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風まかせ旅紀行

新潟県・富山県 BD-1 OFF会@富山 4日目


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2010年05月4日(火)

 BD-1 off会@富山の4日目、この日は朝から各自単独での行動です。午前8時ちょっと前にノソノソと起きて結構ノンビリを朝食を取り、3泊したホテルをチェックアウトして、午前9時前にはホテル前からBD-1で走り出していました。今日は先ず中島閘門に立ち寄って、それからそのまま富山湾沿いの「しんきろう自転車道」を走って魚津方面に向かうつもりです。どの駅から輪行するかは、時間を見て適当に決めることに。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


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富山ライトレール
 富山駅の東側で、北陸本線と富山地方鉄道の下を潜り抜け、先ずは富山駅の北側へ。富山駅前を出発した富山ライトレールと遭遇。写真後ろが富山駅で、ライトレールはここで写真左に曲がって行きます。


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県道30号線を北へ
 暫くは富山ライトレールと並走する県道30号線を北へ向かいます。


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中島閘門の案内板
 中島閘門に到着。昭和の初めに富岩運河の開削と同時に設置されたパナマ運河式の閘門で、国指定の重要文化財(近代化遺産)に指定されています。


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中島閘門(上流)
 観音開きの水門。当たり前ですが、上流と下流の2門あります。こちらは上流側の水門を上流から見たもの。水圧が掛かると自然と閉まる方向に設計されているんですねぇ。奧に見えている建物が操作室。


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富岩運河の案内板
 中島閘門が設置されている富岩運河の説明板。現在の富山駅周辺の神通川付け替えに伴うものなんですね(現在の富山駅周囲は神通川左岸だった)。今でも地図を見ると、富山駅を中心として西側に弧を書いて、道や公共施設が造られているのが分かります。富山城址の北側は神通川だったんだなぁ。


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廻船問屋森家
 中島閘門から岩瀬にやって来ました。岩瀬は北前船で栄えた港町で、廻船問屋の並ぶ街並みが残っています。特に森家は建物は国の重要文化財に指定されています。


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森家前に立つ案内板
 詳しくは森家前に建つ案内板を見てもたっらほうが早いですね。


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富岩鉄道時代から残る東岩瀬駅舎
 富山ライトレールの東岩瀬駅には、ライトレール化される前の駅舎が残されています。富山ライトレールの直接の前身は、JR西日本の富山港線ですが、この駅舎のその更に前身の富岩鉄道時代(1924年)に建てられ、現存するする唯一のものなんだそうです。


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プラットホーム側に残る駅名
 プラットホーム側の改札口上に掛けられた駅名。東岩瀬駅となったのは昭和25年のことで、それ以前は越中岩瀬駅でした。それまでは北陸本線の現・東富山駅が東岩瀬駅を名乗っていました。


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レールは現役
 プラットホームは柵で囲まれて居ます。ライトレールの上り側プラットホームは旧駅舎の反対側に有ります。「旧駅のプラットホームは駅舎に掛かるところだけ残された」と有るので、現役時は奧(富山駅側)に向かってもう少し長かったんですかね?


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手前が富山港、その向こうは神通川河口
 折角なので、富山港展望台に登ってみることに。常夜灯を摸した展望台に登って富山港を望みます。手前から富山港、神通川河口、その向こうに見える青・白の煙突は富山火力発電所のものでしょうか。それともそのとなりの日本海石油のものかな? 富山火力発電所って、たしか既に発電停止してるんですよね。


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黒い瓦屋根が多い
 岩瀬運河から富山湾方向。黒い瓦屋根が多いです。


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道の左右に大きな松が残る
 岩瀬を出て「しんきろう自転車道」に向かうべく、海岸通りを走ります。街道筋(旧北陸道)に当たるのか、彼方こちらに松並木が残っています。


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自転車道の案内発見
 岩瀬から1.5km程来たところで自転車道入口を示す案内板を見つけました。海岸通りをそのまま直進しても面白そうでしたが、折角なので自転車道を走ってみることに。


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左側、松の先は砂浜
 左側、砂防用の松の向こうは砂浜、その向こうは直ぐに富山湾です。


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松が無い区間もある
 松が植えられていない所では、ご覧の通り。海水浴シーズンは混み合うんでしょうねぇ。


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砂浜からちょっと離れた
 高来辺りは砂浜から少し離れて松林の中を進みます。浜黒崎キャンプ場もこの辺り。


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薄紫の綺麗なハマダイコン
 松の木の下には綺麗な薄紫色を付けた花が咲いていました。ハマダイコンかな?


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常願寺川を渡る
 今川橋で常願寺川を渡ります。向こう側は水橋山王町。


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年季の入った民家
 さて、今川橋を渡ると、はて、自転車道は何処へ行ったんだ? まぁ無理して自転車道を追いかける必要もないので、今度は街道っぽい道を走ってみることに。いきなりこんな民家に出くわします。ダイハツ「フェローMAX」の看板が目を惹きますが、もっと気になったのは左側の「フェローMAX」に隠された「ン号自転車代理店」の看板。「サン号自転車」ですかね? ただ、自転車ホーロー看板まとめサイト等をみても「転」の字が旧字体なのは未見。珍しい看板なのかも。


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なにか街道っぽい匂いがしてきた
 水橋魚躬に入りました。そこはかとなく宿場的な雰囲気になってきました。適当に入ってみた道だけど、北陸道を辿れているのかも?


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水橋の一里塚跡
 小さな神社脇にあった一里塚跡。おお、やっぱり北陸道でした。浜街道という呼び方もあるんですね。


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瀬羽町内
 上市川を渡って瀬羽町に来ると、ますます古い民家が増えてきました。こりゃ海野宿にも負けてないぜ!?


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滑川市設置の案内板
 滑川市もこの景観を観光資源として捉えているようで、あちこちに案内板が設置されています。


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管理物件になっている建物
 なんだか綺麗に塗られているなぁと思ったら、これは管理物件の看板が出ていました。買えるor借りられるのか?これ。


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こちらは新築?
 右の建物はとても綺麗で土台までピカピカ。屋根には明かり取りの小窓まで付いてます。景観に合わせて新築したんでしょうか? 表に掛かっている簾も綺麗。


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丸ポストも健在
 古い建物には丸いポストが似合いますねぇ。一時期は全部無くなるんじゃないか?と思っていた丸ポストですが、旧街道沿いでは彼方此方で見ることが出来ます。


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中川河口の橋場
 滑川宿の中心地だった、中川河口の橋場町に来ました。先ずは案内板を見てください。


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余り変わらぬ現在の風景
 そして現在の風景。余り変わってない。写真右側(左岸側)の建物は昭和初めそのままです。


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有名なホタルイカ 食べた事無い・・・
 滑川と言えばホタルイカ。国指定の特別天然記念物に指定されています。


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海眺めながら休憩
 「道の駅なめりかわ」まで来たところで、缶コーヒーで糖分補給&休憩。特別天然記念物に指定されている海域は、この沖合でしょうか。


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積まれた石は何のため?
 滑川漁港をグルッと廻ります。山と積んである丸い石は何だろう? 網の重石かなんかでしょうか。


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防波堤を進む
 漁港の先から防波堤の中段を進みます。どう見ても道じゃないんですが、まぁ行き止まりだったら自転車を担いでパスすれば良いし、と、進めるところまで進んでみることに。


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自転車道に再合流
 暫く何の障害物もなく防波堤上を進んでいくと、右側から常願寺川河口で見失った自転車道が近づいてきました。折角なので自転車道に戻って進みます。


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山方面は今日も靄の中
 この日も山の方は余り見通しが良くありませんでした。山の景色を眺めるんなら秋・冬かなぁ。


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魚津市に入る
 早月川を渡って魚津市に入ります。早月橋を渡ってすぐに魚津水族館ミラージュランドがあります。大きな観覧車が目印。


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魚津市街
 電鉄魚津駅に近い魚津市街。古い町の中心は、JR北陸本線の魚津駅よりも電鉄魚津駅寄りにあるような感じがします。


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ここから先は以前走った道
 魚津港までやって来ました。ここから先は去年末に走ったことがあるルートなので一安心。GPSと睨めっこする必要も無いでしょう。


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前を行くのはBSMらしい
 と、先行する同好の士を発見。じゃなくて、実は結構手前から追走状態でした。どうやらBSM(ブリジストン・モールトン)らしい。BD-1よりちょっと大きい20インチ車ですね。

 さて、ここから先は2009年12月13日のレポートと被るルートなので、レポートもこの先すっ飛ばして生地までワープします。


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生地漁港入口の可動橋
 生地港入口に掛かる可動橋までやって来ました。なかなか動く姿に遭遇できませんねぇ。動くのは漁船の出航・帰港時だから、明け方前と朝早くってな時間帯なのかな?


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入善町に入る
 さて、その先もすっ飛ばし気味に進めます。下黒部橋で黒部川を渡り、黒部市から入善町へ入ります。


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隣を走り抜ける「はくたか」
 JR北陸本線を走り抜ける「特急はくたか」。後ろの山々が見えていたら絵になる写真が撮れそうな場所です。


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杉沢のスギを見て行く事に
 入善町に入ったところでお昼過ぎ、まだ帰りの電車を心配する時間でも無いので、前回2009年12月13日のレポートで立ち寄ることが出来なかった、「杉沢の杉」に寄っていくことにします。


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沢スギ記念館
 沢スギ自然館。上は展望台になっていて杉林の先の日本海まで望むことが出来ます。資料館で情報を仕入れてから杉林の中へ行ってみることにしましょう。


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本当に海沿い?という風景
 杉林の中に来ました。直ぐ先は海、という事を忘れてしまう風景です。なぜこんな海岸近くに杉林が?という疑問には入善町のページを見て貰いましょう。


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接地した所から根を下ろす
 こうやって曲がって接地した所から次々に根を下ろしていくんですねぇ。平野部の杉林でこういった状態を取るのは珍しいんだそうです。


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入善市街を走り抜ける
 沢スギ自然館で随分ノンビリしてしまったので、ついでに見ていこうかなぁ?と思っていたじょうべのま遺跡はまた今度ということにして、入善の街中を通り抜けて、泊駅を目指します。途中、生地駅で電車の時刻を確認しておいたので、入善駅で延々と電車を待つより、1つ先の泊駅まで行ってしまおうという訳です。


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泊の市街へ到達
 泊の街中に突入しました。ここも駅と町の中心部が少し離れているので要注意〜、と言いつつ駅へ向かって曲がるべき交差点を500m程行き過ぎてしまいました。


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泊駅到着
 13時16分、泊駅に到着。電車はたしか14時ちょっとだったから45分程度余裕があります。これだけ時間が有ればゆっくり輪行準備が出来ます。昼ご飯は抜きになっちゃうけど、まぁ仕方ないか。BD-1を輪行バッグに収納して、駅のトイレをお借りして、手・顔を洗ってサッパリ。水分補給しつつ待合室でノンビリ電車を待ちます。


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あれに乗って帰るのだ
 14時過ぎ、電車が来ました。お、食パン型の電車だ。寝台特急電車の成れの果てなんでしたっけ、これ。

 この後、直江津駅で信越本線への乗り換えに、1時間待ちを喰らいましたが、それでも午後5時過ぎには長岡の前線基地近くの来迎寺駅で下車。日没前に部屋に戻ることが出来ました。これで3泊4日と過去最長になった、BD-1 Off会@新潟・富山は終了です。最も4日目も走ったのは私だけだったわけで、off会自体は3泊3日?


 走行経路1、富山駅前から岩瀬町を通って富山湾沿いに水橋魚躬までです。


 走行経路2、水橋魚躬から旧北陸道沿いに滑川漁港、防波堤、自転車道で魚津までです。


 走行経路3、魚津から富山湾沿いに経田、生地、下黒部橋までです。


 走行経路4、下黒部橋から、杉沢のスギ、入善、荒川橋を経由して泊駅までです。


 ルートプロファイルです。走行距離は60km弱、累積標高は約500mでした。

 GPSログはこちら「log20100504_0.gpx」です。カシミール3DGoogleEarthでご覧下さい。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


 海沿いを走ったのに、こんなに累積標高が大きいのはちょっと不思議。GPSの標高誤差を考えて、その半分としても250m。富山は扇状地がそのまま海に落ちているような地形ばかりなのも関係有るかも。なんせ海岸から2km離れると標高40mとか、関東の平野部住人には考えられない勾配ですね。東京湾から70kmほど離れた埼玉県の熊谷駅前でも標高30m足らずだもんなぁ。

 さて、今年1回目、通算でも3回目の富山県ポタリングでしたが、3泊したこともあり彼方此方見て回ることが出来ました。次回の富山県ポタは城端周辺を考えています。あ、その前に新潟県全域log採り作戦(謎)も考えなくちゃ。


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この記事は[2017.01.04]に加筆修正しました。


All Photographs by Ryo Masuda 2010.
Took a photograph with IXY DIGITAL 810IS by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2020.06.06]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp