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風まかせ旅紀行

栃木県 渡良瀬遊水地・栃木市ポタリング Vol.2



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現役の日本人形のお店

こちらは日本人形のお店。隣はお食事処の幟が立っています。そのとなり、シャッターが閉まっていますが、よく見ると、蔵造りの上から張りボテした形になっています。見えていないけど、まだまだ古い建物が残っているようです。


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路地もこの通り

特に観光マップに案内が無い路地もこの通り。石造り・土蔵何でもござれの博物館状態です。栃木市って、震災も戦災もあまり影響を受けなかったんですかね?


下野新聞社が創刊115周年を記念して、毛塚家の蔵屋敷を修復したもの。


山本有三ふるさと記念館。山本有三と言えば「路傍の石」。と言いますか、不勉強な私はそれしか知らないのですが。どういう訳か実家にこの本があって、中学か高校(正確には高校行ってないけど^-^;)の頃に読んだんですが、鉄橋遊びの件しか覚えてません。生家は隣接する蔵造りの家だと伝えられているそうです。


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Gallaryみうら

Gallaryみうら。大正10年(11年?)の建築で登録文化財です。元は煙草の卸問屋だったとか。屋根の飾りが一段と目を惹きます。

関根家住宅店舗・・・文化遺産オンライン


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五十嵐荒物店

Gallaryみうらのお隣は、五十嵐荒物店。こちらは現役バリバリで営業中。こちらも登録文化財のようです。

五十畑荒物店店舗・・・文化遺産オンライン


一番手前にあるのは日本人形のお店、三桝屋本店。こちらも現役です。お店のホームページに、明治末期の通りの様子を撮した写真が有ります。三桝屋本店から5軒が連なって、当時の面影を色濃く残しています。


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東へ走る

栃木駅前に広がる蔵の街を離れて東へ移動します。行き先は下野国庁跡。大宝律令下の栃木県庁ですね。


なにやら農家の庭先を通るような道案内に、オッカナビックリしつつも従っていくと、お、有りました。ここが下野国庁跡。復元された前殿が建っています。正殿跡と思われる地点には神社が建っており、未だ未発掘のままとなっています。


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脇殿跡を示す藤棚

前殿の東西両脇に作られている藤棚は、脇殿跡。大きさも脇殿跡のそのものに作ってあるそうです。


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大光寺堰

下野国庁跡から県道44号線に出て、思川を東に渡ります。大光寺橋の上から見た大光寺堰。農業用水取水の為の堰のようですね。


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投網

堰の下流で投網を打っている人が居ました。目の前で見るのは初めて。この時期、何が取れるんだろうか?


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天平の丘公園のユキヤナギ

県道44号線から県道18号線へと右折して、しばらく進むと天平の丘公園があります。この辺りには下野国分寺跡や同じく下野国分尼寺跡、古墳などが点在していて、古くから栄えた場所のようです。この日は桜見物の人でごった返していたので、早々に退散。ということで写真はユキヤナギのみ。うーむ、残念。また来ようっと。


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由来の有りそうな「お使者橋」

天平の丘公園を横断して、姿川に掛かります。橋の名前が「お使者橋」となにやら由来の有りそうな名前なのですが、webを検索する位ではさっぱり分からず。さて、ここからしばらく姿川沿いのサイクリングロードを下流へ走ります。


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貸し切り状態の自転車道

菜の花に彩られた、貸し切り状態の渡良瀬遊水地壬生自転車道。路面状態はあまり良くありません。ロードだと辛いだろうなぁ〜。


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渡良瀬遊水地壬生自転車道(の一部)

姿川はお使者橋から4kmほど下流で思川に合流。新黒本橋を渡って思川右岸に出ます。橋の袂から再開する渡良瀬遊水地壬生自転車道の一部。最初、これが自転車道だとは思わなかったのですが、どうも帰ってきてから情報を調べてみると、これがそうらしい。計画総延長は26.1kmでそのうち15.8kmは整備されているようですが、途中で4カ所も分断されていて、宙ぶらりんになった区間が実質廃道状態に。比べてみると、普段走っている荒サイは結構手厚く補修の手が入っているんだな〜。


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県道173号線「間中」辺りの桜並木

渡良瀬遊水地壬生自転車道から早々に撤退して、往路同様、農道を使って渡良瀬遊水地を目指す事にします。途中から県道33号線、173号線を辿って間中という集落へ差し掛かります。県道の両脇が見事な桜並木。


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間中稲荷神社

渡良瀬遊水地に向けて快調に走っていると、県道から少し奥まったところにチラッと満開の桜が見えました。停まるのが面倒で、そのまま素通りしようかと思ったのですが、思い直して引き返してみました。見えてみたのは、間中稲荷神社の境内にある桜の木でした。


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境内の桜

それほど大きな神社というわけでもないのですが、近隣の人達のお花見にはもってこいの場所なのでしょう、この日もお花見を楽しむ人が大勢居ました。


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小山市内でも古い神社

本殿は正徳5年(1715年)に建てられたものだそうで、小山市内で最も古い部類に入るそうです。


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思川旧河道

間中稲荷神社を後にして、県道をそのまま南下。いよいよ渡良瀬遊水地が近くなってきます。もうこの先は遊水地という下生井に残る思川の旧河道。約1.5kmに伸びる細長い沼として残っています。この先、旧・松原橋を渡って現在の思川の左岸に出るつもりでしたが、橋自体が撤去されていました・・・。結局、かなり引き返して松原大橋を渡る事に。ヤレヤレ。


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思川沿いを進む

松原大橋を渡って思川の左岸へ。思川沿いの湿地帯を抜けて続く細道を辿ります。この区間、自転車道としては指定されていないのですが、実質自転車道のような状況。


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独特な印象を受ける眺め

道の両脇は、小川とも沼とも付かない水が広がり、グネグネとした木と共に独特な印象。なにか遠い場所に来てしまった感じ。


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野渡橋は完全閉鎖されていた

渡良瀬遊水地の西側に入る野渡橋を渡り、渡良瀬遊水地の真ん中を突っ切って帰るつもりだったのですが、行ってみると完全閉鎖。中央エントランスに戻るために、渡良瀬遊水地の南側をグルッと大回りすることに。


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貯水池南端を回る

渡良瀬遊水地の南端、国道354号の三国橋で渡良瀬川を渡り、中央エントランスへと戻ります。ちょっとだけ夕方の風景になってきた渡良瀬遊水地。午後4時過ぎ(だったかな?)に駐車場に戻って、本日のポタリングは終了。

お隣の栃木県内という比較的行き易い場所にも係わらず、今回が初の栃木市ポタでしたが、収穫の多いポタリングになりました。


走行経路です。GPSログはこちら「log090405-1.gpx」です。カシミール3DGoogleEarthでご覧下さい。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


走行経路2です。


ルートプロファイルです。距離は82km弱でした。近頃のBD-1の使い方からすると、割と走った方でしょうか。あ〜でも3月初めに荒サイOFF会で75km走ってるし、割と纏まった距離走る機会が多くなってるかも。



All Photographs by Ryo Masuda 2009.
Took a photograph with IXY DIGITAL 810IS by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2024.01.04]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp