風まかせ旅紀行
新潟県 小出・後山隧道・千手観音ポタ Vol.1
2012年11月04日
久し振りの新潟県内ポタリングは、魚沼市・南魚沼市・十日町市を巡ることにしました。予定ルートの半分以上は以前走った事の有る道。それを中心に未だ立ち寄ったことのない道・集落を巡る事にしました。関越自動車道の小出ICすぐ脇にある響きの森公園を拠点として、魚沼丘陵の北端を越えて一部南魚沼市を経由しながら十日町市へ。そこから信濃川沿いを越後川口へ向かい、再び響きの森公園へ戻るルートです。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)
前日、長野県小諸市に立ち寄り、その脚で上信越自動車道から国道117号に入り、千曲川・信濃川沿いを移動して十日町市に有る道の駅「クロス10十日町」へ。ここで一晩明かそうかと思ったのですが、翌朝移動するのも面倒なので、少し休憩した後、更に移動して魚沼市にある道の駅「ゆのたに」へ。そこで一晩車中泊。
夜半に雨が降り、午前8時を過ぎても未だ路面は濡れたまま。一先ず、道の駅「ゆのたに」から、すぐ近くに有る響きの森公園に移動して暫く様子を見ることに。1時間ほどして、自転車を走らせるにはさして影響が無さそうな路面状態になってきたので、車から2号車を降ろして身支度し、午前9時半に出発しました。
出発してすぐ、国道291号と国道17号の交差点にあるコンビニで食料と水分を補給して、その斜向かいに有る道へ進みます。国道17号の前身でしょう。ということは三国街道なのかな?
佐梨川を渡り小出の市街に入りました。この辺は何度も来ているので、すっかりお馴染みの風景です。
ここもお馴染みの小出橋。魚野川の左岸へ渡ります。路面はご覧のとおり未だ濡れていますが、頭上には青空が見えて来ました。
上越線の小出駅前を通過して越後堀之内駅方向へ。すぐ脇を貨物列車が追い越して行きました。
久しぶりに来てみたら舗装がやり直されていました。そういえば以前はガタガタで走り辛かった覚えが。
国道252号に入って十日町方面へ進みます。向こうに見えるのは上越新幹線の高架。降雪の影響を避けるため、高架橋全体が屋根と壁に覆われた形になっています。
原という集落まで来ました。この辺りはまだまだ平地気分で走ることが出来ます。
原の集落から4kmほど来ました。国道252号と分かれて、主要地方道58号線「十日町川西線」に入ります。正面が国道、左に分かれるのが地方道58号線。
ちょっと行くと急に狭くなりました。ありゃ、この先ずっとこんな感じなのだろうか? 日陰には、まだ朝までの雨の名残が。
へろへろと登るうちに2車線に戻りました。ここから市野江(丙)の集落までは2車線道路が続きます。行き交う車も少なく、とっても静か。
紅葉を眺めながら登って市野江(丙)の集落に来ました。左が旧道ですね。ほとんどの家屋は旧道沿いに建っていました。
ひときわ大きな木造建築が有りました。学校っぽいな。
校庭側に回り込んでみました。教室棟と講堂(体育館)でしょうか。写真を撮っている私の左側には教員住宅と思われるコンクリート造りの建物も残っていました。市野江(乙)にある後山小学校の分校跡でしょうか?
ところで地名に括弧書きで(乙)、(丙)と有るのは珍しい気がします。地図を確認すると市野江(甲)も有るのですが、お互いに結構離れているのです。どういう経緯があってこういう地名になったのか、興味あるところです。
市野江(丙)の集落から離れると、再び狭隘路になります。紅葉に目を遣りながらヘロヘロと登ります。
上ってきた路を振り返ってみたところ。ありゃ、そんなに登ってないな。左に見えている流れが辻又川。
橋の向こうに枝道発見。が、橋の先は未舗装に見える上に通行止めの看板。後になって気が付いたのですが、この先の道が当初の予定ルートでした。地図では何の問題も無い一般道で記述されていますが。
所々に見られる紅葉を独り占め。
停まっては写真を撮ってばかりで、ちっとも距離が稼げません。
一村尾トンネル・後山トンネルとの合流地点まで登って来ました。
旧道の後山隧道へ寄り道。この隧道を魚沼側へ抜けると、正面に八海山を望むことが出来るビューポイントなのです。
魚沼側から見た後山隧道。ここへ来るのは2010年10月31日以来。その時にここから八海山がよく見えることを知ったのでした。
旧隧道を戻り、次に全長1kmを超える後山トンネルへ突入。この方向へ走ると随分な上り勾配のあるトンネルであることが分かります。トンネルを出ると市野江(乙)の集落。
のんびりペースで走り去っていったバイクツーリングの御一行。
地方道59号線を逸れて田圃の中の細道へ。緩やかな斜面に広がった田圃。
地図に依ると、隣の山新田の集落へ出ることが出来るようですが、何処まで進めるかな?
溜池の傍で砂利道になりました。23cタイヤで突入するのはチト無謀だろうか。
砂利道を迂回し、再び地方道59号線に出て十日町方面へ下っていきます。
中条菅沼の集落を通過。クランクを廻す事も無くどんどん下っていきます。
新水の集落を通過。ここは結構戸数の有る集落に見えます。
十日町市立飛渡第一小学校の先で国道252号に合流。その先の国道252号は、三坂トンネルを越えた時に走ったルートです。自転車で来るのはその時以来。
国道117号に合流する手前で、県道461号線に入って十日町方面へ南下。右手に見える丘陵は信濃川の向こう側。
民家が途切れずに続く県道461号線。ここを通るのは2006年の9月以来? あの時は道路工事で迂回した箇所が有ったような記憶が。
ほくほく線のしんざ駅に立ち寄ってみました。十日町の一つ手前の駅です。
道の駅「クロステン十日町」で小休止した後、妻有大橋で信濃川左岸へ渡ります。ここは幾度と無く来たことが有る橋。
信濃川左岸の河岸段丘をヨタヨタと登ります。かつて、この坂の下にある水力発電所まで建設資材を搬入するために、六日町駅から専用の線路があったそうです。この専用線跡は有名ですが、それ以外に小千谷から信濃川左岸に伸びる軽便があったらしい。
先手観音に立ち寄るために、案内に従って路地へ。小さな整備工場にドンっと駐車されていたロータリー除雪車。右の方にもかくれんぼしています。あと1ヶ月ちょっとも経てば水墨画の世界。
レポートはVol.2に続きます・・・
走行経路1、響きの森公園を出発して小出駅前を通り国道252号まで。
走行経路2、国道252号を十日町方面へ登り、市野江(丙)から後山トンネルを通って市野江(乙)へ。
走行経路3、市野江(乙)から国道252号、しんざ駅、妻有大橋で信濃川を渡り千手観音まで。
All Photographs by Ryo Masuda 2012.
Took a photograph with FINEPIX F300EXR by FUJIFILM.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2023.11.10]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp