風まかせ旅紀行
長野県・山梨県 甲州街道 下諏訪宿-甲府柳町宿 Vol.1
2017年11月4日(土)
ここの所、週末の度にお天気が微妙で遠出出来なかったのですが、この週末は久しぶりに安定して晴れの予報に。このチャンスを逃すと紅葉の時期が終わってしまうかも? 以前から計画していた、諏訪湖畔まで車で移動、下諏訪宿-甲府柳町宿の間の甲州街道を自転車で辿り、甲府駅から中央本線で戻ってくる、ハイブリッド輪行を実行することにします。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。
午前4時起床でやってきたのは諏訪湖畔にある岡谷市民総合体育館近くの駐車場。自転車を準備して湖畔に降りてみました。上空は厚めの雲ですが、これから向かう方は晴れて居るみたいだな。[上]
8時15分、未だ朝の寒さを感じながら出発します。[左]
岡谷市から下諏訪町に入って湖岸の道路を離れ、少し登って甲州街道に合流。[左]
ここから少しの間、幾度か通った事のある甲州街道を復習するようにキョロキョロしながら進みます。[下]
地図上では上諏訪駅が近くなってきました。この少し先に片羽一里塚跡があります。[左]
午前9時前、国道20号に合流しました。未だ車の少ない国道20号を南へ進みます。[下]
割と規模の大きなY字の交差点。なのに信号の無い新旧道の分岐。ここを左へ進みます。
交差点では立派な2車線だった旧道ですが、入って直ぐにこの道幅に。ここが国道指定されていた事が有るのだろうか?
灯籠(常夜灯かな?)と、その足元にあるのは道標。ここで右に折れて進むと諏訪大社上社本宮です。
道なりに進み、茅野上原郵便局の在る路地から、再び国道20号に合流。茅野駅近くまで国道20号を進み、上原交差点で正面に伸びる旧道へ進みます。
街道沿いに建ち並んでいた建物が途切れ、右手に伊那方面の山地が見えました。上空の雲が少し薄くなってきたかな?[左]
綺麗に整備された茅野駅近くの県道197号線を通過中。茅野も良い所だなぁ。一度住んでみたい土地です。[下]
少しの区間、拡幅工事から取り残され、らしい感じで残る街道。
道なりに県道197号線、この辺りは国道20号の旧道かな? 進んでいくと、特徴の有るコンクリート製の重厚な橋が有ります。
その橋を渡って直ぐ、消防団の倉庫と弓振川の間にある細道を登ります。落ち葉で滑るので押して歩きます。こういう所は急がず慌てず。
細道の先の住宅団地を通り抜けて、再び宮川沿いへ降りてきました。右手方向、宮川の対岸に中央本線の架線柱が見えています。
中央本線を陸橋で越えて国道20号に合流します。合流点にある自動車販売店のコンクリート擁壁に掲示されていた甲州街道の案内。自動車販売店の心遣いでしょうか?
ここ木船集落から金沢宿までしばらくの間、国道20号を進みます。
宮川を渡り金沢宿に入ります。本筋を少し逸れて入った路地の風景。
国道20号に戻って金沢宿を進みます。[左]
金沢宿を1km弱を進み、もう少しで中央本線・青柳駅という位置で国道20号から右に逸れて丘を登り出す街道。[下]
セイコーエプソン金沢清和荘の隣を通り過ぎ、続く野球場やテニスコートの高いコンクリート擁壁を右手に見ながら登っていく甲州街道。[左]
坂道をヘロヘロと登っていくと、行く手にケヤキの巨木を乗せた、お椀を伏せたような土の小山が見えてきました。御射山神戸一里塚です。ケヤキもその推定樹齢から一里塚が作られた当時のものと考えられているそうで。へー。[下]
一里塚を過ぎると、急坂を一挙に駆け下りて国道20号に合流。国道20号を800mほど進み、富士見パノラマリゾート入り口交差点の少し先で、また国道20号を離れて街道を辿ります。街道沿いから集められてきたのか、ゆうに50基を超える数の石仏。
そこそこの急坂をノロノロと登ります。今日は距離は短いけどアップダウンが多いなぁ。ルート計画時から分かっている事なので、慌てず騒がずクランクをクルクル回して登ります。[左]
坂を登り切った先には、思ったよりなだらかな風景が広がっていました。[下]
カゴメ富士見工場の裏手、原の茶屋から太平辺りの風景。紅葉の最盛期は過ぎたようですが、それでも脚を止めて見入るほど綺麗でした。[左・下]
最近ここにカゴメの直営店「野菜生活ファーム」が出来ました。後日、車で行ってみました。
太平集落の向こうは富士見パノラマリゾートかな? 個人的にはスキー場としてよりも、MTBの常設コースとして知っている名前。無論、近くに来たのはこれが初めてですが。[左]
原の茶屋から富士見辺り。この辺りが今日の標高最高地点で、後は甲府に向かって下り基調になります。[下]
道なりに街道を進むと、太陽光発電所の敷地に阻まれて直進出来なくなります。敷地の脇の砂利道を迂回します。
手作りの案内板に助けられて甲州街道に復帰。[左]
直ぐ先に重修一里塚跡がありました。地名が塚平なのは、一里塚が由来なのだろうか?[下]
重修一里塚を過ぎると一転して急な下り坂になります。この先1km強、漕がずに進みました。[上]
とちノ木集落まで降りてきました。しかし静かだ・・・自身の自転車の走行音で静けさを壊すのが気が引ける位です。[左]
レポートはVol.2に続きます。
All Photographs by Ryo Masuda 2017.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2023.10.28]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp