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風まかせ旅紀行

長野県・新潟県 北国街道 善光寺−高田ポタ Vol.3



翌日の6月10日の月曜日、平日ですが有給休暇を使ってお休み。今日は直江津港に出た後、松之山街道の牧野峠へ向かう予定です。まずは関川右岸を下流へ向かいます。快晴とはいかないけど、天気はまずまずのようです。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)

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天気はまずまずのようだ

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かつて港へ続いていた跡かな?

直江津橋で関川を越えて直江津駅へ向かいます。駅から関川に向かって延びてくる引き込み線。かつて関川下流の港へ延びていた貨物線の名残でしょうか?


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駅前商店街

久しぶりに来た直江津の街中をウロウロ。越後酒道楽倶楽部という立派な木製看板が出ていましたが、どうやら焼き鳥屋さん「鳥幸」の事らしい。


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塩浜町

塩浜町に残る旧家。能登島の小浦から移住してきた人達が製塩業を興して出来た町らしい。


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関川最下流の橋を渡る

関川最下流に掛かる荒川橋を渡ります。直ぐ先は日本海。


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佐渡汽船のターミナルビル

続いて古城橋で保倉川を渡り直進すると、佐渡汽船のターミナルビルが見えてきました。以前は信越本線から専用線が延びていたそうで、今でも道路にその名残がありますね。


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こがね丸が入港していた

こがね丸が入港してました。折角なのでターミナルビル最上階の展望台に上がってみる事に。なかなかの大きさのこがね丸。一度乗ってみたいのですが、新潟から両津へ渡って小木から直江津へ、というコースかな。問題は直江津から自宅までチト遠いって事か。北陸新幹線が開通したら直江津経由で佐渡へ行く旅行者が増えるかも知れませんね。

こがね丸(3代目)は2015年に定期運行を外れて売却され、今はギリシャで活躍しているようです。

船舶の歴史・・・佐渡汽船


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今日はあっちへ向かう

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予想外に賑わっていた

港に背を向けて街の方。今日はこの方向へ走ります。すぐ前の三角形の公園の向こうを、右から左に走っている道路も廃線跡のようです。[上]

平日だから閑散としているのだろう、と勝手に想像していたのですが、ごらんの賑わいぶり。そうか、土日なんか関係ない人達のツアー旅行か。[左]


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佐内町の古い道標

フェリーターミナルを出て信越本線黒井駅方面へ移動。駅手前で再び保倉川を渡って佐内町に入ります。交差点に道標が建っていました。この辺りは古くから有る道筋なのですね。


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道幅も広く走りやすい

暫く戸野目川に沿うように佐内町・三ツ屋町、安江と南へ向かいます。道端には幼稚園の送迎バスを待つ親子の姿。


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43号線で東へ向かう

北陸自動車道を潜り上越IC近くでT字路にぶつかります。そこを左折し県道43号線を東へ。


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スイスイ進む

田園、南新保と進んで四辻町辺り。車が皆無、という訳にはいきませんが走りやすい道です。


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向こうに見えるのはタモノキかな?

田圃の向こう、用水路沿いのようですが、タモノキが並んでいました。今でも稲架掛けに使われるのでしょうか。[左]

東頸城丘陵がハッキリ見えるようになってきました。たぶん、あの一番低くなっている辺りを登るはず。[下]


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丘陵まであとちょっと

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大きな溜め池

岡田の集落に入り、溜め池を横目で見つつ県道13号線に合流します。さて、この先が一つ目の名無し峠。


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桑曽根川沿いに登り始める

桑曽根川を右側にチラリと見ながら登り始めます。集落が途切れると途端に勾配が急になりました。ちなみに本来の松之山街道は、この少し手前で左手の斜面へ取り付いて登っていく細道のようです。[左]

左側がぱっと開けると坪山集落辺り。道は相変わらずの勾配で登り続けます。覚悟の上で飛び込んだとは言え既に脚は売り切れ〜。[下]


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開放感のある登り道

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名無しの峠を越えてダウンヒル

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そっちから来てこっちへ進むのだ

ピーク160m前後の名無し峠を越えた後はダウンヒルのご褒美です。丘一つ越えただけですが、この山深い景色。[上]

ダウンヒルが一段落すると横住の集落。ええと、そっち方面から来て、どっちへ行けば良いんだ? とユーモアのある横住の案内板。ここはこっちへ進みます。[左]


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案内に従って安塚方面へ

ちょっと行くと、浦川原へ出る61号線と別れて13号線の安塚方面へ。


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牧野峠へ登る

牧野峠に向かって登り始めます。勾配は7〜9%といった所でしょうか。


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峠近くまで棚田が続く

道沿いに峠近くまで続いていた棚田。機械化されたとは言え、この高低差のある田圃を行き来するのは大変だろうなぁと思うのです。


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峠直前で旧街道に入る

現道の峠近くに旧街道時代の峠道が残っていて越えられるという事で、折角なので旧街道時代の峠を行くことにします。現道との分岐から既に旧街道の峠が見えていますね。[左]

峠を越えると安塚の街が正面に見えます。街が見えてホッとするのは今も昔も同じでしょうね。[下]


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正面に安塚の街

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旧車道を降る

さて、本来の街道筋は峠から真っ直ぐに降りていたようですが、未舗装の旧車道を降ります。[左]

昼過ぎの電車で帰ろうと考えていたのですが、まだまだ時間があるので道の駅「雪のふるさとやすづか」へ行ってみることに。牧野峠を下りて安塚の中心部へ入らずに小黒川左岸を遡ります。[下]


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小黒川左岸の道を南へ

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青いバケツが見えてきた

石橋、芹田集落と辿り大原で小黒川を渡って国道403号へ。だらだらと登り続けると前方に青いバケツが見えてきました。


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でっかい雪だるま

でっかい雪だるまがお出迎え〜。ここへ来るのは確か2回目。昼ご飯でも〜と思ったのですが月曜日は定休日でした。残念!前回は車で来て、ジェラート食べたんだっけな。


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安塚の中心部

道の駅から国道403号を駆け下ってほくほく線の虫川大杉駅へ向かいます。先ほど牧野峠から見えていた安塚の街中を通ります。


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ほくほく線が直ぐ隣を通る白山神社

折角なので、駅名の由来でもある白山神社境内の大杉を見学していくことに。前回訪れたのは2008年9月の事なので、5年ぶりなのです。

前回訪れた時のレポ:新潟県 十日町-松代-犀潟 vol.2


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虫川の大杉

相変わらずの巨木っぷりに感心。この杉にしてみれば5年なんぞ大した月日では無いのかも。


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虫川大杉駅

大杉を見てからほくほく線・虫川大杉駅へ向かいます。駅に着いてから時刻表を眺めてみると、六日町方面行きは僅か5分後。こりゃ輪行の支度が間に合わないなと素直に見送り、次の列車を待つことに。チラッと電車が見えております。


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時間つぶしに隣の駅へ

次の電車まで1時間近くあるので、隣のうらがわら駅まで移動します。帰る方向的にはほくほく大島駅へ行けば良いのでしょうが、うらがわら駅のほうが距離が無いので安心なのです。


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軽便鉄道の駅舎

こちらも相変わらず健在の、頸城自動車株式会社の浦川原バスターミナル。元・軽便鉄道の駅。今度は頸城軽便の廃線跡でも走ってみようかなぁ。


あっと言う間にほくほく線うらがわら駅に到着。水分補給しつつノンビリと輪行準備して電車を待ちます。直ぐ隣の畑から、農作業中のBGM代わりであろうラジオが聞こえてきて、なんとも長閑。


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六日町駅行きが来た

六日町駅行き電車が来ました。六日町で上越線の普通電車に乗り換えて越後湯沢駅へ。越後湯沢駅からは上越新幹線で熊谷駅まで1時間。あの東頸城の風景から3時間掛からずに移動出来る事に、改めて新幹線の魅力を感じたのでした。


走行経路1、上越IC近くのビジネスホテルから直江津駅前、フェリーターミナル、佐内町、岡田まで。


走行経路2、岡田から桑曽根川沿いを登り、坪山、横住、牧野峠、道の駅からうらがわら駅まで。

GPSログはこちら「log20130610_0.gpx」。カシミール3DGoogleEarthをご利用下さい。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


ルートプロファイル。距離は48km、累積標高は+644m、-621mでした。牧野峠よりもその手前の名無しのピークの登りの方がキツかったようです。



All Photographs by Ryo Masuda 2013.
Took a photograph with FINEPIX F800EXR by FUJIFILM.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2023.11.07]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp