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風まかせ旅紀行

埼玉県 越生梅林・嵐山渓谷ポタリング


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2009年3月15日(日)

前日の3月14日(土)は、半分公務な用事で長野県小諸市まで車で往復。午前中は風雨激しく、碓氷峠に至っては雪でしたが、夕方になると青空が広がってきて、新しい雪を纏った浅間山が綺麗に見えていました。こりゃ、明日は良い天気になるかも?と、帰り道にAMラジオの天気予報を聞いてみると、果たして天気は良くなるらしい! という事で、久しぶりにご近所ポタリング。直前まで栃木市の町並み見学ポタか、ご近所の嵐山渓谷越生梅林にするか迷っていたのですが、町並みは逃げないという事で、ソロソロ見頃も終盤の梅を見に行く事に。


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道沿いの梅を眺めながら進む

3号車を車に積んで道の駅「おがわまち」へ移動。道の駅裏手から槻川沿いの道を走ります。この辺は何度も走った事がある道。そして、ロードレーサーの練習コースとしてもよく利用されているルートです。道沿いに咲いている梅も、そろそろお終いに近い感じ。


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ちょっとした盆地の風景

槻川沿いに進んでいくと、直ぐに北根という場所を通ります。蛇行した槻川の両側に丘陵が続いているため、ちょっとした盆地のような感じです。

そうそう、今日はポタリング初となる一眼レフ装備。終始首に下げての携行するつもりだったので、手元の中では最も軽量なPENTAX *istDS2にDA18-55mmの組み合わせ。軽量という意味では、FUJIFILMのFinePixS9000でも良かったのですが。まあ一度、自転車+一眼レフの組み合わせをやってみたかったのです。


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山深い感じを受ける

幾らも行かないうちに、こんな風景が待っています。この日は親子連れが一組、河原まで降りて遊んでいました。


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嵐山渓谷の一番上流辺り

槻川の上に掛かる小さな橋を渡ります。この辺りが”嵐山渓谷”と呼ばれる最上流部に当たるかな?

写真正面、向こうの斜面の中腹に道が見えていますが、武蔵嵐山公園内の散策路です。今のところ自転車に対する規制は無く、入る事が出来ます。規制が無いというより、”歩行者優先・安全第一でMTBの方もどうぞ〜”と書いてあるんですよね。神奈川県下では舗装林道すら自転車禁止にしているのに、こういう対応は珍しいんじゃないかと思います。


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追い風を受けて快走

槻川の右岸、小倉の集落を走り抜けます。車もほとんど通らず、軽い追い風の中、車輪の廻る音が良く耳に届きます。


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菜の花

この時期の埼玉県内は、どこへ出掛けても黄色い菜の花を見ることが出来ます。バックに見える紫色の点々は、オオイヌノフグリの花。


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紅梅が霞のよう

名もない峠を越えて、JR八高線の明覚駅方向へ。明覚駅北側のガード下を通り抜け、愛宕山の裾を辿る市道へ。紅梅の花が霞のように見えます。


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サイクリスト定番コース?

この道もサイクリストには定番のコースのようで、数台のロードレーサーに出会いました。兎に角、この日はロードレーサーが多かったです。


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都幾川村の大銀杏

暫く進むと県道30号線との交差点に出ます。ここで県道30号線に入って南下、越生梅林を目指します。県道30号線沿いには都幾川村指定の天然記念物、大銀杏が立っています。伝承通りだとすれば、樹齢は優に1000年を超えているわけですが。


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木の勢いは衰えてなさそう

大きすぎて、35mm換算でワイド端28mmのレンズだと、全くもって全体を捕らえることが出来ません。道の反対側に移動すれば良かったなぁ。枝も張り巡らされていて、木の勢いは衰えてなさそうです。


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ここの梅は満開だった

県道30号線を南下し始めて直ぐ、瀬戸の交差点で奥武蔵ゴルフ場方向へ。山間を抜けるコースを行きます。しばらくは上り坂が続きますが、あちこちに見える梅を眺めながらノンビリ登ります。


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今日のお供は3号車ことBD-1

梅をバックに今日のお供の3号車。そういえば、小田原の曽我梅林に行った時もBD-1でした。


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梅その1

上の写真と撮った直ぐ先がピークで後は下り坂。下りきると、そこが越生梅林です。思って通り、花のピークは過ぎていて梅祭りもこの日が最終日でした。今日出掛けてきて良かった。


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梅その2

青梅よりもこぢんまりとした越生梅林ですが、その分、人出も少なくて落ち着いて写真が撮れます。まあ、青梅や曽我梅林も一本細路地に入ると、全然人が居なかったりするのですが。


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梅林の中を散策する人々

梅林の中を散策する人達。川を挟んで対岸から撮影(^-^;


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道沿いも梅があちこちに

越生梅林から越生駅方向へ移動中、道沿いに咲いていた梅もなかなか見事で、思わず停まってパシャパシャと撮っていました。


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パン工房シロクマ

eTrexの画面を眺めながら、適当に裏道を繋いでウロウロ走っていたら、パン工房シロクマの場所に出ました。話には聴いた事があるのですが(あと雑誌で見たのかな?)、実際のお店を見たのは初めて。この日もロードレーサーが停まっていました。

残念な事にご主人が他界し閉店(2022年4月3日追記)


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空も広々

越生梅林を後にして、ひとまず笛吹峠を目指します。県道を走っても面白くないので、またまた裏道を繋いで走ります。しかし良い天気です。


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笛吹峠

久しぶりに来た笛吹峠。3号車で来たのは初めてだったっけな? 峠というより丘という感じの場所ですが。

笛吹峠・・・鳩山町


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「県」が旧字体な石碑

この峠道、実は鎌倉街道の一部で、歴史の古い道です。というわけで"史蹟笛吹峠"の石碑が建っていますが、こちらもそのうち史蹟になりそうな位古いですね。埼玉県の県が旧字体の"縣"です。裏面を確認してくれば良かった。


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都幾川に掛かる沈下橋

わざわざ笛吹峠を越えたのは、ここに来たかったから。都幾川に掛かる沈下橋です。一応、現役の車道で、ツーリングマップルを見ると、何事もなかったかのように一般道として書かれています。この写真を撮った後、車が来てしまい、写っている段差の上に避けてやり過ごす事に(^-^;


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橋の上からの眺め

橋の上からの眺め。水面から距離のある橋の眺めも良いですが、こんな水面に近い眺めもまた一興です。新緑の頃だともっと綺麗なんですよ〜。また来よう。自宅から自走で来られる距離ですし。


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県道41号で丘陵を越える

県道41号線で、さっき越えてきた笛吹峠の東側で、再び丘陵を越えて南へ向かいます。思ったより山深い風景が広がっていて驚きました。なんというか、笛吹峠よりも峠らしさが濃い。


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鎌形八幡神社の入り口

嵐山GCの南側をグルッと回り込むようにして、木曽義仲の伝説が残る鎌形八幡神社へ。ここも久しぶりに来ました。

鎌形八幡神社・・・嵐山町


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県設置の案内板

鎌形八幡神社の由来について書かれた県設置の案内板。前のレポでも掲載したかも。


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拝殿

石段下から見上げる拝殿。河岸段丘の上に、都幾川を正面に見て建っています。さいたま市の旧浦和市内にある、見沼女体神社や鷲神社といった古い神社も、みんな河岸段丘の上に河川を向くように建っているんですよね。


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べったら地蔵

鎌形神社から、嵐山渓谷へと向かいます。車の多い県道を避けて古い街道筋を行くと、"べったら地蔵"と書かれた案内板の傍に古そうな石仏を見る事が出来ます。


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傍に建つ案内板

そばに立つ案内板。建立が1709年ということらしいので、今年でちょうど300年です。こんな古いものがゴロゴロしている日本は凄いと思う。


所々に建っている道しるべを頼りに嵐山渓谷へ。実は初めて来ました。名前の由来は、京都の嵐山渓谷に似ているからだそうですが、本家の方に行った事がないので、似ているのかどうか判断が付きません。


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武蔵嵐山公園内

ここには散策歩道の為の沈下橋が掛かっています。先ほどと違って車が来る心配は無いので、BD-1を橋の上に停めてノンビリとパシャパシャ写真タイム。


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武蔵嵐山公園内

武蔵嵐山公園の中を行きます。ちょっと大きめの石がゴロゴロしている道なので、BD-1で走るのは結構大変。


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朝通った道を戻る

武蔵嵐山公園内を抜けると、行きに通った道に出ます。ここから先は同じ道を引き返して、道の駅「おがわまち」へ戻りました。久しぶりに走った小川町越生町界隈ですが、そんなに変わって無くて良かった。


走行経路です。GPSログはこちら「log090315-1.gpx」です。カシミール3DGoogleEarthでご覧下さい。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


ルートプロファイルです。距離は52km弱、累積標高は800mちょっとと出ていますが、GPSの測位データがかなりブレているので、あまりアテにはなりません。有っても500m以下じゃなかったかなぁ。


All Photographs by Ryo Masuda 2009.
Took a photograph with *istDS2 by PENTAX.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2024.01.04]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp