風まかせ旅紀行
埼玉県 三峰口-長瀞-熊谷ポタ(3回目)
2009年10月04日(日)
9月は仕事の関係で新潟県と埼玉県を行ったり来たりと落ち着かない状態で、なかなか走りに行くことが出来ませんでした。10月になって漸く少し落ち着いたので、埼玉に戻ってきていた日曜日、入手したばかりのユピテル ASG-1のテストの試用も兼ねて、久しぶりに秩父鉄道の終点三峰口から熊谷まで走ってみることにしました。三峰口から熊谷まで走るのはこれが3回目になります。
アパート最寄りの駅からJR高崎線の熊谷駅まで輪行。そして秩父鉄道に乗り換えて、終点三峰口まで1時間半、さらに輪行で移動。
朝7時28分に熊谷を発車する電車が入ってきました。前回2回とも車内はガラガラだったのですが、今回は様子が違いました。後で知ったのですが、この日は秩父鉄道主催のハイキングが開催されていたんですねぇ。
各駅停車にガタゴトと揺られること1時間半。三峰口駅にやって来ました。2008年3月以来だから、1年半ぶりでしょうか。間が空いたとは言え、同じ所に何回も輪行するのは、私的には珍しい事。根が貧乏性なので、どうせ出掛けるなら行ったこと無い所へ、となりがちなのですが、こんな風にホームコースを持っておくのも悪くないですね。
未だ朝の空気が残る三峰口駅前。国道から荒川を挟んで対岸に位置しているので、駅前はとても静かです。
今日ご同行願ったのは会社の後輩。ロードレーサーを輪行するのは初めてだそうです。今回は一般道を走ると聞いて、25cのタイヤを履いたホイールに交換してきたそうです。
筆者が連れてきたのは2号車ことTREK 1400D-2002年モデル。同行者のもTREK 1400なので、今日は2台のTREK 1400で走ることに。しかし、このUSPSも上のDiscoveryChannelもチームが無くなってしまいました。
今日のハンドル周り。GARMINのeTrex LEGENDと、前日に入手したばかりのユピテルのATLAS ASG-1。両方一緒に使ってみて、性能を色々確認しようという訳です。suuntoの心拍計は、取り付ける場所が無いので右手首に装備。ということで今日はメーターだらけなのです。
ノンビリと準備して午前9時半位に三峰口駅前を出発。一旦国道140号に出ます。なんだか雨が降ってきそうな空模様ですが、天気予報では一日雨の心配は無し。まあ、雨が落ちてきたら秩父鉄道に待避すれば良いし。
荒川を渡って対岸の国道140号に出ます。とても山深い景色ですが標高は300m足らず。
ちょっとだけ国道140号を走り、すぐに秩父往還の贄川宿に入ります。
贄川宿から両神へ抜ける県道37号線(皆野両神荒川線)へ入ります。この先、短いトンネルがあるのですが、そこまで上り坂が続きます。トンネルを抜けると、後は両神に向かってほぼ下り一辺倒の道が続きます。
行く手の左側に見えてきた特徴有る建物は、近藤銘醸です。お酒を造る旁ら、使わなくなった蔵を改築して美術館として公開しているそうです(ちょっと古い情報ですが)。
両神から小鹿野へ向かって進みます。
小鹿野の中心部。車では何度か通ったことがありますが、実は自転車で通過するのは初めてです。なかなか雰囲気のある通りです。
小鹿野から先は、赤平川に沿うようにして皆野町へ向かいます。途中、道の駅龍勢会館へ寄るつもりでいたのですが、対岸に出来たバイパス道路を進んでしまい華麗にスルー。今日は全然消耗しないから、それほど頻繁に休憩しなくても大丈夫。
道も広いし、舗装の状態も良いし、車も少ないと三拍子揃ったルートです。にしては自転車が少ない。あれだけ流行っていると言われていますが、一般道を旅する自転車は多くなったようには感じません。
奈良川橋で赤平川左岸に移動して、皆野町まで赤平川左岸の県道37号線(皆野両神荒川線)に再び合流します。ご覧の通りの細道ですが、たまに路線バスに遭遇するのでブラインドコーナーは要注意です。
やがて赤平川は荒川に合流。その先の栗谷瀬橋で荒川右岸に移動して、皆野町の中心部を通り抜けて県道82号線に入ります。ここから寄居橋までは一本道です。ここも対岸の国道140号に比べて、道幅が非常に広くて安全なので、自転車乗りが多いコースです。今日ももっとも多くの自転車とすれ違ったのが、この道。
秩父鉄道長瀞駅の対岸辺りにある長瀞トンネルは、旧道(と思われる)を通って迂回します。散策路として整備されているのですが、この時は誰も居ませんでした。
途中、高砂橋の上に出てみました。ちょうどライン下りの船が来ました。
紅葉にはちょっと早い時期だけど、結構お客さんが居るんだなぁ。
次に来たのはラフティングボート。何処かのサークル?それともモンベル長瀞店のかな?
さて、再び県道82号線を辿ります。白鳥橋から寄居橋の区間は、登谷山の裾がそのまま荒川に落ち込んでいる所で、それを乗り越える為に標高差約100mの坂を登ることになります。これが結構キツイんです。
緩やかに登り出した所。こんな風に写真を撮っていられるのは最初だけで、後はゼーハーしながら登り切りました。心拍数は190近くと限界ギリギリ(でアウト^_^)。まあ、毎月400km程度の走行距離じゃトレーニングにはなってないしなぁ。
ヒーコラ言いながらピークを越えて寄居橋へ。寄居橋から先、マトモに直進出来る道がないので、一旦国道140号に出ます。すぐ近くの秩父鉄道波久礼駅で一休み。
波久礼駅でお昼の時間になったので、さて、どこで昼ご飯を補給しようかなぁ〜と考えつつ寄居の中心部を通過。川の博物館が近いから、そこで大休止しようということで、途中のコンビニでお昼ご飯を買い込んで川の博物館へ。
ここからは県道81号線(寄居熊谷線)を道なりに行きます。ここも部分的ではありますが、道路拡幅の工事が進んでいて、自転車で走りやすくなりました。元々それほど交通量がある道でもないのですが、逆に飛ばしてくる車の多いこと。
自転車で走ると、こんな感じの道幅です。道路だけを撮った写真より、自転車を入れた写真の方が分かりやすいな。右下に写っている物体は、筆者自身の肩辺りです。
さて、ようやく本題(?)です。今日は新投入のGPSレシーバ、ユピテル ATLAS ASG-1の試用ということで、走行中のeTrex LEGENDとの比較写真。全く同じ速度を示していますね。測定方法が一緒なんだから当たり前と言えば当たり前ですが。
ただ、ATLAS ASG-1の方が測位間隔が短いようで、速度表示の応答は速いです。GPSログは1ポイント/秒まで設定できるので、それと同等の頻度で移動速度を計算しているのでしょう。対するeTrexはじっくりと計算した平均速度を表示する感じで、突発的な速度アップダウンには付いてきません。
熊谷市も大分近くなってきたところで、白鳥に飛来地として有名な、深谷市川本の鹿島古墳群に立ち寄りました。熊谷市で生まれ育った後輩、ここへ来たのは初めてなんだそうで。近所過ぎると、案外興味なくて行きそびれたりするもんです。
鹿島古墳群に咲いていた秋桜。今年の荒川沿いのコスモスは余り綺麗に咲かなかったなぁ。直前に台風で薙ぎ倒されていたし。
午後2時に、荒川大橋に到達。ここで熊谷市内に戻る後輩と別れ、アパートに向かって、さらに荒川下流へ向かいます。荒川大橋から久下橋までの荒川右岸はサイクリングロードでは無いのですが、綺麗に舗装されていて走りやすいです。久下橋から、左岸に移って旧中山道を走って午後2時半に帰宅。
走行経路1、三峰口から両神・小鹿野・長瀞までです。
ルートプロファイルです。距離は80km弱でした。
GPSログはこちら「log091004-1.gpx」です。カシミール3DやGoogleEarthでご覧下さい。
久しぶりに秩父鉄道での輪行となった三峰口〜熊谷間でしたが、今回も快適に走ることが出来ました。距離も80km弱と適当で、もう少しノンビリと昼食タイムを取っても、午後3時過ぎには帰宅出来そうなので、日が短い冬でも楽しめそう。今度は、行き止まりの県道367号線や県道279号線なんかも走ってみたいなぁ。
All Photographs by Ryo Masuda 2009.
Took a photograph with IXY DIGITAL 810IS by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2023.12.23]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp