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風まかせ旅紀行

新潟県 越後湯沢-小千谷-長岡 vol.1



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2006年10月15日(日)
前日の土曜日は、色々有って遅れ気味な仕事をちょろっとでも進めておこうと怪社にいました。と書くと殊勝な行いのように聞こえますが、耳はラジオのイヤホンが(^-^; 天気予報を見たり聞いたりすると、まるで何処かに行ってこいと言わんばかりに「秋晴れでしょう」と言っています。
こーなると何処かへ行きたいよ〜虫が疼きます。来週末は那須塩原方面を歩く予定なので、今週は自転車ツーリングにしようということで、前もってプランしておいた「越後湯沢〜小千谷」を走ることにしました。

時刻表を調べて、と言っても昔のように分厚い時刻表をめくる訳ではなく、webでチョロッと調べて、熊谷駅7時12分発の「たにがわ401号」越後湯沢行きに乗ることにします。バタバタと必要な物をDeuterのザックに詰め込み、1代目5号車を軽く整備して、23時過ぎに寝てしまいました。

日曜日の朝、5時50分に鳴った時計で目を覚まします。うーん、やっぱり眠いなぁ〜。次の新幹線(7時48分発)にしちゃおうかなぁと6時過ぎまでウダウダしていましたが、やっぱり7時12分の新幹線に乗ろう!とバタバタと出発。最寄りの在来線ホームに降りたのは、電車の来る2分前でした。なんか、ヤビツ峠行きの時と同じで、ギリギリです(^-^;

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


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久しぶりの200系新幹線
熊谷駅に到着して、新幹線の切符を買い求め新幹線ホームへ。未だ時間があるのでKIOSKでパンを仕入れて、ホームでパクついていると、程なく始発の新幹線が入線してきます。天気良いし日曜日だし行楽の人で混んでるかな?と思いきやガラガラ。越後湯沢までの1時間、悠々と座ることが出来ました。


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国境の長いトンネルを抜けると、、、
午前8時4分、越後湯沢駅に到着。早速自転車を組んで、西口から外へ出ます(つまり建物内で自転車を組んだ^_^;)。見上げると、まさに秋晴れ、天気は最高。


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三国街道の踏切
駅を出て一旦南に向かい、三国街道の踏切を渡って駅の東側、つまり国道17号線側に出ます。


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湯沢町内を駆け抜ける
朝早くて、人もまばら、車も少ない湯沢町内を駆け抜けます。道路の真ん中に備えられた消雪パイプが、新潟県に来たことを実感させます。川端康成の「雪国」の碑を眺めていこうと追っていたのに、通り過ぎてしまいました。


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国道17号に合流
ガーラ湯沢駅が近づいてきたところで、国道17号に合流。余り国道は走りたくなかったのですが、思ったよりも通行量が少ない上に路肩が広いので、快適に走ることが出来ます。最も路肩が広いのは自転車のためを考えたわけではなく、冬の除雪を考えて、のことなんですけどね。


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再び裏道へ
石打駅に近づいてきたところで、再び裏道へ。もうちょっと手前から裏道に入る予定だったのですが、調子良く国道を快走するうちに通り過ぎていました。民宿が並ぶ裏通りもシーズン前は静かなものです。最近はどこのスキー場もお客さんが減っていると言うけど、湯沢はどーなんだろうな?


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道祖神に今日の無事を祈る
裏道に入って直ぐに道祖神を見つけました。古くからの道である何よりの証拠です。


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上田観音札所 第壱八番札所 東之木観音
石打駅前を通り過ぎて、道なりにノンビリと進みます。君沢の集落の中をクランク状に曲がると立派な御堂が。湯沢から六日町にかけてに散在する上田観音札所33カ所のうちの1つで、18番札所の東之木観音堂。こういった各地の札所って結構あるんですね。新潟だけでも、このほかに「越後」「蒲原」「魚沼」の三十三札所があるらしいです。


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国道17号を横断
上の御堂から程なくして裏道は国道17号に吸収されてしまいますが、直ぐに反対側に分岐点が。写真左側が国道17号、右側に入っていく道を辿ります。


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各所に見られる石仏群
「中」の集落で、再び石仏群に出くわします。写真の右外には大きな二十三夜塔が2基建っていました。新潟のこの地方では信仰が盛んだったのか、結構あちこちで見かけました。


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趣のある道を進む
国道17号からちょっと裏道に入るだけで、こんなに静かで趣のある道があるとは。自動車で移動していると、なかなか進入してみる気にもなれません。自転車だから出来る技かも。


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再び国道17号を渡って塩沢駅
再び国道17号を横断して塩沢駅まで来ました。でも出発地点の越後湯沢から、まだそれほどの距離走ってないんだよなぁ。


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実は殆どの建物が新築
駅の周辺では、こんな商店が軒を連ねる風景が。でも、これ、実は大半が新築の建物。昔の風情を取り戻そうと努力中。雁木作りまで復活させるとはさすが。でも、前の道がちょっと広すぎて、なんとなく不釣り合いですが。栃尾市街なんか昔のままの通りが残っていて、とても良い雰囲気なんですよねー。


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ここへ来るのは2度目だけど
鈴木牧之記念館にやって来ました。実はここへ来るのは今年2度目。3月にスキーの帰りに立ち寄ったことがあります。その時は入館しませんでしたが。今回はというと、やっぱりパス(^-^; この先、どれ位時間が掛かるか不透明だったので、先を急ぐことにします。中を見学するのは又の機会に。


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六日町を目指して北上
鈴木牧之記念館を後にして、六日町駅を目指して北上します。しかし殆ど車が来ないんだよなー。


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国道291号沿いの吉祥院
竹俣の集落付近で、またまた国道17号を横断して、国道291号線に合流します。合流地点から程なくあるのが吉祥院。


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雪国の特徴的な茶色い道が続く
六日町駅近くの国道291号。消雪パイプからの水で茶色くなった路面に、雪国に来たことを印象付けられます。冬になると、消雪パイプのありがたさがよく分かるんだよなぁ。下宿の前の道はちょうど消雪パイプが無くなる地点だったんだよなぁ(^-^; 冬になると道路一面、圧雪された雪でスケートリンク状態になってました。


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六日町駅
他の上越線の駅に比べるとやたら立派な六日町駅に到着。そう、ここはJRだけでなく、北越急行の駅でもあるんですね。


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駅前通りはお祭り
日曜日の恒例なのか、駅前には小さな歩行者天国が出来ていて、露店が並んでいました。


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五日町駅近くからの八海山山塊
六日町駅前を後にして、お隣の五日町駅を目指します。途中、県道がいきなりダートに変わってビックリ。仕方なく国道17号線へ迂回して、「奥」の交差点から再び県道へ入って五日町駅へ。駅のちょっと手前から見た風景です。見えているのは八海山ですね(奥の高い方の峰)


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度々現れる石仏群
五日町駅をちょっと過ぎたあたりにある石仏群。ずらりと並ぶ姿は壮観です。一番左の方に二十三夜塔も見えてますね。一番高い灯籠はしっかりと雪囲いしてありました。ちなみに自転車は進行方向と逆を向いてます。いったん通り過ぎてから戻って来たもので(^_^;


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毘沙門堂山門まで来た
スイスイと走って浦佐の毘沙門堂までやって来ました。小千谷をゴール地点と考えると、残りの道程は半分以下です。GPSで時間を確認すると、まだ10時半前。小千谷には昼過ぎに到着してしまいます。それなら長岡まで行った方が帰りの新幹線に乗るのに便利です。そこで、今日のゴール地点を小千谷から長岡に変更。


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水の青色が鮮やかな魚野川
浦佐から多聞橋で魚野川を渡り、八色原側を走ります。しかし今日の魚野川は本当に青い!! 空より青いです。


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ストレート
八色原の県道232号線。車が来ないのを良い事に車道のド真ん中で撮ってみる(^-^;


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上越線と魚野川に挟まれた
そのまま県道232号線を辿り、福山橋で再び魚野川を渡って上越線沿いへ。ちょうど上越線の普通電車ががやって来ました。この辺りは魚野川の両側に山裾が迫ってきているため、幅1.5kmの間に上越線、上越新幹線、国道17号、国道291号がひしめいています。


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和南津トンネル 恐怖の歩道
そのまま上越線沿いに国道17号線を北上し、小出駅越後堀之内駅北堀之内駅を通過。そのまま和南津トンネルに突入。トンネルの中は狭〜い歩道なので、乗って走るのは危険。押して歩いていたら目の前に壁??? 中越地震の際に崩落した部分を修復した部分なんでしょうね。 川口町(現・長岡市)側の数十メートルだけ、トンネルの断面が一回り小さくなっています。


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走行経路1
走行経路1、越後湯沢駅から六日町駅までの走行経路です。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


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走行経路2
走行経路2六日町駅から和南津トンネルまでの走行経路です。

レポートはVol.2に続きます・・・


このレポートは[2019.05.06]に加筆修正しました。

All Photographs by Ryo Masuda 2006.
Took a photograph with IXY DIGITAL 500 by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002.


この記事は[2020.06.06]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp