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風まかせ旅紀行

長野県・山梨県 甲州街道 下諏訪宿-甲府柳町宿 Vol.2



地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)

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とちノ木集落から瀬沢集落への下り坂

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瀬沢集落

とちノ木集落からしらかば園の前を通り、瀬沢集落に向かって降りて行きます。現在の道は浅い切り通しのようになっていますが、ちょっと上の木の根元に目をやると石仏が置かれていました。[上]

瀬沢集落に入りました。この先の郵便局を目印にして一旦国道20号へ出ます。[左]


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釜無川の向こうは山梨県北杜市

平岡集落を過ぎた辺り。下に見えるのは釜無川。その向こうは山梨県北杜市

上蔦木を通過。路肩に全く余裕が無くて怖い区間ですが、車がそれほど多くないのが救い。


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上蔦木

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上蔦木から下蔦木へは田圃の中を進む

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旧国道に残る昭和4年竣工の国界橋

上蔦木から下蔦木へ、現国道20号から少し離れた田圃の中を移動。近くに道の駅「信州蔦木宿」が在るのですが、丁度それを迂回するようになってしまい、寄らずじまい。[上]

いよいよ国道20号の国境橋を渡って山梨県入り、の手前でちょっと寄り道。これが旧国道に残る昭和4年竣工の国界橋。[左]


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山梨県に入った

国道20号の現・国界橋で釜無川右岸へ渡り、山梨県北杜市に入りました。[左]

国界橋を渡って直ぐに左折し、まるで農道のような旧道を進みます。[下]


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まるで農道のよう

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国道20号の東側を併走する旧道

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御膳水跡

国道20号の東側を併走する旧道を進みます。この先が見通せないクネクネ具合が良いんだよなぁ。[上]

山口から上教来石と進んでいると、右手に何か案内板が立っているのを見掛けて停車。明治天皇巡幸の跡でした。[左]


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少し先にも巡幸の跡が在る

少し先にも、明治天皇巡幸の跡が在ります。明治13年の巡幸時の時のものなのですね。


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釜無川の向こうは七里岩

釜無川の向こうは標高差100mは在ろうかという、七里岩が続きます。[左]

下教来石から荒田、松原を通り前沢と街道を辿ります。[下]


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下教来石、荒田、松原、前沢と進む

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前沢で来た道を振り返ってみたところ

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台ヶ原宿に入った

前沢で来た道を振り返ってみたところ。見えているのは赤石山脈のどの辺りだろう? 雨乞山から鋸岳あたりでしょうか?[上]

台ヶ原宿に入ったようです。近くには道の駅「はくしゅう」が在るのですが、街道を辿っている最中には存在に気が付かずスルー。


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つるや旅館

宿場の中で最初に目に付いた建物、つるや旅館。この建物は今は使われていないそうですが、旅館自体は新館で営業中だそうです。


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旧館に掲げられた「講」の札

その旧館に掲げられた「講」の札。一番右、鳳凰山って地図を見ても近くに見当たらないのですが、台ヶ原宿から南南西に位置する地蔵岳、観音岳、薬師岳の三山の総称だそうですね。新潟における八海山のような呼び方か。


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台ヶ原宿を進む

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巨石の上に庚申塔

台ヶ原宿を進みます。杉玉がぶら下がっている建物は山梨銘醸。[左]

台ヶ原宿を出ると台ヶ原下交差点で国道20号を横断し、釜無川支流沿いの未舗装路へと進みます。道沿いの巨石の上や周辺に庚申塔や馬頭観音が並んでいました。


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尾白川沿いを進む

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甲州街道の古道

釜無川支流の尾白川沿いの未舗装路を進みます。向こうからデイパックを背負った若い二人連れが歩いてきました。街道歩きかな?[上]

ここが最近再発見された甲州街道の古道。甲州街道が整備される前からの主要道だったそうで。[左]


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横山の道標

落ち葉をサクサクと踏みながら坂道を下り、林を抜けると目に入ってくるのが「横山の道標」。右の馬頭観音の側面が道標になっているのだそうです。


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新屋敷集落辺り

国道20号の尾白川橋を渡って直ぐに左の路地へ。上三吹の集落を通り、また国道20号を横断して新屋敷集落辺り。ここ暫くの間は国道20号の東へ行ったり西へ行ったりですね。[左]

大武川沿いに東西に伸びる下三吹集落。この先で、またまた国道20号に戻り大武川橋を渡ります。[下]


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大武川沿いの下三吹集落

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上円井辺り

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穴山橋から見る釜無川

武川町牧原、宮脇、上円井を通って穴山橋へ向かいます。韮崎まであと少し。[上]

穴山橋で釜無川を渡り、その左岸へ。こうしてみるとずっと崖、七里岩が続いているのがよく分かります。[左]


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街道歩きかな?

釜無川左岸に渡り、暫く国道20号を進みます。上祖母石で旧道に入ると街道歩きらしい人と遭遇。メジャーな東海道では街道歩きの人と頻繁に行き合うのですが、甲州街道で見掛けると嬉しくなりますね。[左]

上祖母石から下祖母石と進み韮崎駅前の通過。お、ここも無電柱化されているのですね。並ぶ建物が比較的低層で圧迫感が無いのも素敵。こういう所に一度住んでみたいんだよなぁ。[下]


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韮崎駅近く

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舟形神社の石鳥居

塩尻駅前から中央本線沿いを進んで塩川橋を渡ります。金剛地、田畑、上志田と道なりに進んでいると、何やら低い鳥居とその傍の案内板が目に留まり停車。室町時代前期に作られた舟形神社の石鳥居でした。


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中央本線を潜る

舟形神社から約1.5km、中央本線開通当時からのものであろう立派なレンガ造りのアンダーパスで、その東側へ出ます。


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頻繁に見掛けたナマコ壁

下今井で見掛けたナマコ壁を持った蔵。手前のは新しく建てられた物のようですが。甲州街道には、こういったなまこ壁の蔵を多く見掛けます。[左]

中央道双葉サービスエリアに近いセブンイレブン甲斐双葉赤坂台店で補給し、再び走り出した時、正面に雲以外の何かが見えていることに気が付きました。あ!富士山だ! 今日初めての富士山です。[下]


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雲間に見えた富士山

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丸い道祖神

竜王駅の西側にある「第一信州往還」踏切で中央本線を横切り、少し行くと何やら丸い石が祀られていました。これが山梨県内でよく見掛ける道祖神なのです。舟形神社の前にも丸い石が積み上げられていました。


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国道52号を辿って荒川橋まで来た

丸石の道祖神の先、竜王新町交差点で国道52号に合流。ここから暫くは国道52号を甲府駅方向へ走ります。車も多い上に路肩が狭い・・・写真撮る余裕も無いうちに山梨県立美術館の前を過ぎ、荒川橋を渡ります。


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甲府駅はもうすぐ

甲府の中心部、丸の内まで来ました。時刻は未だ15時前。これなら下諏訪には17時台に帰ることが出来そうで一安心。全く初のルートだったので先へ先へと急ぎ足になってしまいました。予定距離自体が短かったので、もう少しゆっくり見て回っても良かったかな。

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All Photographs by Ryo Masuda 2017.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2023.10.29]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp