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風まかせ旅紀行

新潟県 胎内・村上ポタ Vol.1



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2010年5月30日

珍しくやる気を出して、前日に引き続いて新潟県内ポタリング。この日は新発田市紫雲寺記念公園に車を置き、村上市まで北上。その後、国道290号を南下し、胎内観音から中条駅を通って紫雲寺記念公園に戻るコースを走りました。紫雲寺記念公園に到着した頃は、前日と同じよう曇天だったのですが、時間が経つにつれて青空に。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


紫雲寺記念公園の駐車場に車を停めて、ササッと5号車を展開。相変わらず遊ぶときだけは手際が良い。午前9時ちょうどに出発。公園内の道路を進みます。


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県道21号線で新発田市方向へ

県道21号線に出て、まず新発田市方面に進みます。ここら辺はゆるーい下り坂。紫雲寺記念公園辺りが砂丘で微高台地になっているんでしょうかね。[左]

県道3号線との交差点で、左折して村上市方面へ向かいます。ううむ、まずまずの自転車日和だ。


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県道3号線で村上市を目指す

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昨日の寒さは何処へやら

車も少なく、風も弱く、快適に村上市方向に進みます。しかし、昨日の寒さとはエライ違いだなぁ。[左]

車も少なく、というか写真に全然車が写りません、というのは冗談で車の通りが途切れたところを狙って、写真を撮っているのですが、それでもかなり少なめな交通量です。[下]


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車が少ない県道3号線

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胎内川左岸に自転車道発見

出発から12.8km、胎内川まで来ました。お、胎内川沿いに自転車道が有るんですね。そのうちこっちも取材してみよう。


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胎内川右岸

上の写真の対岸。こっちの堤防上の道も走りやすそう。


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あの松林を越えると日本海

折角海沿いを走っているのに、日本海は微高台地の向こう側。折角なので桃崎浜辺りで海岸に出てみることにします。


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桃崎浜近くの海岸

海沿いを走る国道345号を越えると、その向こうは砂浜と日本海。薄雲の広がる空の蒼と海の蒼が良いなぁ。


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沖合に見えるのはなんだろう?

沖合に何か見えるなぁ〜と拡大してみると、おっ!なにかの掘削施設の様です。石油かな?天然ガスかな? ちなみに、ここから近い瀬波温泉や、少し離れた月岡温泉はどちらも石油掘削がきっかけとなって発見された温泉です。


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黄色い花が目立つ

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浜崎浜の町を抜ける

黄色い花が一面に咲いていて綺麗。キク科の花だと思いますが、なんだろう? ブタナかな? その黄色い花の向こうにうっすらと見えるのは粟島でしょうか?[上]

桃崎浜からグネグネした道を辿って海老江・金屋を通り、国道345号の旭橋で荒川を渡ることにします。[左]


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金屋

桃崎浜から、そのまま国道345号を辿るルートも有るのですが、ここはわざと細道を選びます。海老江から金屋に来て、丁字路を曲がるとこんな町に出会します。回り道して良かった。


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金屋から旭橋の間

金屋の町を抜けると、再び田圃の中を行きます。右手に見えるのは、荒川上流に位置する要害山(287m)と獄薬師(386.7m)でしょうか。[左]

国道345号に合流し、旭橋で荒川を渡ります。歩道も無い上に、車道も狭く路側帯も有りません。欄干のコンクリートを見ても分かるように結構古そう。オマケに長いぞ!?(地図上で600m) 下流側に新しく橋を架ける工事をしていました。日本海東北自動車道の延伸工事かな? と思いましたが、12500地形図を確認すると、それはこの旭橋の上流側を渡るらしい。ということは、この旭橋の掛け替えなのかな?[下]

一般国道345号旭橋の掛け替え工事でした=>【 一般国道345号 旭橋 】 (PDF)


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国道345号の旭橋

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塩谷

桃崎浜から荒川河口を挟んで反対側の塩谷へ寄ってみる事にします。事前に地図を見ていて、何となく「古い町並みが有りそうだな〜」と頭に浮かんできたのです。


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北前船で栄えた港町らしい

思った通り、なかなか趣のある町並み。後になって知ったのですが、かつて北前船によって栄えた港町なんだそうです。同県内の出雲崎町や寺泊と同じように、民家は通りに面して妻入り側が並びます。この通り、出羽街道の一つで、通称「浜街道」とのこと。

村上市塩谷地区


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お幕場の松林

塩屋を出て村上方面に進むと、とても”濃い”松林の中の道を走ります。お幕場森林公園の松林らしい。

お幕場森林公園-村上市


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お幕場松林の保全と創出

案内板から引用すると、

村上藩政時にお殿様や奥方、奥女中の人々の遊園、行楽の場として使われていたと言われています。

お殿様が来て陣幕を張ったから”お幕場”の呼び名が残ったのでしょうか。


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森林公園北端にある大池

森林公園の北端にある大池。冬はオオハクチョウやコハクチョウが越冬に来るようです。写真撮りに来てみようかな。[左]

大池からちょっと行くと岩船に入ります。旧国道の裏を行く路地をノンビリ進みます。旧旧国道なのかな?[下]


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岩船市街に入った

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坂町鼠ヶ関道

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漁船の停泊する石川河口
県道3号線、坂町鼠ヶ関道に入ります。商店街、というほど立ち並んではいませんが、静かで良い町並みです。[上]

石船神社手前で石川を渡ります。河口は岩船港になっていて、両岸は漁船が停められていました。[左]


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石船神社

石船神社の鳥居。地名は岩船ですが、神社の名前は石船なんですね。本殿は少し登った小高い所にあります。周囲の木が大きくて余り眺めは良くありませんが、岩船港のほうを見る事が出来ますよ。

石船神社(いわふねじんじゃ)・・・村上市観光情報総合サイト 村上市観光協会 -鮭・酒・人情 むらかみ-

瀬波海岸に下りる道に寄り道してみました。おおっ、良い眺め。瀬波から先は山がそのまま日本海に沈む地形に。名勝「笹川流れ」は、ちょっと先の新保集落から村上市寒川集落まで続きます。[下]


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瀬波海岸

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瀬波温泉

瀬波温泉内にある源泉。自噴なのかと思っていたら、ここの源泉は空気を送り込んで汲み上げているそうです。へぇ。


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並ぶ石仏

瀬波海岸から、村上市街へ向かう道沿いに建っていた石仏。向こうが馬頭観世音、中央だけが分からない・・。青面金剛王でしょうか?[左]

瀬波海岸から国道345号を走って、そのまま直進して県道230号線に入って直進。最初に駅に立ち寄って観光マップを入手すれば良かったのですが、すっかり忘れてそのままウロウロ。むむ、しかしそれっぽい町並みが見えてきました。[下]


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それっぽい街並みが見えてきた

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肴町の「やまきち」

肴町にある町屋のギャラリー「やまきち」。もと鮮魚店だった建物をギャラリーに改装して使われています。母屋は国指定の有形登録文化財だそうです。

村上市観光情報総合サイト 村上市観光協会 -鮭・酒・人情 むらかみ-


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平入りで並ぶ建物

肴町から鍛冶町へ。ご覧のように、平入りが並んだ民家が続きます。右のカメラ屋さんもなかなか歴史有る感じです。[左]

鍛冶町にある、町屋を転用した村上市コミュニティディホーム。よく見ると2階の軒先に鮭が干されています。そう、村上市は鮭が名産なのです。[下]


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2階の軒先を見ると

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羽黒神社の石段

鍛治町から小国町、与良町、上町を通って西奈彌羽黒神社に来ました。山居山(94.4m)の裾の一角にあるので、石段を少し登ります。


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羽黒神社拝殿

途中で右に曲がる石段の登り切ると正面に拝殿が有ります。かつては別の場所に有ったようですが、寛永10年(1633年)、堀丹後守直竒が村上城主になった際に、今の場所に遷宮されたとのこと。

西奈彌羽黒神社(せなみはぐろじんじゃ)・・・村上市観光情報総合サイト 村上市観光協会 -鮭・酒・人情 むらかみ-


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本殿裏から市街を望む

本殿裏から、村上市の街並みを眺めることが出来ます。真っ直ぐに伸びている道は、大町から上町、長井町と続く県道286号線。上町と大町との境には高札場があったといい、古くからの通りであった事が分かります。


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本殿裏から村上駅方向

同じく本殿裏手から村上駅方向。日本海がちょっとだけ見えているかな? しかし、この日は前日の米山一周と違って天気に恵まれました。恵まれすぎて日焼けが心配。日焼け止め塗って出てきたけど、皮膚は激弱だからなぁ。


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村上城址

村上城址に来ました。臥牛山山頂に築かれた山城で、平成5年に国指定史跡となりました。天守は寛文7年(1667年)に焼失した後に再建されることはなかったそうです。城跡まで行ってみたいのは山々なのですが、時間が読めないので今日はここで撤収。

国指定史跡村上城跡(お城山)

レポートはVol.2に続きます。


走行経路1紫雲寺記念公園から、落堀川を渡って胎内市へ入ります。


走行経路2、新胎内橋を渡り桃崎浜、海老江、金屋、塩谷を通って岩船へ向かいました。

レポートはVol.2に続きます。



All Photographs by Ryo Masuda 2010.
Took a photograph with IXY DIGITAL 810IS by Canon
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2023.11.29]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp