われそう。


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駅前への道
折角なので越中八尾駅まで歩いてみることにします。井田川を再び渡り駅前通へ。しかし、閑散としてるなぁ。これでもゴールデンウィークの真っ直中なんですけどね。ま、あんなに混んでるのは関東の高速道路だけか。


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越中八尾駅
越中八尾駅に到着。雲一つ無い晴天で、めんどくさくて日焼け止めをしてこなかったことを反省する人が約一名(^-^; この日だけで真っ黒に日焼けしました。顔なんかサングラスかけていた部分が真っ白で他は真っ黒、というか真っ赤になっちゃいました。


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井田川まで降りてみました
駅の売店でアイスを買ってパクパクと補給。さて、自転車の待つ養蚕宮に戻らなければなりません。同じ道を戻っても面白くないので、駅前通りから一つ奥まった路地を歩き、井田川沿いにでます。これも折角なので川面まで降りてみます。流れが早い! 間違ってドポンっと落ちたら、そのままドンブラコと流されてしまいそうです。


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丘の夢牧場脇の坂道を登る
養蚕宮まで戻り、再びBD-1で発進。一旦北上して丘の夢牧場の傍を抜けて、国道359号へ。写真は千里トンネルに向かっての上り坂。うへぇ、アレ登るのぉ?といった感じです。この後、細い道を拾って走り、途中から国道359号に合流して砺波市のキャンプサイトへ戻りました。


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綺麗な夕焼け
この日も同じキャンプサイトに幕営することに決めて、八尾町の温泉「ゆうゆう館」に行き、キャンプサイトへと戻る途中のスーパーマーケットで食料調達。駐車場に車を止めると見事な夕焼けが、前の田圃に写って綺麗な5割り増しになっていました。目の前が棚田だったら、もっとすごい写真になったんだけどなぁ。


map20060504 今回の走行経路です。GPSログはこちら「log20060504_0.gpx」です。カシミール3DGoogleEarthでご覧下さい。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)

こうして見ると、高岡市側の平野部と富山市側の平野部の間にある丘陵地帯をエッチラオッチラと走った様子がよく分かります。富山には平らなところが無いなぁなんてぼやきながら走ってましたが、わざわざ平らじゃないところを選んじゃったらしい・・・。


log20060504-1 今回のルートプロファイルです。走行距離は37km弱ですが、800m近いアップダウンが有ったことが分かります。通りでキツかったはずです。


さすがに、埼玉県からはそうチョクチョク行ける距離ではないのですが、見所が沢山あって面白いです。でも、富山といえば、やっぱり立山連峰だよなぁ。そのうち登ってみたいと思います、ハイ。乗鞍の長野県側は一般車両通行止めになったおかげで、自転車で安心して登れるんですが(体力は別として^-^;)、立山有料道路も一般車両は規制されてるんですが、自転車もダメ、なんだろうなぁ。

このレポートは[2020.07.23]に加筆修正しました。

All Photographs by Ryo Masuda 2005.
Took a photograph with IXY DIGITAL 500 by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002.


この記事は[2020.07.23]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp