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風まかせ旅紀行

神奈川県・小田原市 曽我梅林界隈


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2007年2月11日

世の中は2月で唯一の3連休初日の土曜日。ラジオの交通情報では高速道路の渋滞情報が流れる中、自分は何をしているかと言うと、やっぱり会社で作業中。月曜日も出勤日なので、3連休はどこへやら、結局、休みは日曜日しか無い状態に。

日曜日は天気良いようだし、何処か良いポタリングコースは無いかなぁとwebを巡っていると、「曽我梅林」の情報が目に入ってきました。神奈川県小田原市なら、ちょっと遠いけど、電車乗り継ぎ無し(湘南新宿ライン)で帰ってこられるし、良いかも! という事で早速プランニング。朝最初の湘南新宿ライン平塚行きに乗り、終点平塚駅から、裏道を広いながら曽我梅林付近まで、到達。その後、小田原駅までフラフラと走り、小田原駅発の湘南新宿ラインで戻ってくるルートです。全然プランになってないし(^-^

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)

予定走行距離も短いし、写真撮る度に停まることになるので、スタンドが付いているBD-1で行くことにします。前日の夜にパパッと準備して、久しぶりにBD-1を点検。なんかリアホイールの調子が悪くてゴロゴロしているんですが、自分ではどうしようもないので、チェーンの清掃・グリスアップと、ホイールのブレーキ当たり面の清掃だけして終了。うーむ、スプロケットを脱着する工具買おうかなぁ? が、使う頻度が非常に少なそうだし・・・。


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夜明け前のグリーン車の車窓
翌日、朝5時半過ぎに起きて、6時過ぎに駅へ向かいます。お目当ての平塚行き電車は6時半過ぎ。10分近くの余裕を持ってホームへ、辿り着きました。今日、日中は割と暖かくなるらしいということで、長袖Tシャツ+半袖Tシャツ+薄手フリース+GORE-TEX素材のレインウェアという、冬にしては軽装備な格好。ウィンドブレーカではなくてレインウェアを着ていったのは、GORE-TEX素材が風を通さず暖いので、自転車ツーリングのアウタージャケットとしても使えるからなんです。


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今日のお供は3号車
午前9時に平塚駅に到着。南口でBD-1を展開していると、早速お客が(^-^; なかなか目の付け所が鋭く「このペダルはここで外れるの?」と聞いてきたので、三ヶ島製作所製ペダルの実演販売。「ちゃんとこんなのが有るんだなぁ」と感心して去っていきました。


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まだ風も穏やかな川面
今日は何も考えず、Garmin eTrexの液晶画面に表示されるルートマークを頼りにヘロヘロと進みます。県道で花水川を越えます。


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白岩神社の境内
東小磯から西小磯にかけて国道1号で移動したあと、東海道本線を潜り抜けて県道へ。ちょうど白岩神社に出たところで、体が温まってきて暑くなってきたので、アウターウェア代わりのレインウェアを脱いで、ウエストバッグへ仕舞い込みました。んが、そうすると、財布とかがウエストバッグに入りきらない(^-^; 荷物をフロントバッグやらサドルバッグやらに分散させてなんとか仕舞い込みました。


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東海大学医学部付属大磯病院の道
東海大学医学部付属大磯病院の入り口の信号。この辺りは道幅が狭い上にバスが来るので要注意。実は、この背後にバスが迫っているのでありました。画面左の駐車場入り口に入って、バスを先に通しました。


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空が広いローソン
百合ヶ丘に広がる住宅街の坂道をエッチラオッチラ登って小田原厚木道路を潜り抜けると、ちょっとしたダウンヒル。押切川沿いにローソンを見つけて、今日最初の大休止です。平塚駅を出てちょうど1時間経過した所でした。


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軽装備で登り続けるロードレーサー氏
ローソンを出発すると、すぐに広域農道やまゆりラインに入ります。この道は、東名高速道路の中井ICから小田原市内に向かうルートとして使われているようで、周りの風景とは裏腹に、交通量が非常に多いので、要注意です。
さて、登りだして直ぐに有った梅の写真を撮っていると、黄色いウインドブレーカの目立つ自転車が後ろから登ってきました。お、仲間だ。向こうもそう思ったんでしょうか、殆ど同時に「こんちには〜」と声が出ました。停まることなく登り続けるロードレーサー。こっちよりギヤ比高いだろうに、凄いなぁ。


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瀬戸内海風 行ったこと無いけど
ギアを2速に落として、グルグルとクランクを回して登り続けます。意地でも押すもんか〜、って程の斜度じゃないんだろうな、きっと。登っていくうちに斜面にミカン畑(と思われる)が広がる風景が、どことなく瀬戸内海の風景に重なります。とか、書いておいて、自転車連れては行ったこと無いんだな、瀬戸内海方面。クレーム出張では何度か行っているんですが。


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やまゆりラインの梅
やまゆりライン脇にも梅が咲いています。ここでこれだけ咲いているのなら、期待できるかも。


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久しぶりに相模湾を見た
高山(標高246m)のピークを南側へ回り込むようにして走っていくと、眼下に小田原市街が見えてきます。ちょっとだけ相模湾も見えるし、その先の真鶴岬から伊豆半島にかけてもうっすらと見えています。


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今年は富士山の雪も少ないような気がする
ピークを過ぎて下りだして直ぐに、やまゆりラインを外れて脇道へ。ちょうど等高線に沿って北に延びる農道(?)を行くと、今度は正面に富士山が見えてきます。


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広がりのあるアングルだなぁ
斜面に立っているので、眼下は梅林が広がり、その向こうには富士山が望めるという、なかなかの風景。そうそう、今回はPowerShotG5にRaynoxのx0.66のワイドコンバータレンズを付けていったんですが、中心以外は絵が流れまくってます(T_T こんなに酷かったっけなぁ? 結構高かったんだけどなぁ。最も最初はPowerShotG1用として買ったから、なんか違うのかも。今度確認しておこうっと。


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枝先はまだつぼみが多いかな?
さらに移動していくと、梅の枝の合間から富士山が見えるポイントが。満開にはちょっと早かったみたい。


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マクロ作例1
マクロモードで花に寄ってみます。空が背景だと味気ないかな?


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マクロ作例2
今度は背景に梅林を入れてパチリ。まあ、何も考えずにパチパチ撮っている時の方がベストショットが出来たりするんですよねー。


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この花の青色って結構好きな色
足下にはちっちゃな花のオオイヌノフグリが、沢山。G5のマクロモードじゃこれが精一杯。


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マクロ作例3 もうちょっと寄れたかも
上の撮影ポイントから、少し移動して別の場所へ。Garmin eTrexを頼りに、ほとんど迷い込んだといった方が正しいんですが。


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静かで落ち着く観梅ポイント
観光協会で配っているマップのコースから外れている為か、ほとんど人が来ない静かな場所です。しばらくこのポイントで撮影&小休止していたんですが、通りかかった人はたった2人でした。


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頭しか見えない富士山
梅の花の向こうにポコッと頭を出す富士山。ちょうどお昼頃なので、枝の影が黒々と写ってしまいますね。午前中の早い時間帯だったら、影が目立たなくて梅が白く輝く景色が撮れそう。が、そんな時間帯には日帰りでは無理だなぁ(^-^;


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見事な紅梅
さらに、Garmin eTrexを頼りに曽我神社に向かってにヘロヘロと進んでいくと、法輪寺への入り口路地から鮮やかなピンクが見えます。紅梅かな? みんな何を見上げているかというと、紅梅の見事さ、も有るんですが、鳥が10数羽、同じ木に停まっているの見て「へぇ〜」となっているところだったりします。


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ちょうどお昼の宗我神社

法輪寺からちょっと行くと、宗我神社です。ちょうどお昼時で境内でお弁当広げる一団が。あー、そーゆーのも良いなぁ。こちらは指をくわえて見てるだけ〜(^_^;


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曽我神社の由来
鳥居の脇に立つ曽我神社の由来。ど真ん中にサッカーボールの跡が、ベターンと付いてたりするんですが、蹴って、これに当てたなら、有る意味天才だ。


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丸い寄生木があちこちに
同じく鳥井脇に聳える木。丸い寄生木がポコポコと見えます。ところで何の木だろ?


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御殿場線の踏切を渡る
風も強くなってきたし、午後早めの電車に乗って日没前に部屋に帰りたいので、梅林を後にして小田原駅方面へ向かいます。写真は途中の御殿場線の踏切。戦前はこっちが東京-名古屋間の本線で、複線だった時代もあり、線路脇に線路跡が残ってます。


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二ノ宮総本家屋敷跡
酒匂川を報徳橋で渡り、直ぐに南へ向かい、東栢山の町内に入ります。2万5千地図にある最初の石碑マークの位置にあるのがこれ。二宮総本家屋敷跡の碑です。碑の基礎部分は由来が書いてあります。


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当時の雰囲気が感じられる屋敷跡付近
屋敷跡付近を通る道沿いは、道の脇に水路が走り、屋敷が並んでいた当時の雰囲気が伝わります。


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二ノ宮尊徳遺跡案内図
小田急線の富水駅前にある「二宮尊徳遺跡案内図」。遺跡って名前だと、なんだか大昔の話に聞こえるんですが、実はそれ程昔の話ではありません。160年位前の話です。私も名前だけは知ってるんですが、何した人だったっけ?


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16年ぶりに来た小田原城
最期にちょっとだけ小田原城跡に寄ってみました。小田原城跡に来るのは、某学校に入学直後の研修旅行以来だから、なんと16年ぶり。もう16年も経っちゃったのか・・・。さすがに桜はまだ咲いてませんでしたが、梅を見に来る人達がイッパイ。桜が咲く頃には、また大勢の観光客でにぎわうんだろうなぁ。桜の見頃には、大混雑する首都圏のメジャーな観光地を避けて、新潟、秋田方面に足を伸ばしてみようと思ったのでありました。


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帰りもグリーン席
帰りは小田原駅から輪行。行きと同じくグリーン車でノンビリゆっくり首都圏大横断です。なんせ2時間以上の乗りっぱなしなんだから、昔の特急感覚。


今日の走行経路です。GPSログはこちら「log20070211_0.gpx」です。カシミール3DGoogleEarthでご覧下さい。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


小田原市内に入ってから、予定ルートを途中で切り上げましたが、平塚から曽我梅林に至るまでは、ほぼ予定通りのコースを走りました。というか、地図を持って行かなかったので、Garmin eTrexの指し示すルートポイントをなぞっただけなんですよね(^-^;


ルートプロファイルです。走行距離は約39km、平均速度は約8.6kmでした。今回は、走行距離を抑えて、その分の時間を写真撮影に充てたんですが、こういうポタリングも良いですよね。


All Photographs by Ryo Masuda 2007.
Took a photograph with PowerShotG5 by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002.


この記事は[2021.01.04]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp