風まかせ旅紀行
長野県 諏訪湖畔散歩
2017年9月30日(土)
小熊山山中でのチェーントラブルから約一ヶ月。また安曇野の風景が見たくなり、今度は9号車を連れて長野県へやってきました。今回は土曜日に諏訪湖周辺、日曜日に安曇野から白馬という一泊二日の予定。ということで、土曜日はゆっくり出発して昼に諏訪湖湖畔に到着。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。
岡谷市民体育館の裏手にある駐車場に車を置き、9号車をお供に反時計回りに諏訪湖湖畔の道を走り始めます。
岡谷南高校辺り。雲は多いけど、左に見えているのは八ヶ岳の山並みかな?
釜口水門で天竜川を渡ります。そうか、これが天竜川なのか。[左]
天竜川を渡り、現在の県道16号線からちょっと奥まったところに延びる道を進みます。「こころ旅」もここを走っていましたね。甲州街道から伊那街道への連絡路だろうか? [下]
セブンイレブン 岡谷湊5丁目店で補給を調達し、今度は田んぼの中を東へ。
諏訪湖の南岸を走る県道50号線に出て、終末処理場近くの湖畔のベンチに腰を下ろして昼補給タイム。諏訪湖の北のほうは快晴。[左]
ちょうど雲の境になったのだろうか。折角の景色なので背負ってきたカメラ2台を投入。左がCanonのコンパクトデジカメ、右が10年落ちの一眼レフ。[下]
道なりに諏訪湖湖畔を反時計回りに進み、間欠泉センターに到着。ここも「こころ旅」が立ち寄ってました。
ゴポンゴポンと噴出する間欠泉。掘り当てた当初は高さ50mくらいまで上がっていたそうです。
間欠泉と道を挟んで向こう側にあるのはタケヤみそ。
タケヤみそから、少しだけ旧甲州街道を辿って少し南下。元町交差点から県道40号線に霧ヶ峰方面に上って立石公園を目指します。
標高差150mほどをゼーゼーハーハー登って立石公園に到着。
先日の「こころ旅」で出発のお手紙が読まれたのがここでしたねー。そして「君の名は。」のロケーションということで、聖地巡礼の人がいっぱい来ていました。
四方を山に閉ざされた、というと何処か陰々滅々とした暗い景色を思い浮かべるのですが、諏訪は何だか拓けた明るい景色なんですよね。
甲州街道に戻って五十二里の一里塚跡。に写った青いジャージ姿の筆者。
立派な石碑に隠れるように立つ案内板。日本橋から五十二里、200km弱か。平地なら通しで走れる距離ですが。52x23tのロードで突入した笹子峠は押して歩きました。あの頃は走り方とかコースプロファイルとか全然考えなかったなぁ。
旧甲州街道を外れて、また湖畔まで降りてきました。
向こう岸の右側に小さく見える高架橋は長野自動車道。
せっかくなので諏訪大社下社へ寄ることにして、湖岸を北上します。
下社秋宮に到着。今年6月以来2回目の訪問。
中仙道を通って春宮へ向かいます。お気に入りの展望ポイント、下諏訪宿の湯田坂。
春宮から、その参道をまっすぐ降りてみることに。鳥居から100mほどの所にある下馬橋。昭和35年に改修されるまでは桧皮葺だったそうです。
参道を南下します。ここは初めて走る道。
途中、下諏訪駅と、まだ真新しい建物のサイクリストマツザワに立ち寄り、再び湖畔を反時計回りに走ります。
一度は駐車場に戻ったものの、日没までにはまだ時間があります。そうだ、岡谷駅方面を探検してみようと、うろうろしてたどり着いた中央町の商店街に来ました。かつては製糸工場に行き来する女工さんで賑わったという商店街も、今は寂しい状況。
こちらは再開発ビル、イルフプラザに分断された形になった商店街の駅に近い側の、童画館通り商店街。さすがに駅に近いことだけあって、シャッター街とはなっていませんが、しかし人が少ないな。
ぐるっと回って、国登録有形文化財になっている旧岡谷市役所庁舎に来ました。昭和11年の岡谷市市制施行の際して、尾澤福太郎氏によって寄贈されたもの。えっ?個人?
この建物が製糸会社経営の個人による寄贈というのだから、当時の製糸というのが如何に大きな産業だったが分かりますね。
市内でポツポツと残る製糸工場跡らしき建物。途中通りかかったレイクウォーク岡谷も、元は生糸用の繭の保管倉庫の敷地だったと知ったのは帰宅後の事。
駐車場に戻ってきました。諏訪湖をパシャパシャと撮っていたら、トンボがど真ん中に来ました。右上にはお月様。秋だなぁ。
All Photographs by Ryo Masuda 2017.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2023.10.28]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp