風まかせ旅紀行
長野県 岡谷-杖突峠-伊那 Vol.2
さらに降りて伊矢崎から水上辺り。この素晴らしい風景を少しでも多く観ようとキョロキョロしなら進みます。[上]
国道を横断し、その東側の旧道を辿ります。[左]
荒町にも古い建物が点在していますが、ここは正式な宿場ではなかったそうで。[下]
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。
道沿いに残る旧家を観ながら四日市場の交差点まで降りてきました。[上]
四日市場の交差点を進むと道幅が少し広がり、先ほどまで無くなっていたセンターラインが復活します。[左]
バイパスとの分岐点まで降りてくると、尾根の間に真っ白な残雪の山々が顔を出します。木曽山脈だ![下]
国道152号の旧道に入って高遠町へ向かいます。[上]
高遠の中心部に来ました。この交差点の一角に大正時代に作られた道路元標が残っています。[左]
美和ダムから分杭峠に向かう国道152号と分かれて国道361号を伊那公園方面へ向かいます。しかし、残雪を頂いたピークが屏風のように続く様子は、関東のダラダラした風景に慣れた身にはとても新鮮。
途中、国道を外れて田圃の中をウロウロ。田圃の水面に映る木曽山脈。こういう風景が広がる地域なのか〜。[下]
伊那公園の北側を回り込んで、伊那の市街へ降りて行きます。はー、良い所だなぁ。一度住んでみたいな。[上]
伊那市駅前から延びる商店街。なんかノンビリしてて良いなぁ。[左]
さて、折角なので伊那街道の伊那部宿へ寄って行きます。そのうち伊那街道を飯田までトレースしてみたいですね。さらにその先は・・・道が険しすぎてなぁ。[下]
伊那部宿から南の伊那街道トレースは次回への宿題とし、回れ右して北上開始。まずはその伊那街道らしき道筋を進みます。[左]
伊那北駅から水神町を通って天竜川左岸へ渡るべく、道を進みます。向かう先に、長野県以外ではそう多くは見掛けない(気がする)コンクリート製のアーチ橋が見えてきました。[下]
珍しいRCローゼ橋の水神橋を渡ります。昭和28年竣工らしい。この近くあと2つ、同じRCローゼ橋があるのだそうです(明神橋と箕輪橋)。アーチとアーチの継ぎ目は当然アーチが無いので、ひょいっと身を乗り出せば川面に落っこちてしまう感じですが、川面からの高さがそれほど無いので高い所が苦手な私でも大丈夫。[左]
中島武設計のRCローゼ桁群 大手橋,姫川橋,親沢橋,昭和橋,栄橋
天竜川左岸に移り、県道19号線「伊那辰野停車場線」を左右に続く小道を繋いで北上します。
県道19号線、卯ノ木辺りのちょっとしたアップダウンをクリアして行きます。右側、擁壁下の空き地は何だろうな? 道の跡のようにも見えます。線形改良前の県道跡なのかな?[左]
少し高くなった所から田圃風景を振り返ります。この後、小さな町田橋を渡って天竜川右岸へ。[下]
飯田線・木ノ下駅を掠めて国道153号へ合流。暫く国道を北上します。[上]
木ノ下駅のお隣、伊那松島駅前の国道153号。無電柱化されて、すっきりとして広い通り。はー、なんだか住み易そうな街だなぁ。[左]
伊那松島駅を過ぎて少し進むと右手に分かれる道がある・・・はず、とキョロキョロしながら進みます。ん? 前方に見える信号がそれかな?
その信号のあるY字路に建つ立派な道標。明治期に建てられたものでしょう。しかし、こんなところで”越後”の二文字を観ようとは思わなかった。ちなみに越後の裏側は”右 東京 諏訪道”と彫られています。
こちらはもう少し古い時代の道標。右すわみち、左まつ本道かな。
さて、その「右すわみち」を進みます。追分から河岸段丘を降りて飯田線を横断します。踏切の名前は「岡谷街道踏切」。
駅の名前にも成っている沢集落を通過[左]
「たつの海」に近い、辰野町樋口辺り。細波でキラキラと輝く田圃の水面。細波が立つほど風が強くなってきた証しなのですが、運良く追い風。この後、県道19号線に戻って北上を続けます。[下]
荒神山ため池(PDF)・・・ため池百選(PDF)
折角なので中央本線と飯田線の分岐点、辰野駅へ寄ってみようということで、県道19号線から左折して天竜川を渡って下辰野にある昭和シェル石油日の出町SS付近。細い路地にガソリンスタンドが在ると、あぁこの道は古くからあるんだなぁ、と思います。
県道14号線に合流して、その本町通りを辰野駅方面へ進みます。建ち並ぶ商店と少し懐かしい意匠の街路灯。一番栄えていたのはいつ頃なんだろう。[上]
辰野駅に来ました。リュシオールの愛称が付いた立派な駅舎ですが、2Fは利用されていない様子。以前がレンタルビデオ店が入っていたようです。[左]
辰野駅で小休止の後、少しだけ中央本線の傍を進みます。中央本線といっても、今は岡谷-松本間は塩嶺トンネルでバイパスされているので、中央本線の列車が通る事は少ないようですが。
その後は県道14号線脇の旧道のような細道を進んでみたり。
他に細道が無さそうな所はやむなく交通量の多い県道14号線を移動。
天竜川右岸の細道を進んだり。対岸に見えるのは、その立地ずばりの川岸駅。しかし、この辺りの天竜川は景趣豊かな下流と違って、大人しい単なる水路のよう。
岡谷駅前まで戻ってきました。ここまで来れば出発地点の駐車場は直ぐ近くです。暗くなるまでは未だ時間があるので駅周辺をウロウロ。
最後に国の有形文化財に登録されている旧山一林組の製糸事務所・守衛所をチラ見してこの日のポタリングは終了となりました。
All Photographs by Ryo Masuda 2018.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2023.10.28]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp