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風まかせ旅紀行

山口県〜九州3県放浪 1日目 山口県山口市〜福岡県北九州市門司区 Vol.1



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2015年4月28日(火)

去年に続いて、2015年の大型連休も九州を廻ることにしました。折角の遠出なので、今まで走ったことの無い県を経由しようということで、一挙に九州へは移動せず、手前の新山口から自転車旅を始める事にしました。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)

何回も通過した事のある新山口駅ですが、初めて降り立ちました。以前は小郡駅という駅名でしたね。時間はちょうどお昼。パタパタと2代目5号車を展開し、輪行バッグを畳み、自販機でお茶を買ってボトルケージへ。今日はここから関門海峡を越えて門司港駅へ向かいます。

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新山口駅 駅前に立つのは種田山頭火の像

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痛バスの一種かな?

駅前の駐車場には、こんなバスが駐車されていました。ああ、山陰も廻ってみたいなぁ。[左]

まずは新山口駅の北側に回りこんで旧国道9号、現県道335号線を少し進みます。ここも交通量が少ないので走りやすそうです。[下]


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現県道335号線

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山陽道に入る

現国道9号の高架の下を潜り、さらに少し進んだ所で、旧国道と山陽本線の間に挟まれた細道へ。これが山陽道か! 古い道筋の雰囲気が良いですね。


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オレンジ色のガードレール

Garmin eTrexに準備してある山陽道を辿ります。宇部線を越える橋の上の風景。地元の人には何の面白みも無い景色でしょうが、旅行者の目にはオレンジ色のガードレールがとても新鮮。[左]

旧国道を挟んで右へ行ったり左へ行ったりしつつ、クネクネと延びる山陽道。[下]


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クネクネと延びる山陽道

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和洋折衷の木造建築

山陽道に面して建つ古い木造建築。元は郵便局か何かでしょうか? 洋風の窓に瓦屋根と和洋折衷に見えます。


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幸之江川を渡る山陽道

幸之江川という小さな川を、小さな橋で渡る山陽道。欄干が低くて転げ落ちそうです。


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大正4年から現役の橋

す〜っと通り過ぎてから、親柱の文字にえっ!?となり、Uターンして橋の観察。なんと大正4年竣工でした。2015年でちょうど100年か。


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長い上り坂

宇部山口道路と小郡道路が交差する嘉川IC付近で、辿ってきた山陽道が途切れます。ここから上市までは国道2号を走ります。長い上り坂な上に交通量が多い道です。


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山中宿

ピークまで登って下りに転じた先、上山中の交差点にコンビニが在ったので補給に立ち寄ります。コンビニから国道を挟んで北側の上市集落の山陽道。ここが山中宿だそうです。


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向こう側に見えるのが現国道

甲山川を渡る小さな橋。橋の袂には立派な地蔵堂が建っています。向こう側に軽トラが見えている道が現国道。街道は橋の手前で左へ行くのだそうですが、ここは橋を渡って現国道に合流。[左]

再び現国道に戻ります。が、ご覧の通りセンターポールが設置されている上に路肩が狭い。これじゃ車のほうも自転車を避けられないよなぁ。ここは大人しく歩道を進みます。[下]


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歩道を進む

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厚東川左岸に永山酒造

現国道を駆け下りて車地交差点を左折して山陽道に戻ります。厚東川を渡る山陽道。厚東川左岸に蔵を構えるのは永山酒造


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厚東川

旧道の橋の上から厚東川下流を眺めます。右岸に並ぶ赤い瓦の家屋と共に延びるのが山陽道らしい。進んでみましょう。


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走ってきた旧道を振り返った所

現国道2号との交差点から来た道を振り返った所。右側が先ほどの橋から延びてくる旧道。山陽道は現国道を横切って、その向こう側へ延びています。


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北九州の地名が出てきた

山陽道は山の中へと進んでいきますが、自転車で走破するのは時間が掛かりそうなので国道2号で先回りすることに。暫く現国道2号を進んで山陽本線・厚東駅近く。左の高架は山陽新幹線のもの。今日のゴール地点、北九州の地名が出てきました。


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吉見峠を越える

そのまま歩道も無く路肩の余地も殆ど無い国道2号をオッカナビックリ進んで、吉見峠を越えます。標高は低いけど結構峠が多いんだな、山陽道って。


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船木宿

吉見峠を駆け下りて、ついうっかり旧道との分岐を通り過ぎてしまいましたが、なんとか旧道に復帰して船木宿に入りました。レポートを書く段になって、船木鉄道を事を思い出しました。ああ、ちょっとでも廃線跡と本社を見てくれば良かった・・・。

船木宿・・・【公式】山口県観光/旅行サイト おいでませ山口へ


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有帆川沿いを進む国道2号

船木宿を出て再び国道2号に合流。少しだけ有帆川沿いを進み、その後またもやアップダウンに突入。何か想像よりアップダウンが多くて足が売り切れになりそう。


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深い切り通しの西見峠

旧国道に入って西見峠を越えます。凄く深い切り通し。以前はトンネルでも在ったんじゃないか?と思うほどですが、トンネルが在った事は無いんだそうです。


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厚狭宿

西見峠が下りに転じて直ぐに左に分かれていく旧道へ入り、FDK山陽工場の脇を通り厚狭宿へ入りました。[左]

厚狭川を渡った先で左へ折れるのが山陽道なんだそうですが、厚狭駅で小休止する事にして道なりに進みます。[下]


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ひとまず駅を目指す

山陽本線、美祢線、山陽新幹線が集まる厚狭駅。ここで小休止。


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山陽道に復帰

山陽本線の南側に出て山陽道に復帰。右手に山陽新幹線の高架を見ながら西に向かいます。


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埴生駅近くのレンゲ畑

暫く山陽本線沿いに進んだ後、蓮台寺峠へ向かう山陽道と別れて県道232号線にスイッチ。埴生駅近くのレンゲ畑を眺めていたら、貨物列車が通り掛かりました。[左]

埴生駅近くまで県道232号線を進み、今度は県道260号線で埴生口峠を越えて吉田宿へ向かいます。やっぱりオレンジ色のガードレールと赤瓦の屋根は他の土地とは違うなぁ。[下]


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県道260号線を北上

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下関市に入ったのか?

吉田宿の手前で「ようこそ下関へ」が登場。が、しかし、市街地まで後25km有るのか、と、少しだけ焦りも感じます。一応夜間走行可能な装備ですが、出来れば日没までには関門海峡を越えたいところです。[左]

山陽道に合流し吉田宿に入りました。宿の東に建つ道標。「右上方道」が今来た方向。「左萩道」は文字通り萩へ向かう街道ですね。[下]


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吉田宿入り口の道標

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吉田宿の高札場跡

その「上方道」と「萩道」の追分にある高札場跡。


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吉田宿

吉田宿を西に向かいます。とても静かでした。


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古い建物は少ないように見える

それほど古い建物は無さそうですが、それでも道に沿って家屋が間を置かずに軒を連ねる風景は、新興住宅街とは別の雰囲気を持っていますね。


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木屋川沿いの県道33号線

吉田宿を出て吉田大橋の袂で県道33号線に合流。その吉田大橋で木屋川を渡り、木屋川右岸を下流方向へ向かいます。相変わらずガードレールがオレンジ色だ!


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小月小学校前の旧国道表示

山陽新幹線高架の下を通り、もう少しで山陽本線にぶつかるという所で県道33号線を右に逸れます。Google Mapの山陽道の表示通りなのです。ゼンリンには街道マニアでも居るのかな? ちょっとした坂を登った先、小月小学校の門前にある旧国道を示す石碑。昭和になって国道2号(これも現在は旧道ですが)が開通してから、旧国道と呼ばれるようになったらしい。


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本通りに建つ古い道標

裏路地のような山陽道を辿り国道491号を横断。次に小月本通りでクランク状に左、右に曲がります。そこにあるのがこの古い道標。「左とよた道」「右かみがた道」と彫られています。ん?でも右へ行くと今来た道とは違う道だな。

レポートはVol.2に続きます。


地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


All Photographs by Ryo Masuda 2015.
Took a photograph with FINEPIX F1000EXR by FUJIFILM.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2023.10.28]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp