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風まかせ旅紀行

群馬県・長野県 信州街道 嬬恋-鳥居峠-上田


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2017年5月5日(金・祝)

金土日と3日も休みがあるならば2泊で遠出したいところですが、土曜日の天気予報に傘マーク。仕方が無いので近所を輪行してみようと思い付きました。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)

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久しぶりに降り立った長野原草津口駅

やってきたのはJR吾妻線の長野原草津口駅。駅を利用したのは19年ぶり? 19年前はスキーヤーとして降り立ちました。吾妻線の車内では同じ車両に輪行バッグが4つも見えてびっくりだったのですが、駅に着いてみると、他の車両からもワラワラと輪行バッグが出てきて2度びっくり。


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午前10時半に駅前を出発

以前は駅のすぐ前が国道でしたが、駅前がずいぶん広くなったなぁ。その広くなった駅前で3代目5号車を組み立て、輪行バッグを畳んで、午前10時半に駅前を出発です。


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駅前の国道145号を嬬恋方面へ

駅前の国道145号を嬬恋方面へ向かいます。覚悟の上とはいえ、いきなりの上り坂で先が思いやられますが、急ぐ必要もなのでゆっくり登ります。


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国道145号

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国道145号

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国道144,406号を嬬恋方面へ進む

この辺りは草津国際スキー場に通っていた頃、何度も通った道。今は草津温泉スキー場と名前も変わりました。[上]

国道292号との交差点に来ました。ここを右に行けば草津です。草津から渋峠を越えて志賀高原へ出るルートも有りますが、今日はまっすぐ進みます。[左]

国道292号との交差点を直進し、道なりに国道145号を進みます。想像していたよりも車が少なくて助かりました。[下]


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車の通りが少なくなった

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国道脇に残る軽便鉄道の跡

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瀬戸ノ滝

羽根尾駅前で国道144号と番号は変わりましたが、相変わらず道なりに進みます。半出来の集落に近い国道の脇に残る軽便鉄道の橋脚跡。路盤はほぼ完成しつつも結局使われなかった上信鉱業専用線の跡。[上]

国道の直ぐ脇に流れ落ちる瀬戸ノ滝。ちなみに自転車が置かれているのは国道の旧道敷。[左]


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もうすぐ万座・鹿沢口駅

新三原大橋で吾妻川の右岸へ渡り、もうすぐ万座・鹿沢口駅です。


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万座・鹿沢口駅まで来た

万座・鹿沢口駅まで来ました。出発した長野原草津口駅より既に180mくらい登ってきています。


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駅前に設置された周辺ガイドマップ

駅前に設置された周辺ガイドマップ。この先も国道144号を走り走って上田へ出る予定なのですが・・・峠の名前が書いてないですね、このマップ。


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吾妻線と併走する

再び走り始めて西窪辺り。左は吾妻線ですが、この先に有るのは列車がほとんど来ない事で有名な大前駅のみ。


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吾妻川の向こうに浅間山

国道から見える吾妻川とそのずっと向こうに浅間山が見えてきました。[左]

大前集落の入り口に当たる急坂を登ります。[下]


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大前集落の入り口

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大笹関所跡

セブンイレブン嬬恋大笹店で補給し、大笹の街を通過しちょっとした沢を渡る手前にある大笹関所跡。中山道高崎宿から分岐する信州街道の関所。


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景色が高原の雰囲気になってきた

大笹関所を越えてると、辺りの景色が何となく高原の雰囲気になってきます。木々の緑も、少し若い色になってきたかな?


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緑が少し若い色になってきた

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何か秘密都市っぽさがある

田代の街が見えてきました。広大な山の風景を背景に建ち並ぶ民家。ちょっと不思議な風景です。[左]

田代の街の向こうに残雪の頂を見せるのは四阿山(2354m)。[下]


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四阿山

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どちらを向いても大パノラマ

鳥居峠までの暫し間はどちらを向いても大パノラマ。それまでの吾妻川沿いの峡谷の風景とは一転ですね。


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カラマツ林の登坂路に突入

大パノラマが広がる区間を過ぎると少し勾配がキツくなって、峠までの最後のひと頑張りです。


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鳥居峠(1363m)に到着

カラマツ林の中を進むと次第に勾配が緩くなり、鳥居峠に到着です。群馬県嬬恋村から長野県上田市に入りました。自転車で群馬県から長野県へ入るのは碓氷峠以外はここは2カ所目。


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国道144号で上田へ降りる

来た道を戻って渋川駅まで自走するか、それとも上田へ降りるか。上田に降りると帰りの新幹線の混雑が心配です。輪行は大荷物ですからね。連休のUターンラッシュで混雑した新幹線に突入するのは避けたいところです。NHKニュースを確認すると幸いな事にUターンラッシュは明日明後日との事。


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大日向辺りの旧道

よし、じゃあ上田に降りて以前見逃した北国街道の柳町へ寄っていこうと国道144号を下り始めます。途中、大日向辺りの旧道へ寄り道。


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桜が満開

ほぼ満開の桜を見掛けて停車。峠から降りてきたとはいえ、標高は未だ800mを越えている辺りなので咲くのが遅いのでしょう。


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大日向の旧道と渋沢川

同じく大日向の旧道。左の急流は渋沢川。この先で神川となって信濃国分寺の直ぐ東側で千曲川に合流する川。


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平地が多くなってきた

横沢から真田まで降りてくると平地が多くなってきます。


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「幸村の郷」で一休み

まるで道の駅のような、真田ふるさと体験村「幸村の郷」で一休み。そういえば、この辺りの国道144号は上田交通真田傍陽線の廃線跡を転用したものですが、事前に見所をチェックしてこなかったので、尽く見逃しました。ちなみにこの「幸村の郷」、国土地理院の航空写真(1974-78年)を見ると国道144号の旧道の上に建っているようです。


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リンゴの木かな?

車の多くなった国道を避けて果樹園や田圃の中を進んでみます。


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本原辺りの旧国道

本原辺りの旧国道。これを南下して下原交差点で現国道144号に合流し、そのまま上田駅方面へ向かいます。


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浄化センター南側の急坂を怖々下る

国道144号の歩道をノロノロと進み、古里西交差点を左折。上田市上下水道局浄化センターの南側にある急坂を下ります。


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柳町の南側に建つ案内板

上田に降りてきた目的は、ここ、以前見逃した柳町を見ていこう、という事で何とか辿り着きました。

北国街道・柳町


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北国街道柳町

初めて来た柳町。以前、追分から善光寺までの北国街道(善光寺街道)を辿ったときに、何故だかうっかり別ルートでパスしてしまったのです。


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矢出沢川と柳の木

矢出沢川と柳の木。上田城の外堀になるのでしょうか? この辺りから暫く北国街道と平行して直線状になっているのは、外堀として人工的に掘られたのかなのでしょうね。

上田城跡公園


上田駅に到着したのは午後2時45分。まだ早い時間でしたが、今日はそのまま上田駅から新幹線で帰宅する事に。運良く、あまり待つ事も無く臨時のあさまが来てくれた上に、自由席にゆうゆう座れるオマケ付き。今日の走行距離は55kmと短め(自宅〜JR駅間の23kmを除く)でしたが、ダイナミックな景色を楽しめたルートでした。で、帰宅後に天気予報を確認したら、翌日の傘マークが消えていた・・・。あぁ一泊装備を背負って出て、途中で天気予報を確認すれば良かったか。

All Photographs by Ryo Masuda 2017.
Took a photograph with FINEPIX F1000EXR by FUJIFILM.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2023.10.28]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp