風まかせ旅紀行
群馬県 下仁田-富岡-安中界隈
2006年10月29日
前日の土曜日、夜9時近くまで会社に入り浸っていて、さて明日日曜日は何をしようかな〜と天気予報を見ると関東地方はどこも降水確率20〜30%で曇マークばかり。これじゃぁ、ポタリングは無理かなぁ?と思ってのですが、降られるのは覚悟の上でご近所の群馬県へ行ってきました。新潟県や長野県に出掛けるときは必ず通過する県ですが、最初から群馬県内をポタリングする目的で来たのは初めて。群馬と言うと、どうも、どっちを向いてもアップダウンばかりなようなイメージが有ったので、今まで避けていたんですが。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。
午前7時前にBD-1と共にアパートを出発して、東松山ICから関越自動車道に乗ります。藤岡JCTで上信越自動車道に入って、下仁田ICで高速道路を降ります。国道254号を東に向かい、セブンイレブンで朝ご飯代わりのパンと、走行中用の補給食を買い入れて、「道の駅しもにた」に到着。「道の駅しもにた」を出発して、少しだけ国道254号を長野県方向に走ったあと、県道193号線を走ります。車も殆ど来ないし快適〜。ただし登りですが。雰囲気は山の中ですが、標高は大したこと有りません。
道幅もぐっと狭くなりセンターラインも無くなって峠道の雰囲気です。実際に峠道なんですが、2万5千地形図にも峠らしい名前は付いていません。
峠にぽつんと道祖神がありました。けど、建てられたのは車道開通時みたいです。古い峠はここを通っていなかったのか、車道化されて初めて出来た峠なのかな?
峠を下っていくと快適な2車線道路が復活。ここら辺は作り直されてから、あまり時間が経ってないみたいですね。
この辺りは、古い民家が数多く残っているのがよく目に付きます。大きい家が多いですね。養蚕をやっていた家だろうか?
県道193号線を走っていくと「大塩湖」の案内板が。湖と言ってもダムなんですけどね。ちょっと寄り道していくことにします。結構高さのある締め切り堤防を上っていくと、こんな風景。
甘楽町に入って、道なりに進んでいくとT地路になっています。さて、どっちへ行こうかな〜とGPSの画面を眺めているとカメラマークが出ている場所が。カメラマークは観光スポットを示すのですが、結構小さな見所もちゃんと入力されていて、マップソース制作者の
カメラマークに従って行ってみると、それは雄川堰でした。詳しくは案内板をどうぞ。
名水百選にも選ばれている生活用水だそうです。ちなみに生活用水路自体が100名水になっているのはここだけ。この風景を見て、郡上八幡にも行ってみたくなりました。
雄川堰を後にして、県道197号線を北に向かうと、上信電鉄の上州福島駅に出ます。ローカル線の小さな駅の雰囲気抜群。なんだかHOゲージの懐かしい駅でも見ているような気分です。最近の都心の駅は綺麗だけど味気ないし、なんだか居場所がない感じだもんなぁ。
塩畑堂橋で鏑川を渡り、安中方面へ。途中道ばたで見つけた幼稚園のドーム。プラネタリウムかな? 単に丸い屋根だったりして。でも、これだけ完璧に施工されてるから、たぶんプラネタリウムだと思います。久しく行っていないなー、プラネタリウム。昔はチョクチョク行っていたものですが。
県道10号線、高崎富岡選に合流です。桑原の辺りには木材関連の工場が集まった場所があります。
県道10号線を離れて、磯部方面へショートカットすべく水境の集落付近から脇道へ。道を曲がった途端に沢山の石仏が並んでいました。どうやら昔から有る道らしい。
坂道をエッチラオッチラと登っていくと、こんな景色を見ることが出来ました。今日一番の展望かな?
信越本線を越えて信越本線の北側に出ます。昔は「特急あさま」が頻繁に行き交った、文字通りの「本線」だったのですが、今は横川駅が終点の盲腸線になってしまい「信越本線」の看板が似合わない状態。
磯部駅に向かっていると、後ろからMTBが来て走り抜けていきました。おっ。細めのスリックタイヤに履き替えている! なかなかのマニアとお見受けしました。
セブンイレブンで休憩していると、「県指定重要文化財」の案内板が。直ぐ近くだったので寄ってみるとに。行ってみると、それは五輪塔でした。なんでも鎌倉時代のものらしい。
その「県指定重要文化財 松岸寺の五輪塔」の案内板。
磯部駅にやって来ました。磯部温泉の玄関ですが、駅前は閑散としてました。キオスクまでお昼休み。
駅前にある旧家。一見状態良さそうに見えるんですが、瓦もずれてきてるし、雨戸も抜けちゃっている所があるし。うーぅん、これだけの家なのに勿体ない。
磯部駅から県道48号線を走って、下仁田方面に戻ります。途中見かけた煉瓦造りの倉庫。
その倉庫と、道を挟んで反対側には花を付けた木が。え?桜が咲いている? どうやら冬桜のようです。11月から3月にかけてが花の時期だそうです。へーーーー。この木なら冬でも桜の撮影が出来るんだなぁ。
田圃の中を進んでいきます。刈り取りの終わった場所、これから刈り入れの場所、向こうに見える山は、神流町の赤久縄山(1,522m)かな? 塩之沢峠、塩沢峠もこっちの方向ですね。そのうち越えてみたいとは思ってますが。
南蛇井(なんじゃい)から千平へ向かって上信電鉄に沿って進みます。やって来たのはワンマン運転の列車。結構頻繁に走ってます。
再び鏑川を渡ります。もう「道の駅しもにた」は直ぐそこです。
今回の走行経路です。走行距離は52km、累積標高は970mでした。群馬県だけを走りに行くのは、実は初めてだったのですが、行き当たりばったりのプランにしてはなかなか面白いポタリングでした。本当は中山道を走ってみたかったのですが、ショートカットしてしまった(^-^;
GPSログはこちら「log20061029_0.gpx」です。カシミール3DやGoogleEarthでご覧下さい。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。
ルートプロファイルです。最初のピークが名無しの峠です。
All Photographs by Ryo Masuda 2006.
Took a photograph with IXY DIGITAL 500 by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002.
この記事は[2022.03.26]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp