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風まかせ旅紀行

東京都葛飾区・柴又帝釈天


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2006年11月25日

師走も押し迫った11月25日、社内の自転車仲間と、北風を逆手にとって出かけてみようということで、荒川を南下して東京都葛飾区の柴又帝釈天(題経寺)に行ってみることになりました。BSで寅さんシリーズの放送が続いているのも一因(^-^; 亡き祖父の家が帝釈天から江戸川を下ったところにあったので、幾度となく訪れた事がある懐かしい場所です。

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この日は初霜だった
朝7時に集合して荒川自転車道を目指します。朝日の中、県道76号線糠田橋で荒川を右岸へ移動しているところ。冷たい空気が気持ちいいです。が、やっぱり体が暖まるまでは寒い〜。


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太陽がまだ低い
荒川自転車道に入って一路南下します。さすがにまだ自転車の人も見かけません。時節柄キャップは被っているんですが、耳が寒くて痛いくらい。やっぱりイヤーパッド要るなあ。


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朝の定期点検中
小一時間走ってホンダエアポートに到着。スカイダイビングの利用者が多いことで有名なホンダエアポートですが、さすがにまだ時間が早すぎるのでお客さんも無し。スカイダイビングに使う機体が、ちょうどエンジン始動してチェックしている所でした。途中で滑走路に出て、全速運転のチェックがあったんですけど、なかなか迫力の音でした。


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今日のコックピット
今日のコックピット(笑 お伴は3号車ことBD-1です。荒川自転車道を走るということで、久しぶりに2号車1代目5号車に乗っていこうかなと思っていたのですが、同行の会社の先輩がBD-1で行くというので合わせることに。


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土手沿いの紅葉
自転車道沿いで見かけた綺麗な紅葉。今年の紅葉は例年よりも一週間ほど遅いそうで。京都のほうへ行けばまだまだ見られるかな。


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煙突を見ると風向きが分かる
上尾市にある環境センターの煙突が見えてきました。煙突の先からたなびく水蒸気は南へ流れています。期待通りの追い風ですが、さほど強い風ではありませんでした。


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2回目の休憩ポイント
荒川総合運動公園の管理棟まで来ました。ここには自販機とトイレが有るので休憩場所として使えます。


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秋ヶ瀬公園越しに見るさいたま新都心
国道463号羽倉橋の下をくぐり抜け、秋ヶ瀬公園の中を走り、県道40号線の秋ヶ瀬橋で荒川を横断します。さいたま新都心方向を見るとこんな風景。しかし、今日は雲一つ無い良い天気です。


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外環道の斜張橋が見えてきた
秋ヶ瀬橋から程なく斜張橋が見えてきます。外環自動車道と国道298号の幸魂大橋です。しかし幸魂と書いて「さきたま」って難読だよなぁ。そもそも無理矢理な当て字? ちなみに埼玉県の県名の由来は、この橋が架かっている場所と全く違う場所です。


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BD-1より速かった
後ろから何かが迫ってくる!?と振り返ると、インラインスケートな人。こっちも21〜22lm/h位で巡航していたんですが、スイッと抜かれてあっという間に見えなくなりました。速いっ! 先輩曰く「あれはプロだ」。


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岩淵水門
朝出発して以来、ホンダエアポートでの休憩時に飲んだ缶コーヒー1つだけで走っていたので、さすがにお腹減った〜。ということで、新荒川大橋で一旦荒川土手を離れて最寄りのセブンイレブンへ。栄養を補給した後荒川土手に引き返し、赤羽の岩淵水門まで来ました。ここまで来れば帝釈天までの道程は半分以上来たことに。


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堀切橋が見えてきた
堀切橋が見えて来ました。今日は堀切橋で荒川土手を離れて、後は京成線沿いの路地を拾いながら柴又に向かうコースです。と言うことは、柴又まではあと少しって事ですね〜。


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文字通り京成線に沿った道
文字通り、京成線に沿って路地を走ります。eTrexの地図と睨めっこしつつ、路地を右へ左へ、途中歩道橋1カ所を担ぎで渡ったりしましたが、ほとんど遠回りすることなく、車の少ない路地を辿って行くことが出来ました。


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柴又駅
ちょうどお昼を回った頃に柴又駅に無事到着。駅前はローカル線の駅とは思えない混雑ぶりでしたが、どうやら、というか、やはり大半は寅さん目当ての観光客。ま、我々もその一員ですが(^-^; でも、実は「男はつらいよ」ってほとんど見たこと無いんです、私。


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寅さんの銅像
駅前に建つ寅さんの銅像。暫く眺めていると、銅像の足下に4,5歳の子供達がワラワラと走り寄ってきて「寅さんだぁ〜」と叫んでました。最後は少し年長さんの女の子がみんなを指揮して「虎さ〜ん」の大合唱。しかし、なんで 君ら寅さん知ってんの? 親の影響ですかね? <=つっても親も私と同じ世代なはずなんだけどなー。


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正式には「経栄山題経寺」
駅周辺にBD-1を放置するわけにはいかないので、一旦江戸川土手に出て、BD-1を駐車してから、徒歩でブラブラすることに。まずは帝釈天。前に来たのは何時だったか、忘れてしまいましたが、こんなに綺麗じゃなかったような気が。


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これでも以前より観光客が減ったらしい
駅へと続く通りはご覧の通り、人・人・人。まっすぐに歩けない状態でした。すっかり観光地だなぁ。でも、店構えは依然とあまり変わってないような気がします。高いビルが無いのも良いですね。


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振り返ると二天門が見える
二天門からちょっと離れて振り返ったところ。やっぱり中高年が多いのは、何処の観光地も同じだなぁ。というより、自分の若くないって事か(^-^;


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映画に出てきそうな構図
映画に出てきそうな構図です。あっちから寅さんが歩いてくるんじゃないかしらん、などと思っていたら、本当に寅さんスタイルに人が歩いてました。町のボランティアかな?


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巨人軍 王貞治
帝釈天を囲む石造りの柵に、寄進をした人の名前が刻まれるはごくごく一般的な風景ですが、良く眺めていると「おおっ!?」って人が居ます。まずは王貞治氏を発見。


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渥美清
こっちは寅さんこと渥美清。隣は「おばちゃん」こと三崎千恵子の名前も有ります。


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倍賞千恵子
寅さんの裏側には倍賞千恵子の名前が有りました。その隣は春風亭柳昇。道路に面した所にあるので、気に掛けながら歩いていると直ぐに見つけることが出来ます。が、あまりそんな事を気に掛ける人も少ないのか、デジカメで写真を撮っていたら、通りがかりの人が「なにやってんだ?」という顔をしてましたヨ。その後、彫られた名前を見て事が分かったらしく、ちょっとした人集りになってました。


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江戸川沿いを南下
さて、柴又でお昼ご飯に天丼を食べて、ノンビリしていたら午後2時を回ってしまいました。あまりノンビリしていると、帰りの電車が混み始めてしまいます。そこでプラン変更。元々は亀戸天神、浅草寺を経由して上野駅まで自走するつもりでしたが、ほど近いJR京葉線の小岩駅から帰ることにしました。まず、江戸川堤防の上を南下。北総鉄道の下をくぐります。


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JR京葉線の鉄橋が見えてきた
JR京葉線の鉄橋が見えてきました。あの手前で右に曲がって京葉線に沿っていけば小岩駅に出られるなぁ〜と、走っていくと、無事小岩駅に到着。秋葉原駅、上野駅で乗り換えて、帰路に付きました。部屋に戻ったのは午後4時過ぎでした。プランを変更して小岩駅から輪行して戻ったのが功を奏して、京葉線も山手線も高崎線も空いていました。小径車の折りたたみとは言え、大荷物であることには変わり有りません。早めか、でなければ遅めの電車で混雑を避けるのは鉄則ですね。


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走行経路1
今回の走行経路1走行経路2走行経路3です。

GPSログはこちら「log061125-1.gpx」です。カシミール3DGoogleEarthでご覧下さい。走行距離は約76kmでした。荒川沿いを走った距離は、約60kmちょっと。信号や自動車にほとんど交わることなく、これだけの距離を走れるんですねぇ。


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走行経路2


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走行経路3


ルートプロファイルです。ほとんど高低差のないルートです。荒川堤防以上の上り下りは有りませんでした。逆に考えると、関東平野が、いかに洪水に弱いかが分かります。僅か数メートルの高低差の中にこれだけ広い面積があるわけですからネ。


All Photographs by Ryo Masuda 2006.
Took a photograph with IXY DIGITAL 500 by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002.


この記事は[2022.03.26]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp