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風まかせ旅紀行

埼玉県・吉見町界隈


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2006年8月27日

この週は、木曜日の夜からクレームで急遽出張となり、陸路で山形県へ。片道340kmを4時間ちょっとで移動して、徹夜で原因調査&修理、そしてそのまま立ち会い検査。再び340kmを移動して会社に戻ったのは翌金曜日の午後8時半過ぎ。ドラマの24hourじゃないんだから(^-^; 土曜日もちょっとだけ会社に出た後、実家に物を取りに往復したりしておしまい。さすがにグッタリして、日曜日に起きたのは、ちょうど昼の12時になってしまいました。

さすがにこの時間からでは、輪行で出掛けるなんてとても無理なので、来月に出掛ける予定の新潟ツーリングに備えて予備チューブを買い求めがてら、ご近所を散歩してみようということに。簡単に昼ご飯を済ませて、5号車に乗って部屋を出たのは午後1時過ぎ。しかし、今日は涼しいなぁ。もう、なんだか秋の気配ですね。新潟ツーリングの予定も立てなくちゃ。


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荒川土手からの眺め
アパートが荒川土手のすぐ近くなので、何の苦労もなく荒川土手に到達。しかし、ドンヨリと曇っていて、今にもポツポツと雨が降り出しそう。でも、天気予報では日中は雨は降らない見込みという事で、雨具類は持たずに出てきてしまいました。ここからちょっとだけ南下して糠田橋を渡って吉見町方面へ。


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糠田橋を渡る
出掛ける前に聞いたラジオの交通情報では、夏休み最後の日曜日ということで、高速道路は渋滞している様子。ところが、どうだ、この橋は!! 車が写っていません(^-^; 別に歩行者専用じゃありません。皆さん、高速道路上で忍耐を鍛えているんでしょうね。


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道の駅「いちごの里よしみ」に到着
アパートから最も近い道の駅「いちごの里よしみ」に到着。埼玉県内にある道の駅でも、比較的新しい道の駅です。駐車場はほぼ満車に近い状態でしたが、人で一杯という訳でも無く、なーんかノンビリしてるなぁ、という感じ。


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後ろに写っているのはCocaColaの工場
道の駅にある建物の一つ。うどん屋が有るらしい・・・。これ以外にも屋台村っぽい場所や、軽食コーナーが別に有って、ひとまずここへ来れば何か食べられそうです。アパートから近いし、車だとすぐだし、こりゃいいぞ。


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吉見町観光案内
道の駅にあった、吉見町観光案内。さて、これから吉見百穴の方へ行ってみることにします。


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大沼
道の駅「いちごの里よしみ」を後にして、県道27号線を東松山方面へ走ります。この道は路肩が狭い上に、その左川はすぐに排水路になっている箇所があり、結構怖い道です。おまけに通行量が多い・・・。安全第一でソロソロと走ります。すぐに大沼に到着。「沼」の地名ですが、潅漑用の溜池です。


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「丘陵地における溜池」の案内板
大沼の傍らに立つ「丘陵地における溜池」の案内板。これだけ貯めても90ヘクタールしか潅漑出来ないんだなぁ。

この後、さらに県道27号線を進んで、国道407号線を横断して、イノウエレーシングサイクルへ。今日の目的の一つ、700x25c用チューブの購入です。近々出掛ける予定の新潟ツーリングに備えて、買い足しておこうという訳。親父さんと二言三言話してVittoriaのチューブ2本を購入。1本600円でした。


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岩室観音・・・IXYDIGITALの画角では収まらない・・
県道27号線と引き返して、吉見百穴へ。そのすぐ手前にある岩室観音が目に入ります。なんだか立派な山門だなあ。この山門の裏手の小高い丘は、松山城址で、15,6世紀の戦国時代に築城されたとされています。


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「岩室観音の石仏」の案内板
山門脇に立つ「岩室観音の石仏」の案内板。へー、四国霊場八十八カ所を模した物なんだな。


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初めて来た吉見百穴
埼玉県には割と長く住んでいますが、ここに来たのは初めてです。県民なら一度は耳にしたことのある遺跡「吉見百穴」。自転車をどこに置こうかと、入り口でウロウロしていたら、「入場するんでしたら、中に置いて良いですよー」と声を掛けられたので、遠慮無く入り口脇のちょっとしたスペースに置かせて貰いました。

おー、確かにボコボコと穴が・・・。


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「吉見百穴」の案内板
私の素人解説を書くよりも案内板を見て貰った方が早いですね(^-^ 手抜き〜


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良く掘ったもんだ
それにしても、よく掘ったものです。が、ここに穴を掘ったのは縄文時代の古代人だけではありませんでした。第二次世界大戦末期、埼玉県さいたま市(旧大宮市)にあった中島飛行機の工場を疎開させるため、ここに地下工場が建設されたのです。


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中島飛行機地下工場跡地
その地下工場跡も一部が公開されています。これまたよく掘ったものだ・・・。工場自体は、本格稼働に至らずに終戦を迎えたそうです。


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地下工場跡地の未公開部分
公開されているのは、ホンの一部で、この10倍以上の広さが、この地下に広がっているそうです。地図を持たないと確実に迷子になりそう。。。

さいたま市(旧大宮市)に有った中島飛行機=富士重工の工場も既に無くなり、今ではショッピングモールに。私は大宮市民だった頃は、まだ「富士重工」と書かれた大きな煙突が立っていたんですが。時が流れるのは早いものだ・・・。


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はにゃー〜っ
吉見百穴の傍らに建つ埋蔵文化財センターに入ってみました。なんか平和そうな顔してるなぁ、この埴輪。


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勿体ない廃屋
吉見百穴を後にして吉見観音へ行ってみることにしました。その道沿いに有った廃屋。割と状態は良さそうですね。ひょっとすると農具置き場として現役なのかも。


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「吉見観音」の案内板
県道を離れてしばらく細い道を行くと、吉見観音こと安楽寺に到着。その由来は1,200年前とも言われているそうで。


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立派な仁王像
立派な仁王像を左右に構える仁王門。こちらは埼玉県指定建造物。一部だけ朱色が施されているんですが、ちょうど良いアクセントになっていて綺麗です。


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紅葉の時期も綺麗だろうなー
仁王門手前にはモミジが。紅葉の季節も綺麗でしょうね。IXY DIGITALだと光量不足でぶれちゃいました。ということで、この写真だけはクリックしても拡大表示になりません。ごめんなさいm(-__-)m


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江戸初期建立の三重塔
こちらは三重塔。高さ24.3mで350年前に建築されたものだそうです。バックが青空だったら朱色が映えたかな?


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吉見観音から八丁湖へ
吉見観音を後にして、近くの八丁湖へ行ってみることにします。道案内に従って進むと、前方にオバちゃんが二人。あれ? 県道の交差点ですれ違った人達だ。吉見観音には寄らずに来たのかな?


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八丁湖
吉見観音から直ぐの八丁湖。近隣に多数ある灌漑用溜め池の中でもひときわ大きく約5.2ヘクタール有るそうです。そのためかどうか分かりませんが、「沼」ではなくて「湖」なんですね。


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八丁湖の管理人さん?
八丁湖の管理事務所(閉まってましたけど)に居た、小さな管理人さん。もう一人居たけど、毛並みがそっくりだったし大きさもそっくりだったから兄弟かな?


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ふるさと歩道案内図
八丁湖の締め切り堤防上にある「ふるさと歩道案内図」 お隣の東松山を中心として、この辺りもウォーキングに訪れる人も多いんでしょう。


今回の走行経路です。走行距離は30km弱。3時間ほどのお散歩でした。

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このレポートは[2020.07.23]に加筆修正しました。


All Photographs by Ryo Masuda 2006.
Took a photograph with IXY DIGITAL 500 by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002.


この記事は[2020.07.23]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp