風まかせ旅紀行
新潟県 浦佐-山古志-長岡 vol.2
荷頃まで駆け下ってきて、さて、道を確認しておこうと農協前で停止してふと脇を見ると、道路元標が建っていました。前回のツーリングレポートでもネタに上がった道路元標ですが、探しもせずに遭遇するとは。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。
道路元標から視線を上げて、傍らに張ってあったポスターに目をやると、これから向かう道の駅「R290とちお」での物産フェア「とちお自慢市」のものでした。あ、しかも今日が当日だ。これは混雑してそうだなぁ〜。
山古志越えと杜々の森名水公園への登り返しで、アップダウンはもう、お腹いっぱいだったので(笑)、ちょっとでも登り道を避けようと、国道351号を避けて県道を走り、ぐるりと回り込むようにして栃尾の商店街に到達。道の駅「R290とちお」までもうちょっとです。
午後1時半過ぎに、道の駅「R290とちお」に到着。が、覚悟したとおり凄い人出。あぶらげのお店にも行列が・・・。座る場所すら見あたらず、缶コーヒーで小休止後にスゴスゴと退散。ああ、あぶらげ食べられなかった。ま、いいや、また来ようっと。
おっと、掲載し忘れるところでした。これは、特大あぶらげを上げる為の鍋。人一人くらい入れそうな大きさです。栃尾のあぶらげってのは、我々がよく食べるあぶらあげと違って、暑さ2cmくらいあって、豆腐とあぶらあげの中間のような感じです。私は、ネギと鰹節、ダシを掛けて食べのが好き。ウマー(^д^)!ですよ。他には七味唐辛子派とか色々です。そういえば、今回もあぶらげ料理コンテストやってたな。実はこのお祭りに遭遇したのは2回目か3回目なんですよ。以前はなんの用事で来たんだったけな?
人混みでごった返す道の駅「R290とちお」から退散して、市内を北上します。やって来たのは諏訪神社。[左]
この神社は、上杉謙信ゆかりの栃尾城跡の一角に建っています。神社からは市内が一望できます。[下]
城址の案内図。うーん、上に登るのは大変そうだな。今日はパスしようっと(^-^; 詳しい城跡の様子が知りたい方は、「埋もれた古城」(by ウモさん)のサイトが楽しいですよ。
再び市内。この辺の雁木通りなんか雰囲気有って良いですね。やっぱり、雪化粧の時に写真撮りに来たいなぁ。
クランク状に曲がっていく市道。もしかしたら、枡形の跡でしょうかね?
さて、県道19号線を暫く走って、途中から例の廃線跡へ〜と考えつつウロウロしていると、越後交通の栃尾営業所がチラッと目に入りました。お、これもしかして、栃尾線の栃尾駅跡なんじゃ? 帰宅後に調べてみたら、やはりそうでした。まあ、ここから続く路盤跡を見れば一目瞭然なのですが。建物自体も当時のままなのかな?
道の右側、雑草が生い茂っている部分が、駅跡から延びる路盤跡。いやー、廃止されてから随分経過しているんですが、結構そのまま残っているもんだなぁ。
この後、栃尾線跡は県道19号線となり、楡原トンネルへ。このトンネルも廃線由来のもので鉄道用トンネルを拡幅した物だそうです。[左]
上北谷駅跡から先はサイクリングロードとして見附まで続いています。この辺りは一度走ったことが有りますね。相変わらずゴロゴロコンクリート舗装で走りにくいんですが。[下]
サイクリングロードに転用されている割には、というか転用された故にというか、鉄道時代の遺構がほとんど残っていないのが残念なのですが、こんな物を見かけました。もしかして、駅舎の屋根を支えていたレール流用支柱の土台かな?
上見附まで来ました。この複線に見える鉄橋も廃線由来。複線ではなく、長岡方面(向かって右側)から来た電車は、ここ上見附駅でスイッチバックして栃尾方面(向かって左側)へ行くので、実は単線。この先(写真では背中側)の上見附駅舎もバス停留所として現役らしいです。帰ってきてから知った・・・。
鉄橋の袂に立てられていた案内板。ヤケに立派だけど、長岡側にサイクリングロードを延伸する気でもあるんでしょうか?
スイッチバックして長岡方面への廃線跡を辿っていくと、水路に掛かる鉄橋が残っています。どういう訳か一本だけ残された枕木。
県道8号線を辿って北長岡付近に近づきます。この辺は、さして被写体っぽい物がないので割愛(^-^; 市街地の新保1丁目に入った辺りで、偶然にも一度離れた栃尾線の廃線跡に遭遇。
平成6年に地下埋設された、富島江用水のモニュメント的施設として整備された親水施設。栃尾線現役時代は水路沿いに線路が併走していたようですが。。。そういえば、向こうに見える砂利の敷地はソレっぽく見える。
どうもこの不自然な地割りと正面の家屋左側を進む砂利道が気になります。うむ、あっちにいってみるか。
ソレっぽい路地を長岡駅へ近づいていくと、越後交通関連の割と新しい建物に出くわします。廃線跡っぽい路地の突き当たりに越後交通の建物・・・。間違いないでしょう。路地に沿って裏に回ってみると、まさに鉄道っぽいカーブを描いてJR線に寄り添っていきます。向こうに見える細長い建物も廃線跡に建っているんでしょうね。
長岡駅東口に到着したのは午後3時半過ぎ。自転車を輪行バッグに収納していると、若いお兄さんから「それ、折り畳みなんですか?」と聞かれました。「いや、折り畳みじゃないんですよ、前後のホイールを外して挟んでるだけなんですよ〜」。話をすると、最近ロードレーサーを買ったそうで、輪行にも興味があるんだそうです。よしよし、これで輪行人口増えたかな? って、出先でまで自転車教を布教してるんだろ、俺(^-^;
改札を入ると時間は、午後4時前。お、これは先月と同じ新幹線だな。しかも今回は時間に余裕が有ります。トイレでジャブジャブと顔と手を洗って、ホームへ上がります。そういえば、昼のおにぎりと補給食以外、ロクに食べてないな、今日。折角なので駅弁を買って新幹線に乗り込むことに。買ったのは「ジャンボいなり弁当」。本当にお腹いっぱいになりますよ、これ。
走行経路4、荷頃から道の駅「R290とちお」を経由して廃線跡のサイクリングリード、長岡市までの走行経路です。
GPSログはこちら「log20080608_0.gpx」です。カシミール3DやGoogleEarthでご覧下さい。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。
ルートプロファイルです。走行距離は89kmちょっと、高低差は+1266m,-1353mでした。走行距離は、前回の「十日町-西山-長岡」の時と同じになりました。最近はこのくらいの距離がちょうど良いみたい。
関連URL
All Photographs by Ryo Masuda 2008.
Took a photograph with IXY DIGITAL 500 by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002.
この記事は[2024.01.08]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp