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風まかせ旅紀行

埼玉県 秩父市「あの花」ポタ Vol.1



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2011年09月11日

夏の暑さも一段落したような9月2週目の日曜日。この年は春の震災もあって遠出は自重、おまけに近所の道をウロウロと探訪する面白さに嵌り、旅紀行ネタが途切れていました。そこへ4月からの「あの花〜」放送が始まり、久しぶりの県内ご当地アニメということもあり、そのうち舞台を見てこようと考えていたのです。5月の新潟県内ポタリング以来4ヶ月ぶりの、旅紀行取材です。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


車に3号車を積み込んで道の駅「龍勢会館」を目指します。渋滞に巻き込まれることもなく、午前9時半には道の駅に到着し、午前10時前には出発準備完了。


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あのポスターは?

水分を確保するために、道の駅の建物へちょっと寄り道。おや、あの壁にあるポスターは?


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あの花〜」ポスター発見

いきなり「あの花〜」のポスター発見。そういえば作品中に龍勢も出てきましたね。ポスターにある秩父橋も後ほど立ち寄る予定。


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椋神社に向かう

道の駅「龍勢会館」を出発して、まずは椋神社へ行ってみることに。秩父事件の舞台となった神社です。道の駅から県道37号線を横断して反対側に伸びる細道へ入ります。ガソリンスタンド脇の道と書いたほうが分かりやすいでしょうか。


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下吉田の街並み

少し行くと吉田川を中心に広がる下吉田の街並みが見えてきます。左奥、高台の上に見えている建物は市立吉田小学校。


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吉田川手前で右へ

結構急な坂道を降りて街中に入ります。このまま真っ直ぐ行くと県道263号線に出てしまうので、吉田川を渡る手前で右に行きます。


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椋神社

小さな橋を渡り、最後の急勾配を登ると椋神社に到着。明治17年に起きた秩父事件の舞台の一つになりました。「あの花〜」にも出てきました。


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秩父事件の舞台にもなった

起源は和銅3年(710年)にまで遡るとされているそうです。和銅といえば和同開珎が鋳造されたとされる和銅遺跡も同じ秩父市内です。


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秩父事件百年の碑

境内にある「秩父事件百年の碑」。この碑から更に20年後(つまり秩父事件後120年)には秩父事件を題材にした映画「草の乱」が製作されています。残念なことにあまり知られてはいませんが。


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秩父事件関係略図

同じく境内にある秩父事件関係略図。ここ秩父市近辺だけではなく、一部は十石峠を越えて長野県 北相木村にまで及びました。


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少し戻って吉田川

椋神社から、県道283号線に合流する為、来た道を少し戻って吉田川を渡ります。


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合角ダムへ向かう

上町の交差点を直進し、再び吉田川を渡って合角(がっかく)ダムへ向かいます。


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上り坂が続く

県道37号線に向かって上り坂が続きます。


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両脇に民家の続く旧道

県道37号線の旧道といった感じ。道の両脇に民家が続きます。


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県道37号線に合流

県道37号線に合流しました。なかなか良い道です。ロードで走るにも良さそうだ。と書いておいてなんですが、この道一度通ったことがあるんですよね。


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合角ダムへ左折する

暫く登り基調の県道を進み、塚越交差点を左折し合角ダムへ登ります。


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さらに登る

交差点から800mほど、さらに登ると合角ダムへ到着です。


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合角ダム本堤

2001年に竣工した多目的ダム。本堤の近くに来ちゃうと、全体を撮るのは無理ですね。

合角ダム管理所からのお知らせ - 埼玉県


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合角ダム周辺案内図

合角ダム周辺案内図。この後、上の方に書かれている落葉松トンネルを抜けて、小鹿野市街へ向かいます。


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この日は水位が低かった

結構水位が低くなっているダム湖。このダムは湖面に降りることが出来る管理道路が解放されていて、釣り人が自分のボートを浮かべていました。


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落葉松トンネル

標高差50m程度にしては結構なアップダウンのあるダム湖岸の道路を走り、落葉松トンネルに来ました。


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小鹿野町に向かってダウンヒル

暗い落葉松トンネルを通り抜け、小鹿野町へ向かってダウンヒル。たまに車が来るのでスピード注意。


photo-20110911-23国道299号線近く

国道299号近くまで降りてきました。正面に見えるのは武甲山。


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小鹿野の旧道

旧道に入り、小鹿野高校の傍を小鹿野町中心部に向かいます。


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町中心部

小鹿野町の中心部。街道の雰囲気が残る通りです。この道は秩父往還から別れて群馬県を結ぶ脇海道で、上州街道とも呼ばれているようです。上州街道というと長野県上田市から群馬県高崎市までを結ぶ道を指すことのほうが多いようですが。


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立派な醤油店

立派な醤油店(現在は村上酒店)。裏手には蔵も残っているそうです。旧本陣も残っているそうなのですが、見逃してしまいました。また今度行ってみよう。


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こんな建物が彼方此方に

こういった建物が彼方此方に残っています。さすがに江戸期まで遡る建物が少なさそうですが。兎も角、近くを通りかかったなら、バイパス(国道299号)を走り抜けるより、旧道へ入って見ることをお勧めします。


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小鹿野町道路元標

交差点の一角に残された小鹿野町道路元標。

埼玉県の道路元標・・・きまぐれ旅写真館


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県道209号線で秩父ミューズパーク

町の東側、枡形の跡と思われるクランク状に曲がった道をそのまま進み、国道299号に合流する手前の三島交差点で右折。小森川を渡り県道209号線で秩父ミューズパークを目指します。


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結構厳しい登り坂

蕨平交差点で秩父ミューズパークへ向かって登り始めます。最初は写真を撮る余裕があったのですが、つづら折れを幾つか曲がるうちにヘロヘロになりました。


秩父ミューズパークの南口から公園内に入ります。あの建物はサイクリング貸出所(南口)かな?


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6人乗り自転車

建物裏手に行ってみると、おお、こりゃ一体何人乗り? なんと6人乗りでした。


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園内の車道を北へ

ひとまず公園内の車道を走って公園北口方面へ向かいます。


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木陰で小休止

9月に入り、さらに曇天ではあるもののまだまだ暑く、補給を兼ねて木陰で小休止。


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秩父市街を一望できる

公園の北端まで来ました。秩父市街が一望できるポイントです。左のほう、木々の中からニュッと柱が2本伸びていますが、これは秩父公園橋(斜張橋)の主塔。


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武甲山

少し右を向くと武甲山。ここから山頂までの直線距離は7km程。


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23番札所 音楽寺

折角近くまで来たので、秩父札所23番の音楽寺に寄ることにしました。秩父ミューズパークの駐車場奥から延びる細道を進むと音楽寺に到着。ここへ来るのは小学生以来?


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音楽寺近くからの秩父市街と武甲山

音楽寺から見た秩父市街。盆地ですねぇ。


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水平ではない橋って結構怖い

音楽寺から秩父鉄道の秩父駅へ向かいます。さっき上からも見えていた秩父公園橋で荒川を渡ります。橋自体が秩父駅側に向かって下り勾配になっていて、なんだか結構怖いのです・・・。

秩父公園橋


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遙か下に見える武の鼻橋

荒川の覗き込むと遙か下にもう一本橋が掛かっています。武の鼻橋というらしい。レポートはVol.2に続きます。


走行経路1道の駅「龍勢会館」から合角ダム・落葉松トンネルを抜けて小鹿野町まで。

レポートはVol.2に続きます。



All Photographs by Ryo Masuda 2011.
Took a photograph with IXY DIGITAL 810IS by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2023.11.12]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp