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風まかせ旅紀行

群馬県 中山道@高崎-横川


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2008年4月6日(日)

前日の土曜日は、埼玉県鴻巣市から群馬県高崎市までの中山道を辿りました(途中端折ってしまいましたが)。翌日も天気は良いみたいだし、朝起きられたら、高崎市から先の中山道を辿ってみようかな〜と思いつつ帰宅。そして翌日曜日。起きたのは午前9時過ぎでしたが、午前10時過ぎの電車に乗れば、高崎駅を午前11時過ぎには走り出せるぞ! ということで、ツーリングにしては遅めの出発。元々高崎−横川ではそれほど距離有りませんし、時間は十分に取れそうです。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


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高崎駅出発

目論み通り、午前11時15分には高崎駅前を出発することが出来ました。今日のお供は3号車ことBD-1。走行距離短いですし、数分で畳んで輪行袋に格納できるので、ヒョイッと輪行に出掛けるにはもってこいです。

今日の装備は、サドルバッグに輪行袋とポンプ・スペアチューブ・工具類、あとはDeuterのウェストバッグという出で立ち。


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緑化フェアで花いっぱいな通り

駅前は「第25回都市緑化ぐんまフェア」ということで、鉢植えの花が彼方此方に置かれていました。しかし、この通りは、電線の地中埋設が終わって、空がスッキリしましたね。


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直進するのが中山道 右へ行けば三国街道

本町の交差点。真っ直ぐ進むのが中山道。写真右へ続くのが越後へと続く三国街道。越後湯沢から向こう側は辿ったことがあるけど、これを辿るのも今後の課題の1つだな。


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街道っぽくなってきた

さて、上の交差点を直進すると、道幅が急に狭くなり、旧街道の雰囲気が漂い出します。


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「旧中山道」の道案内

常盤町の交差点に建つ「旧中山道」の道案内。これに従って右折し烏川に掛かる君が代橋を目指します。


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君が代橋の親柱

現在の君が代橋は、国道18号と国道406号の合流地点でもあり、上下2層と大掛かりになっています。その近くに置かれているこれは、先代の君が代橋の親柱。


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上下2層になった新君が代橋

上の写真の親柱を背にして振り向くと、歩行者・自転車の経路を示す案内板があります。これに従って君が代橋を渡ります。


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今日は雲一つ無い良いお天気

烏川を渡ります。川沿いに建つひときわ目立つビルは、確か高崎市役所。県庁ビルかと思うほど立派な建物ですが、群馬県の県庁所在地は高崎市ではないんですよね。


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バスが出てきたのが中山道

君が代橋を渡った先は、直進せずに、横断歩道を渡って国道406号へ入ります。一つめの交差点は旧国道18号、その次の交差点でバスが出てきてた路地が中山道です。


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道しるべ

分岐点には道標が建っています。「右くさつ道」って読めるんだけど、もう片方はなんだろ?


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下豊岡から西へ向かう

車も少ないし、快適に走れます。


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上豊岡本陣

上豊岡の本陣は今なお健在で見学することが出来ます。7宿ウォークラリーなんてやってるんだなぁ。


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本陣の反対側に居る石仏

本陣とは道を挟んで反対側にあった道祖神。右は二十三夜塔ですね。


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藤塚の一里塚

程なく中山道は現国道18号に合流して、碓氷川の土手沿いを行きます。そこから見えるのが藤塚の一里塚。


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寒念仏橋供養塔

上の一里塚からほど近い所(もちろん中山道沿い)に、橋供養塔という珍しい塔が建っています。享和2年(1802年)に建立された物だそうで。200年超か。


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双体道祖神

板鼻で現国道18号を離れて旧国道18号へ、そしてすぐに中山道へと入ります。分岐点からすぐに建っている双体道祖神。左に「天満宮」の石碑がありますが、これは初めて見た気がします。


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第九中山道踏切で信越本線を渡る

第九中山道踏切で信越本線と交差します。しかし、横川-軽井沢間が廃止された今となっては、信越本線の字も空しく見えます。「信」にも「越」にも行くことが出来ない盲腸路線だもんなぁ・・・。


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板鼻宿

なんだか、人通りが少なくて異様に静かな板鼻宿を走り抜けます。たまに見掛ける人は、街道歩きの人だったり。


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板鼻宿本陣跡

安中市板鼻公民館になった、板鼻宿本陣跡。


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ちょうど中宿の対岸にあたる場所

板鼻宿を後にした中山道は、旧国道18号にかかる鷹之巣橋の少し上流側で、碓氷川を渡っていたらしいのですが、そんなことは忘れて直進してしまいました。安中市総合運動公園沿いの道を西へ移動して、下萬別当から久芳橋の西側に合流します。少し高くなったところに、古い石碑が沢山集まっている場所が有ったので、この辺りに中山道があったんじゃないかなぁ〜などと勝手に想像。


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安中宿

安中宿に入りました。本当に坂の上にあるサカウエ薬局。続く家々も宿場当時の雰囲気を残しています。


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安中原市の杉並木

安中宿の外れにある国指定天然記念物の安中原市の杉並木。1800年代に植樹が始まったとされていますが、今ではさすがに当時植えられた杉は僅かになっています。天然記念物に指定された1933年当時には300本超あったとされていますが。


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BD-1と同サイズ

幹の直径が、ちょうどBD-1と同じくらい。周辺はコンクリートとアスファルトで覆われていて、枯れないのが不思議。


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明治天皇原市御小休所

昭和9年に建てられた明治天皇原市御小休所の石碑。旧街道には必ずと言っていいほど現存していますね。この近くには左側には原市高札場跡も有るそうですが、見落としたか・・・、単に停まらなかったのか、忘れちゃった・・・。


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八本木立場茶屋

杉並木から1.5km程来ると、八本木立場茶屋があります。結構立派な建物だなぁ。


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妙義道常夜燈

八本木立場茶屋から3kmほど来ると、現国道18号に合流します。そこに立っているのが妙義道常夜燈。国道拡幅時に、元々の場所から50mほど移動させたそうです。少し国道を走ってから中山道に入ります。ちょっと行くと正面に浅間山が見えてきます(トップの写真)


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松井田宿

松井田宿にやってきました。旧国道だけあって広い道ですが、ビックリするぐらい車が来ません。日曜日だからかな?


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どっと混むイベント広場

町の中心部にある、ちょっとした休憩スペース。松井田宿のマップもここで入手できます。松井田宿を通り抜けて、まっすぐ行くと現国道18号に合流しますが、中山道はその手前で、左に入っていきます。その先は信越本線を阻まれて、向こう側に行くことが出来ませんが。


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高速道路下を通る中山道

上信越自動車道の高架下を潜り抜けて続く中山道。上の高速道路は頻繁に通っているのに、この道を行くのは初めて。


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五料茶屋本陣

五料茶屋本陣に到着。現国道18号は幾度となく通っているのですが、立ち寄るのは初めて。といってもこの日は中まで入らず、本当に立ち寄っただけ。


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五料茶屋から、さらに西へ

ここまで来れば横川までは、もうチョットです。この先、一旦、現国道18号に合流しますが、すぐに信越本線を北側に渡るのが中山道。しかしその先で、再び信越本線に阻まれて行き止まりということで、そのまま現国道18号を行くことに。


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コンビニ駐車場裏の石仏群

御所平にあるコンビニの駐車場裏にある石仏群。右の道祖神は字体から見ても古そうですね。


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第十五中山道踏切を渡る

第十五中山道踏切を渡り、信越本線の北側へ。もう横川駅は目と鼻の先です。


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横川駅到着

横川駅に到着。「特急あさま」の時代には、よく乗った路線ですが、横川駅自体で乗り降りしたことが無く、従って今日が初めての横川駅。特急と電機が頻繁に出入りした駅ですが、駅舎自体はこぢんまりしてますね。


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駅前にあるおぎのや

帰りの電車の時間は〜と見ると、30分ほど時間があります。なら、ここまで来て食べない手はない。思えばここまで補給食とお茶だけでしたし。釜飯とお茶を買って、外のベンチで遅い昼ご飯となりました。


走行経路1です。GPSログはこちら「log20080406_0.gpx」です。カシミール3DGoogleEarthでご覧下さい。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)

途中、中宿の辺りで辿り損ねてしまいました。ちゃんとした下調べして、Garmin eTrexにルート転送しておけば良かったなぁ〜。相変わらず準備がおろそか・・・。


走行経路2です。これで、鴻巣宿(の外れ)から横川宿まで来ました。軽井沢宿から先は望月宿までは辿ってますし・・・。やっぱり碓氷峠が大きな関門だな。旧国道18号は自転車で下ったことはあるのですが。


ルートプロファイルです。距離約32.8km、標高差は約300m。登り一辺倒な道でした。時間がある方は、横川駅出発のほうが楽ってことですね。


関連情報

街道情報で参考したページ

All Photographs by Ryo Masuda 2008.
Took a photograph with IXYDIGITAL 810 IS by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
Special Thanks 'カシミール 3D Ver.8.8.0' 1994-2008 Sugimoto Tomohiko.


この記事は[2024.01.09]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp