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風まかせ旅紀行

岩手県 一関-北上-花巻界隈 Vol.1



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2009年6月27日(土)

「はて、岩手県ってどんなところ?」。興味はあるものの、随分遠い所に思えて二の足を踏んでいましたが新幹線の時刻表を見てみると、大宮駅から2時間程で岩手県入りできるじゃないですか。これなら普通の土日で行けるなぁ。ということで、水曜日に思いついて、木曜日に準備して、金曜日に切符買って、土曜日にGo〜!

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


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「やまびこ」を待つ

大宮駅の新幹線ホームで「やまびこ」を待つBD-1とDeuterのバックパックACT Trail 20。ACT Trail 20は輪行に初出動です。

実は岩手県入りはおろか東北新幹線に乗るのが初めて。どんな風景が待っているのか楽しみです。


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大宮駅を出発

大宮駅を出発する「やまびこ」。座席は既にいっぱいだったので乗降口に陣取ります。進行方向右側は開かないので、そちらにBD-1を置きます。


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だんだん風景が変わっていく

途中駅を出発する「やまびこ」。だんだん広々した風景になってきたぞ。


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一ノ関駅に到着

一ノ関駅に到着。降車して「やまびこ」を見送ります。 見知らぬ駅に降り立つと、なんだかワクワクしてきますね。さ〜て、出口はどっちだ。


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割とこぢんまりした駅だった

一ノ関駅の西口を出ます。振り返ると駅の上には「ようこそ一関温泉郷」の文字。おお、岩手県に来たんだなぁ。


駅前でBD-1を展開し、GPS、ライト、サドルバッグを取り付け。自動販売機でお茶を調達してボトルケージへ。出発準備完了です。駅前はこんな感じ。新幹線の駅なのに、このローカルな感じが好き。


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駅前から真っ直ぐに厳美渓

まず向かうのは厳美渓。駅前から真っ直ぐ西に向かいます。


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国道4号との交差点

国道4号との交差点「十二神」。なんとも神々しい名前です。どんな由来があるんでしょうね?


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平坦&真っ直ぐ

国道4号を横断して、さらに真っ直ぐ行きます。


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eTrexを頼りに磐井川右岸へ

東北自動車道の下を潜り、上台の小さな交差点で左折して、磐井川の右岸へ移動します。全く見知らぬ土地を走るときは、Garmin eTrexが頼りになります。


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実は車両通行止めだった

磐井川右岸の細道を上流方向へ。向こうから車が来ると避けるのが大変だな〜と思いながら進んだのですが、結局車は一台も来ませんでした。というのは、上流側の越河側で通行止めになっていたのです。道沿いの崖崩れが原因でした。


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もうすぐ到着

田圃の中を進みます。車も来ないし走りやすい〜。[左]

一ノ関駅前から9km程で厳美渓に到着です。おおっ、こういう渓谷っぽい渓谷って初めて来たような気が。[下]


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厳美渓に到着

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小さな滝が見える

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空飛ぶだんご

小さな滝がチラホラと見えますが、ちゃんと名前が付いているらしいです。空が曇っているのがちょっと残念。紅葉の時期も綺麗だろうなぁ。[上]

有名な「空飛ぶだんご」。この日も元気に空を飛んでいました。[左]

郭公だんご・・・いわての旅


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行ったり来たりして撮る

20分ほどカメラ片手にウロウロ。うーん、つくづくも青空じゃないのが残念。


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道の駅「厳美渓

厳美渓を後にして、直ぐ近くにある道の駅「厳美渓」に移動して、ちょっと休憩。午前10時前というのに結構暑くなってきました。カンカン照りじゃなくて助かった。


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名無しの小さな峠を越える

道の駅「厳美渓」を出発して、8km程先にある毛越寺を目指します。


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毛越寺まで6km

標高100mちょっとの丘を越えて、毛越寺まであと6km。同じようなルートを辿る観光客が多いのか、頻繁にタクシーを見掛けました。


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田圃を眺めながら走る

田圃を眺めながら緩やかな下り坂を快走します。


毛越寺に到着。ちょっと離れた場所に自転車を置いて歩いて行ったのですが、山門前にも駐輪場所が用意してありました。[左]

早速お庭の方へ行ってみます。おーーー広い。やっぱり、写真で見るのと、実際に来て目にするのとでは違いますね。[下]


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大泉が池

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緋鯉が泳いでいた

池の中には緋鯉が泳いでいました。毛越寺は国指定の特別史跡であると同時に、特別史跡でもあります。奥州藤原氏の時代に繁栄したことは歴史で習いますね。


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ちょうど菖蒲が見頃だった

庭の一角は菖蒲園になっているのですが、ちょうど見頃でした。


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あちこちに残る礎石

あちらこちらの残っている奥州藤原氏時代の建物の礎石。確かにここに建物が有ったんだなぁと実感が沸いてきます。


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礎石を踏みしめてみる

鐘楼跡の礎石部分に乗ってみました。歴史を踏みしめる俺。そして、脚短いな俺。[左]

曲水の宴でお馴染みの遣水。案内板を引用すると、

この遣水は、庭園の発掘調査中に往時の姿のままに発見されたもので、遣水の移行は奈良の宮跡庭園を除いては例が無く、平安時代の遺構としては唯一のものである。遣水は池に水を入れる水路であり、玉石を底に敷きつめ、流れには水越し、水切りの石、その他水の曲がり角や池への注ぎ口に石組を配するなど平安時代の指導書「作底記」の様式を余すところなく伝えている。その美しい流れとせせらぎは浄土庭園に風雅な趣を添えており、「曲水の宴」の舞台ともなる。

なんだそうです。[下]


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遣水

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園内の緑が綺麗だった

紅葉の緑がとても色鮮やかだったのが印象的。


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毛越寺を後にする

グルッと一周して、毛越寺を後にします。以前はこの中にユースホステルが有ったんですけど、利用者が少なくなったのか、2年ほど前に閉鎖したそうで。
時間が許せばもうちょっと見て回りたいけど、今日はこの先が長いのだ。


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SPDシューズでも登りにくい

次に向かったのは、直ぐ近くにある中尊寺。下の駐車場にBD-1を置いて(鍵も掛けずに^-^;)、テクテクと歩きます。こんなに上り坂を歩く事になるとは思っていませんでした。思っていたより山寺なんだなぁ。


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弁慶堂

まず最初に通るのは弁慶堂。文政9年というので西暦1826年に再建されたものだそうで。近くに建てられた由緒を引用すると、

この堂は通称弁慶堂という文政九年の再建である 藤原時代五方鎮守のため火伏の神として本尊勝軍地蔵菩薩を杞愛 宕宮と称した傍に義経公と弁慶の木像を安置す 弁慶像は文治五年四月高館落城と共に主君のため最後まで奮戦した衣川中の瀬に立往生悲憤の姿なり 宝物を陳列国宝の磬及安宅の関勧進帳に義経主従が背負った笈がある 代表的鎌倉彫である

学がない私には読めない・・・。[左]

弁慶堂近くからの眺め。平野部から結構登ってきている事が分かります。正面の真新しい橋脚が見える高架と橋は、東北本線のもの。橋で越えているのが衣川。衣川の堤防嵩上げで線路を付け替えたのかな?[下]


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東北本線が眼下に見える

走行経路1一ノ関駅から厳美渓毛越寺中尊寺までの走行経路です。

レポートはVol.2に続きます・・・



All Photographs by Ryo Masuda 2009.
Took a photograph with IXY DIGITAL 810 IS by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2023.12.27]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp