風まかせ旅紀行
新潟県 残雪の松代・松之山界隈ポタ Vol.2
緩やかに登る先に10%勾配を標識が現れて戦意喪失。でもそんな急坂には見えません。失速しないレベルでユルユルと登ります。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)
この時点での標高は200mちょっとしか無いのですが、小さいアップダウンのくり返しで、既に疲れ気味。[上]
松代に向かって未だ緩やかに登ります。たまに地元の車が行ったり来たり。何をしているのかな〜と思ったら道端の斜面で山菜を採っているのでした。[左]
名無しの峠に到達。ここから左へ向かうと芝峠温泉に行くことができます。ここからほくほく線・まつだい駅までは下るだけ。
ほくほく線・まつだい駅に到着。ここは駅と道の駅「松代ふるさと会館」が一緒になっているのです。[左]
松代のメインストリートであり旧道。現在の駅や国道253号がある辺りは、かつては渋海川の河川敷でした。[下]
旧道から現国道に合流し、上越方面へ進みます。ちなみに旧道は現国道を横切って、その向こうに伸びています。その先は行き止まり、なはずです。なぜなら・・・。
なぜなら旧道のほうの橋は外されているのです。旧道の橋を通ったことは、車で1度有るような無いような。[左]
その先では新しく橋を掛ける工事が進んでいました。斜面の縁を走る現国道は、道幅が狭く大型トラック同士はすれ違うことができないのです。この日も大型トラックが自主的に手前で止まって対向を先に行かせていました。[下]
池尻の交差点で国道353号に入ります。目指すのは松之山松口にある美人林。ふと道脇を見るとコンクリートアーチ橋がありました。その先の道は崩れて無くなっていましたが。国道353号の旧道でしょうか。[上]
さて、国道353号を先に進むと2つのトンネルが待っているのですが、地図を見ると旧道が残っている様子。しかし、この残雪では・・・と期待せずに入ると思いがけず除雪された旧道が現れました。行き止まりになるかもしれませんが、旧道を進んでみることにします。[左]
結局、旧道全てが除雪されていて、現国道に合流することができました。送電線があるので、その保安の為に除雪しているのかもしれません。結構キツイアップダウンにヒーコラ言いながら進みます。[上]
国道を外れて細道へ。たぶんキョロロの森の裏手に出るはず。[左]
美人林に到着です。さっそく残雪の上をザクザク歩いてブナ林の中へ。[左]
しばらくデジカメの設定と格闘。といっても変えているのは露出補正だけですが。[下]
ただでさえ低い気温に、ブナ林の中は輪を掛けてヒンヤリした空気。Tシャツとアームカバーにベストという出で立ちには寒くて、長い時間居ることが出来ません。[上]
美人林を出て、おなじみの「美人林」カマボコ型車庫まで降りてきました。この辺りでポツポツと雨が。さてこの後どうするか。少し戻るようにして松之山温泉郷へ行ってみるか、それとも最短距離で信濃川沿いへ向かうか。[左]
本格的な雨になる様子ではないので、一旦国道353号に戻って松之山温泉に向かう事にしました。美人林から国道に向かって登り返します。
十日町高校松之山分校(旧・安塚高校松之山分校)の前に来ました。ここの桜も満開。このすぐ先で国道353号に合流し、南へ向かいます。
松之山の中心街。この先にスーパーマーケットもあるので補給の際はご利用下さい。
こんなお店も健在です。二階が看板建築風ですね。それとも雪が表側に落ちないようにこういう形にしたのだろうか?
国道353号は松之山交差点で左へ折れて津南方面へ向かいますが、そこを直進し県道80号線に入って松之山温泉へ向かいます。その道から眺める雪と桜。
松之山温泉の手前にトンネルがあります。出来れば迂回したいところですが旧道は雪。やむを得ず今日3つ目のトンネルに突入。ただ交通量は少ないので危険も少ないですが。
松之山温泉の入口にある駐車場に到着。温泉街小じんまりとしているので、車で訪れたときはここに駐車する事になります。
折角なので温泉街の奥にある不動滝を見ておくことに。小さな温泉街を進んだ先の、滝のすぐ手前にある源泉「鷹の湯」。
90℃以上ある自噴泉なんだそうです。へぇ。
源泉のすぐ先にある不動滝。この距離でも水飛沫が飛んできて、唯でさえ肌寒い気温が更に寒くなります。
来た道を戻ります。ここが松之山温泉街のメインストリート。
先の駐車場まで戻り、どのルートで津南町へ出るか考えます。当初は松之山藤倉を通る道を進む予定だったのですが、この残雪では通行止めが待っているかも。そう考え国道353号を使うことに。
郵便局近くの松之山交差点まで戻り、国道353号に合流。その国道沿いの、松之山藤内名から松之山猪之名辺りの景色。今日はとことん残雪景色。
初めて通る高館トンネル。このトンネルは幅の広い歩道があるので安心。以前この辺りを訪れたときは既に貫通していたものの、取り付け道路の工事中でした。あの狭い峠道では冬は厳しかろう。[左]
今日のルートでは、最後の大きなアップダウンとなる、豊原トンネルを抜けて津南町に入りました。[下]
飯山線の越後鹿渡駅に立ち寄って休憩。明らかに丘陵地帯の中より暖かかった。
プラットフォーム脇に咲く水仙。ここまで来れば、出発地点の道の駅「クロス10十日町」までは平坦な道のりなので一安心。
静かなプラットフォーム。屋根には古レールが使われています。以前はこの島式プラットフォームの両側に線路が有ったようですが、西側は取り払われています。さて、そろそろ出発するかと駅を後にした所に列車が来ました。時刻表と現時刻を確認すれば写真が撮れたのに、ああ失敗。
豊船橋で信濃川を渡り、50m程の河岸段丘を登って国道117号に出ます。直ぐに清津大橋を渡り、すこし裏道へ迂回したりしながら十日町方向へ。裏道は「十日町ポタ失敗」の時と同じ道。
十日町駅まで戻って来ました。ここまで来れば、道の駅「クロステン十日町」はもう目と鼻の先。残雪と寒さが印象に残ったポタリングでした。でも美人林は、この雪の残る時期が一つの見所ですしね。無事走り終えられただけでも良しとしましょう。
走行経路3、田代スノーシェッドから道の駅「まつだいふるさと会館」、美人林、松之山温泉、戻って高館トンネル、豊原トンネルまで。
走行経路4、豊原トンネルから越後鹿渡駅、豊船橋、国道117号に入って清津大橋から十日町まで。
GPSログはこちら「log20120430_0.gpx」。カシミール3DやGoogleEarthでご覧下さい。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)
ルートプロファイルです。走行距離は86km、累積標高は約1700mでした。残雪で旧道の峠道にパスしてこの累積標高だから、雪が無くて旧道に入っていたら脚が持たなかったかも。
All Photographs by Ryo Masuda 2012.
Took a photograph with FINEPIX F300EXR by FUJIFILM.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2023.11.12]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp