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風まかせ旅紀行

長野県 牛に曳かれて善光寺 Vol.1



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2009年5月23日(土)

BD-1 OFF会@新潟にも参加された長野県小諸市在住のBD-1ユーザーが、「小諸〜善光寺間を走る」という事で便乗する事に。小諸駅近くの駐車場に午前8時半過ぎに集合して、3号車を展開し午前9時頃に出発。目指すは約60km先の長野市にある善光寺。当初、折角だから長野市で一泊して、その先の北国街道も走ろうかな〜などと思っていたのですが、ホテルの予約状況をチェックしてみると、部屋が全く空いていない!? 7年に1回の前立本尊御開帳ということで、きっと大混雑しているに違いない!!! という訳で残念ながら日帰りですが、ま、ETC割引もあるし。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


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千曲川へ向かって降りていく

午前8時半過ぎに、小諸駅近くの駐車場に集合。午前9時前に出発です。駐車場を出て直ぐに北国街道に入ります。しなの鉄道の高架下を千曲川に向かって降りていきます。この辺りは、今でも何となく街道の雰囲気が残っています。


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布引観音へ向かう道と分かれる

布引観音へ向かう道との分岐点。いまは布引観音に向かう道の方が大きく、北国街道は単なる路地にしか見えません。交通に関する注意書きが見えますが、これは、同じ日に行われた布引伝説ウォーク実施に関するもの。こんなのが実施されるとは当日まで知りませんでした。


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少し上り坂

布引観音への道から分かれて、今度は少しだけ上り坂。この先でしなの鉄道を渡り、国道18号の交差点まで道なりに進みます。


しなの鉄道の踏切手前まで来ました。写真右側、田圃の向こうの岩が見えている断崖が、布引観音の辺り。


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小諸市西原

しなの鉄道を渡り、その先の国道18号も横断して国道18号の北側を進みます。


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小諸市芝生田

国道18号の北側を800m程進むと、国道18号に一旦合流し、今度は国道18号の南側へ。


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向こうの方は御牧ヶ原

千曲川(見えていませんが)を挟んで向こう側は、御牧ヶ原方面。”牧”の地名の通り、馬に関する伝説が残っています。


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雷電の碑まで来た

ノンビリと進むうちに、北国街道は何時しか東御市に入ります。東御市牧家にある「雷電の碑」。


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雷電の碑(旧)

ここには新旧二つの石碑が建っています。こちらは削り取られて丸くなった旧碑。


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来電の碑の前の街道

雷電の碑」の前を行く北国街道。ご覧の通り街道時代そのままの道幅ですが、車の通りも少なく自転車で移動するには快適な道です。


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田中宿

田中宿まで来ました。元々はお隣の海野宿と共に合宿として1つの宿場として扱われていたそうですが、度重なる水害や火災などで機能が失われ、今では余り宿場としての面影がありません。


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田中駅前を通り過ぎた辺り

田中宿から海野宿へ、しなの鉄道の北側を進みます。海野宿の直前で、踏切を渡ってしなの鉄道の南側へ。


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白鳥神社の御神木

踏切を渡ると、直ぐに白鳥神社。緑が鮮やかな、御神木のケヤキ。幹周り7mを越える大木です。


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海野宿

自転車で通るのは3度目となる海野宿。相変わらずの風景です。*istDS2でガションガションと写真を撮っていると、お爺さんに声を掛けられました。「お、珍しい自転車だなぁ。小さいなぁ」「畳めるんですよ〜」と始まって、暫く立ち話。


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今日も観光客が多い

すると午前6時前後に、「布引伝説ウォーク」の一団が通過したとの事。へー、すると今頃は随分先に行っているだろうから善光寺まで追いつけないだろうな〜と思ったら、お爺ちゃんは「いや、追いつくヨ」と一言。後になって、お爺ちゃんの予想が正しかった事になります。それも意外な形で。


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西海野

海野宿の中心部を過ぎて、しなの鉄道の田中駅近く。この辺りも街道の面影が色濃く残る場所です。個人的には綺麗になり過ぎた(と言っては贅沢か)海野宿中心より、こちらの方が趣があるなぁと感じてしまいます。


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斜張橋と飛行機雲

上田市に入って、千曲川の土手沿いを進みます。見えてきた斜張橋は北陸新幹線のもの。その上に飛行機雲の直線。


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上田城址北で再び北国街道へ

上田市の中心部にある柳町通りに行ってみたかったんですが、場所を事前に調べて行かなかったので、またしても華麗にスルーしてしまいました。前回も別の道でバイパスしてしまったし。また宿題をやり残した・・・。上田城址の北側で再び北国街道を捕らえ、西へ進みます。


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工事中か路面が・・・

国道18号の直ぐ傍なのですが、車の通りも少なくて静かです。なにか工事中らしく、路面は仮舗装で継ぎ接ぎですが、そのうち綺麗になるでしょう。


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一里塚公園

上塩尻手前で国道18号バイパスを潜る手前にある、一里塚公園。現在の道から少し上がったところに石碑が建っているのが見えるので、国道18号バイパスを建設するときに掘り下げられたのかな?


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上塩尻

上塩尻では、虚空蔵山の裾をトレースするように進みます。正面に見えている緑の斜面は虚空蔵山。


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鼠宿

上塩尻の先で国道18号に合流し、そのまま鼠宿まで進みます。ここは明治11年に明治天皇が北陸東海巡幸の際に休憩に立ち寄った所。


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昭和14年当時の説明

石碑の直ぐ傍に木製の説明板が掛かっているのですが、こっちは文面が昭和14年(!?) 当時の物なのか複製なのか。


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坂木宿に入った

先ほどの明治天皇休憩所から、国道18号を避けて国道の北側を迂回する産業道路へ入り、一挙に坂木宿までワープ。


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坂木宿本陣

坂木宿本陣。現在建の建物は、昭和4年に建てられたものだそうです。


坂木宿本陣から、ちょっとだけ戻って坂城駅。貨物取り扱いが有るため、JR貨物の駅でもあります。開業は1888年だそうで、もう120年もの歴史がある古い駅なんですねえ。


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街道沿いに並ぶ旧家

坂城駅から北国街道へ戻って、先へ進みます。街道沿いに並ぶ旧家。元旅籠かな?


走行経路1、小諸駅前から海野宿までの走行経路です。


走行経路2、海野宿から坂木宿までの走行経路です。

レポートはVol.2に続きます・・・



All Photographs by Ryo Masuda 2009.
Took a photograph with *istDS2 by PENTAX.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2024.01.01]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp