風まかせ旅紀行
長野県 メルヘン街道-麦草峠2022新緑編
2022年5月29日(日)
前日の土曜日は風が強いという天気予報だったので自転車活動は見送り。翌日の日曜日は風が穏やかなれど、5月とは思えない暑さになる模様。そういえば数年前の5月末も猛暑予報で、上に逃げたような事を思い出しました。そうだ、一度登らなきゃと思っていた麦草峠へ行ってみよう。ちょうど仕事先から近いし事だし。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。
朝10時近く、仕事先に借りているアパートを3代目5号車をお供に出発し、茅野駅近くを通って国道299号、通称「メルヘン街道」へ合流し、ひたすら登り続けます。標高は既に1,000m超。
左を見れば田圃の向こうに車山から霧ヶ峰が見えます。あぁビーナスラインを走るっていうルート選択もあったか。そっちの方が標高差が小さい上に絶景の高原ロード、なはず。次回の宿題ですね。
田圃風景を過ぎると同時に勾配がキツくなります。立ち並ぶ別荘の中をノロノロと進んで、標高約1,200mにある蓼科中央高原観光協会の事務所に辿り着きました。ここが最後の自販機ポイントなはず。迷わず水分補給に立ち寄ります。
メルヘン街道の案内板。名前に騙されて自転車で来てみたらデスロードだった、って事になりそう。[左]
道中、2ヶ所を除いては展望らしい展望は無く、基本的に森林に囲まれた峠道。時折木々の間から残雪の峰が見えていました。あれは甲斐駒ヶ岳かな?[下]
キラキラとした緑に眺めつつ、時々Garmin eTrex30Jの示す標高を見て「残り800m・・・、残り790m・・・」と自分に暗示を掛けつつ、標高1,450mちょっとの4号カーブに差し掛かりました。[左]
休憩を兼ねて、ゆっくり景色を楽しみます。停まりたいところで停まれるのも、自転車や徒歩で登ってきたからこそ。[下]
さて4号カーブから先、まだ峠までは標高差700m近くを登らねば成りません。森林浴しながらジワジワと高度を上げて行きます。
この辺りは新緑が青空に映えて綺麗だったなぁ。ちなみにまだまだ別荘地の中。この綺麗な緑も誰かの別荘の敷地です。
緑に囲まれながらも、何故か日陰に成らず暑さを背負いながら登り続けます。[左]
登り続ける事2時間10分。ようやく日向木場展望台に来ました。標高は約1,940m。もう少しで2,000mを越えます。自転車で2,000mを越えるのは2019年秋の乗鞍エコーライン以来です。[下]
折角なので展望台まで登って景色を堪能。帰りに寄ろうと思ってスルーしかかったのですが、帰る頃には雲が多くなってるかも知れない・・・と考え直してUターン。[上]
観光バスも数台登ってきました。乗鞍と違って一般車両も行き交うただの国道ですが、観光目的以外に通る人は居ない感じ。それと、想像より自転車乗りが少ないのです。やっぱり展望が無いからかな?[左]
日向木場展望台から20分。一旦平坦になって、ホッとしたところに再び登り。また平坦になって市境も麦草ヒュッテも過ぎて、さらに進んだ先に例の国道299号の案内板はありました。写真は来た方向とは逆の佐久穂町側から見たところ。
ご覧の通り展望も何もない所なので直ぐにUターンして下山開始。有名な割には自転車乗りが少ないのは、この達成感の少なさに在るかも? ウィンドブレーカを着込んで、荒れている路面に気を配りながら駆け下ります。落葉松の向こうに時折見える山が良い感じ。建築中のマイホーム、庭に落葉松を植えようかなぁ?
帰りは少し遠回りして蓼科湖に寄ってみました。ビックリするほど賑わっていました。懐かしい昭和の観光地という感じなのだけど活気がありました。廃墟のほうが有名になってしまった清里との違いは何だろうな?
ルートプロファイルです。30km登り続けたのは自身最長記録。累積標高は1400m強になりました。1400m強だと本拠地の裏山(赤城山)とほぼ同じなのですね。裏山(赤城山)も去年の7月24日に登ったのが最後だなぁ。
All Photographs by Ryo Masuda 2022.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2023.10.27]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp