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風まかせ旅紀行

新潟県 阿賀野川・瓢湖・福島潟ポタ Vol.1



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2010年6月6日

午前4時半過ぎに目が覚めてしまったので、二度寝しようとしたのですが、なぜか寝付けず。そのまま6時半に起きて、前からルートだけは考えていた、阿賀野川沿いから瓢湖・福島潟周辺を走りに行く事に。5号車を車に積み込んで、最寄りのICから北陸自動車道へ。そのまま日本海東北自動車道へ入り、新潟空港ICで降ります。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


拠点とした阿賀野川河川公園は、新潟空港ICから直ぐ。駐車場に車を停め、5号車を組んで準備完了したのが午前8時45分。天気は抜群、いや抜群過ぎて自転車にはチト辛い日になりそうです。


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阿賀のかけはし

公園駐車場の直ぐ傍で阿賀野川を渡る日本海東北自動車道の「阿賀のかけはし」。

日本海東北自動車道 阿賀のかけはし(新潟市)・・・土木学会新潟会


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泰平橋で阿賀野川右岸へ

現県道3号線、旧国道7号(その前の国道10号)の泰平橋で阿賀野川を渡り、阿賀野川右岸へ向かいます。


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右岸堤防上の道路

阿賀野川右岸堤防の上に来ました。これを上流に向かって走ります。


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路肩はちょっと狭いが

路肩の余裕が全くない2車線道路ですが、通行量も少ないので、それほど危険は感じません。ちなみにこのルート、一般県道安田新潟自転車道として指定されていますが、残念ながら計画ルートの内、阿賀野側沿いの殆どが未整備。といってもこの状況なら、路肩を少し広げるだけでOKか。


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土手から田圃を見下ろす

土手の上から眺める、苗が間から水面が見える田圃の風景。この時期ならではの景色です。[左]

鏡のようにツルリとした阿賀野川。風が殆ど無いって事か。[下]

快調に飛ばして、といっても時速28km/hペースですが、道の先に丘陵が見えてきました。新津から五泉にかけての山々でしょうか。[下2]


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鏡のような阿賀野川

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丘陵が見えてきた

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民家が近い所も

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立木に埋もれ気味の案内板

場所によっては堤防の直ぐ外に住宅街が。この辺は、昔から阿賀野川の流れが変わっていないんでしょうね。逆に、今の阿賀野川の流れとは離れて、旧河道に沿って湾曲して民家が集まっている所も有り(山飯野・法柳新田や、京ヶ島等々)、かつての蛇行していた阿賀野川を想像しながら進みます。[上]

出発から28kmちょっと、阿賀野市渡場にまで来ました。かつてここには安田橋(木製)が掛かっていて、対岸との交通の要でした。この案内板は橋台跡に設置されているらしいのですが、周辺の藪が凄く、その姿を見る事が出来ませんでした。

阿賀野川 旧安田橋跡・・・日本の川と災害


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旧安田橋跡

安田橋が掛かっていた途思しき位置に残る木の杭。昭和33年に洪水で流失してしまった2代目安田橋の形見でしょうか。


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安田橋跡から渡場への道

安田橋跡から渡場集落へと続く道。昔はこの道が新発田と五泉を繋ぐ大動脈だったんですねぇ。


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国道49号とぶつかる

安田橋跡から渡場を通り、磐越自動車道の下を通り抜け、さらに行くと国道49号とぶつかります。


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会津街道?

国道39号を横断し、さらに少しだけ直進すると、どうも旧街道(会津街道の脇道?)のような雰囲気の道と交差します。安田城跡に行くために、この交差点を北西へ。


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旧国道を斜めに横切る旧道

北西に進むと、先ほど横断した国道49号から分岐してきた旧国道49号にぶつかりました。が、旧街道のような道筋は、その先に続いています。そこを進んで都辺田川を渡った所で直進出来なくなり、旧国道に合流。地割りを観察すると、そこが枡形だったのでは?なんて想像しちゃいますが。


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安田城址

安田城址にやって来ました。今は体育館や野球場、テニスコートになっています。本丸跡には交通公園。

安田城・・・埋もれた古城


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安田城址の案内板

本丸跡の入り口に立つ、安田町教育委員会設置を案内板。


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堀跡

主郭の周りに残る堀。今でも足を踏み入れるとどこまでも沈んでしまいそう。


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自然の沼のよう

主郭東側の堀。低湿地帯の池といった様相になっています。


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大光銀行前の松

旧国道49号沿いにある大光銀行前に立つ松の大木。会津街道時代の名残でしょうか?[左]

大光銀行の交差点で右折して、国道290号に合流する方向へ進みます。[下]


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国道290号方向へ

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前には五頭連峰

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五頭連峰に背を抜けて瓢湖へ

安田の市街地から一歩出て、辺りは再び田圃に。目の前は菱ヶ岳(973.5m)・五頭山(912.5m)を中心とした五頭連峰の山々。[上]

五頭連峰少年自然の家

国道290号に合流して、直ぐの篭田で国道を離れて羽多屋・二本松と進みます。次に目指すのは白鳥の越冬地として新潟県内では有名な瓢湖。後ろを振り返ると五頭連峰。カメラだけ後ろに向けて撮影。[左]


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溢れんばかりの水を湛える

二本松から貝喰へ。道の右手には溢れんばかりに水を湛える池。農業用の溜め池でしょうか。


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ゼッケンを付けた人が走ってくる

道の向こうからゼッケンを付けた人達が走ってきます。片手に地図のようなモノ、そしてレシーバ? もしかするとFOXハンティングの大会?


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懐かしいLo-D

大室の集落で見掛けた日立のお店。日立は、その昔Lo-DというブランドでHi-Fiオーディオをやっていたんですよ。個人的に始めて買ったオーディオアンプがLo-Dだったので思い入れがあります。Lo-Dブランドの由来は低歪み(Low-Distortion)だったかな?


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宮下

集落の中は昔の名残か、道が狭くなっています。この手前まではセンターラインのある普通の2車線道路ですが、この区間は5ナンバー同士でもすれ違いには気を遣いそう。


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旦飯野神社

宮下にある旦飯野神社の前を通過。この神社、氏子が居ないという少し変わった神社らしい。

旦飯野神社・・・玄松子の記憶


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瓢湖

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あれ?ハクチョウが居る

宮下から原・大野地・境新田と移動して瓢湖の南端に到着。ここは「水原のハクチョウ渡来地」として国の天然記念物にも指定されています。瓢湖自体は寛永年間に作られた人工の用水池。[上]

瓢湖水きん公園・・・にいがた観光ナビ

ハクチョウは大体10月下旬から到来し、ここで越冬した後、3月末には北へ戻っていくそうです。あれ?彼処に居るのはオオハクチョウかな?コハクチョウかな?[左]


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ラムサール登録地でもある

この瓢湖、2008年(平成20年)にラムサール条約湿地に登録されました。新潟県内では佐潟に続いて2例目かな?


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古い道筋に行き会った

水原市街の町並み。昔からの道筋に行き会ったのか、ご覧のような妻入りの町並みが続きます。素晴らしい。


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国道49号の旧道とは言えそうだが

新発田と会津若松を結ぶ会津街道(越後街道)は、五頭連峰の裏側(西側)を通っているので、ここは違うのかな・・。


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この辺りは平入りが並ぶ

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枡形の跡だろうか?

折角なので、旧道らしき道筋を辿ってみます。町並みが平入りに変わったり、枡形の跡なのか道がクランク状に曲がっていたり。残念ながらなんの案内板も古い道標も見付ける事が出来なかったので、なんの道なのか分からずじまい。[上][左]


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福島潟へ向かって快走

水原の街を後にして、次に目指すのは福島潟。田圃の中の一本道を快走します。質量的には超が付くくらい重い5号車ですが、その分ホイールの慣性が効いているのか、平地を25〜30km/hで巡航するのはラクです。


走行経路1阿賀野川河川公園から泰平橋を渡り、阿賀野川右岸を上流方向へ。阿賀浦橋付近までの経路です。


走行経路2、阿賀野川右岸を安田城址まで遡り、瓢湖までの経路です。

レポートはVol.2に続きます。



All Photographs by Ryo Masuda 2010.
Took a photograph with IXY DIGITAL 810IS by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2023.12.02]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp