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風まかせ旅紀行
神奈川県・静岡県 東海道 小田原-焼津 Vol.1
2015年6月13日(土)
中山道の碓氷峠を登ったのはいつだったか。次は東海道の箱根峠にチャレンジだな〜と思っていた所、この土日は天気が持ちそうということで小田原から箱根峠を登ってみる事に。日帰りではもったいないので、そのまま東海道を辿って西へ行く事にしました。土曜日の宿は焼津、翌日日曜日は適当な所まで進んで、新幹線で帰宅する計画。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。GPXファイルはこちら「log20150613_0.gpx」。
小田原までは電車1本。午前8時過ぎに小田原駅に到着。駅前で2代目5号車を組み立てて走り始めます。この先は直ぐに峠道に入るので、まず最寄りのコンビニで補給。記録写真を残すために小田原城跡に立ち寄りました。
国道1号に出て箱根方面へ向かいます。もっと車が多いかと想像していたのですが、それほどでも無く走りやすい。まだ朝と言える時間だからかな?[左]
東海道新幹線の手前で、旧道へ寄り道。[下]
旧道と国道を行ったり来たりしながら早川を遡って、三枚橋まで来ました。ここで国道1号を離れて旧国道に入ります。
旧国道に入った途端にこの上り坂。登り切れるかどうか、先行きに不安を抱える峠の始まりです。
箱根新道との連絡路交差点を過ぎて少し下り、大沢に掛かる橋を渡ると大きなカーブの先に急勾配が待っていました。
急勾配をやり過ごすと、しばらくは杉木立の中の緩やかな上り坂。この辺りで、この旧国道と東海道がクロスします。
旗宿まで登ってきました。この辺りで標高は約400m。目指す箱根峠は850m。標高的には、やっと半分という所。
10%超の勾配が続く七曲がりを登ります。クロスする箱根新道もつづら折れで登っていて、水平な物が見当たらないので平衡感覚がおかしくなりそう。[左]
まだまだ続く七曲がり。今日は先が長く、ここでの消耗は避けねばなりません。インナーローでゆっくり登り続けます。[下]
なんとか七曲がりを登り切りました。日も出てきて路面に落ちる木々の陰がはっきりしてきました。[上]
お玉が池まで登ってきました。後ろは二子山。箱根峠はまだ先ですが、まず今日の難所は何とか越えられたようです。[左]
お玉が池から芦ノ湖に向かって下ります。実は箱根、芦ノ湖辺りに来るのは初めてなのです。[左]
芦ノ湖畔の賽ノ河原に到着。ちょっとだけ青空も見えてきました。[下]
残念ながら富士山は望めず。梅雨時期では仕方ない、雨に降られる事も無く、自転車で走る事が出来るだけでも由としなくては。
賽ノ河原から国道1号で箱根峠へ向かいます。そう、今日の最高地点はまだ先なのです。まだ登るのか〜。[左]
街道の石畳を見学するため、国道1号を離れて県道737号線へ。センターラインの跡が残る県道737号線、なかなか変わった県道のようですね。[下]
何処からか集められたのか、街道脇に沢山の石仏。
折角なので自転車を担いで石畳を歩いてみる事に。敷かれた石が丸くて、しかも濡れていてSPDシューズでは恐ろしく歩きにくい。僅かな区間を歩く間に汗だくになりました。
石畳の街道から国道1号に戻って、今日の最高地点、箱根峠に向かって登ります。芦ノ湖から標高差にして70mほど登ってきました。
標高846mの箱根峠に到着です。今日の最難関、かつ最高地点です。でも焼津はまだまだ遠いなぁ。
静岡県函南町に入ってダウンヒル。すっきりと晴れていれば、とんでもない大パノラマを見ながらのダウンヒルとなるらしいのですが、残念ながら靄で見えず。写真は降りてきた道を振り返ったところ。
文字通り、ひと山越えてちょっと安心した所でお腹が空いてきたので、ここで寒ざらし団子を補給。が、実はこの先の道のりが100km超有って、安心している場合では無かったのですが、それを知るのは暫く先の事。
暫く国道1号を駆け下りますが、笹原新田から旧道に入ります。あぁ静かで落ち着く道です。ただし急坂なのでブレーキ掛けっぱなし。[左]
三ツ谷新田に入ると2車線の広い道路になります。ここは国道1号だったことがあるようですね。1974-78年の航空写真を見ると、まだバイパスの影も形もありません。[下]
現国道1号との合流点、伊豆縦貫自動車道との交差点まで降りてきました。箱根峠への旧道を示す道標と、その後ろに古そうな石仏。
国道1号に合流し三島宿を目指すのですが、車道は狭くて危ない、といって歩道はご覧の通り。しかも、暫く先までエスケープルートが無いという、ある面で箱根峠よりも難所です。走れないので、自転車を押してテクテク歩く事に。[左]
地理院地図にも記載されている、錦田の一里塚に来ました。江戸日本橋から28里、南北一対で残っていて国指定の史跡になっているそうです。[下]
国道1号と旧街道の分岐点、五本松交差点に来ました。こんな案内板が立っているので、通り過ぎてしまう事は無いでしょう。
案内板し従って右へ行くと、愛宕坂になります。石畳ふうに整備・・・いやな予感。
石畳風に整備された愛宕坂。石畳の上は、とてもじゃないけどロードに乗ったままでは怖くて降りられません。側溝の蓋の上を走ります。雨の日はもっと怖いだろうな。
東海道本線を狭くて小さな踏切で越えて、県道22号線に合流します。正午頃、大場川を渡ると道幅が妙に広くなります。ブロック状というかタイル状というか、区切られて舗装された路面はちょっと珍しい気がします。[左]
そのまま道なりに進むと、三嶋大社の目の前に出ました。折角なので立ち寄ってお参り。[下]
道なりに県道22号線を、三島本町から伊豆箱根鉄道の三島広小路駅方向へ進みます。三島市には幾度か来た事がありますが、ここを通るのは初めて(たぶん)。活気が在って良い町ですね。[上]
伊豆箱根鉄道・三島広小路駅の脇を通過。その先から県道145号線になります。[左]
狭くて走りにくくなった県道145号線を進んでいると、向こう側を歩いてくる一団に行き会いました。街道歩きかな?
交差点の先、宝池寺の隅にある、日本橋から数えて29番目の宝池寺一里塚。昭和60年に復元されたものだそうです。位置はそのままかな?[左]
真新しい感じのする橋で、黄瀬川を越えて沼津市に入ります。この先、東下石田交差点で旧国道1号に合流します。[下]
旧国道1号に合流して少し進むと、絵に描いたような文字通りのY字路に成って左に分かれる街道が見えてきます。街道歩きとおぼしき人もチラホラ。
大手町の川郭通りを通り抜け、本町へ向かいます。自転車乗りには名前が知られている、スルガ銀行本店の先の交差点を左折して県道160号線に入ります。
補給のため、セブンイレブン沼津本町店に立ち寄って、水分補給しながら通りをキョロキョロみていると、直ぐ傍に何か石碑が建っているのを見つけました。そこが沼津宿の間宮本陣跡地でした。
本陣跡を再出発して、街道を少し外れて千本松原へ。折角の機会だから、駿河湾を眺めながら走ってみようというルート設定なのです。
レポートはVol.2に続きます。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。
All Photographs by Ryo Masuda 2015.
Took a photograph with FINEPIX F1000EXR by FUJIFILM.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2023.10.28]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp