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風まかせ旅紀行

新潟県 新発田・月岡温泉・紫雲寺界隈ポタ Vol.1



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2010年9月18日

新潟県全域のGPSログを採ってみる、というのが最終目的では無いのですが、あちこち出掛けているうちに、何となく新潟県の形が見えてきました。が、下越地方が少し手薄。という事でGPSログの空白地帯を中心に取材してみる事に。拠点にしたのは、2009年10月31日の「新発田-胎内-紫雲寺ポタ」時と同じ、新潟県新発田市にある五十公野公園の駐車場。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


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五十公野

最寄りのICから関越道に入り、上信越道・日本海東北自動車道と進んで、聖籠新発田ICで一般道に下りて五十公野公園へ。駐車場の隅に車を置いて準備を整え、午前9時半前に出発。まずは国道290号に合流すべく、五十公野の街中を南下します。今日のお供は5号車


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稲穂が波のよう

国道290号に入り、道なりに安田方面へ。田圃はすっかり黄金色の海になって、重い穂を垂れた様が波のように見えます。


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青き自転車に乗り金色の海を〜

黄金色の海を割って進む感じ。と書くと大袈裟ですが。その者、青き自転車に乗りて金色の海を走る・・・、何処かで聞いたような。


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旧道沿いの商店跡

途中、月岡温泉近くの荒川で旧道へ入ります。タバコ屋のブースが残る商店跡。[左]

こちらはガソリンスタンドの跡地。このレポートを纏める段になってふと気になったのですが、国道290号沿いでガソリンスタンドを見掛けた覚えが無いような・・・。[下]


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ガソリンスタンド跡

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わずかなアップダウン

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出湯温泉入り口

1.5kmほど旧道を走って現道に合流。南北に延びる五頭山脈と、その西側の丘陵地帯の間を進むので緩いアップダウンが続きますが、ほぼ平坦と言っていいでしょう。車の通りは皆無とは言えませんが、それでも国道という肩書きから考えれば極小。快適に走る事が出来ます。[上]

「ふふふ〜ん」と鼻歌交じりに進むと、出湯温泉の案内が出てきました。国道290号沿いは温泉が多いらしい。[左]

五頭温泉郷旅館協同組合


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下り坂

今板温泉、杉村温泉と通り過ぎ、陸自の大日原演習場の入り口を通り過ぎると下り坂になります。


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ここは以前も通った道

中山で国道290号を離れて、鳥屋ヶ峰(119.2m)の南側を西へ。ここは以前も走った事がある道。


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晴れてきた

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大室を通過中

この辺りも黄金色の波が。出発時には雲が多かった空も晴れてきて、金色が寄り鮮やかに。[上]

大室集落の中を通過。確かこの辺りまでは以前走ったルートと重なっているはず。[左]


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山崎から笹岡へ

山崎から笹岡辺り。こういう、生活感が有りながらも静かな、昔からある道は、何と表現すれば良いのか、走っていて落ち着きます。


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道路脇に水路

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五頭連峰も見えてきた

笹岡に入ると、道の右に水路が。各家の入り口には小さな橋が掛かっています。[上]

笹岡から下山屋、塚田を通って折居川を渡る手前から五頭連峰の金鉢山(888.4m)方向。[左]


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折居川を渡る橋の上から

折居川の橋の上から五頭山方向。山の上に掛かる雲は、まだちょっとだけ夏っぽい。


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細道を進む

長起、上蔵野、熊堂と細道を繋ぎます。


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滝沢辺り

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ミズバショウ群落の案内板

滝沢辺り。道の左側、草に隠れるように自転車に乗った子供が2人。どこかに遊びに行くのかな? この辺りなら遊び場所に困る事は無さそうです。恵まれてるね。[上]

新発田市の天然記念物に指定されている水芭蕉の群生地がある、という案内板を見掛けて立ち寄ってみる事に。花の時期は春先ですが。[左]


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群落はこんな所にある

こんな所でした。水芭蕉というと高所の湿原をイメージしますが、こういった低地に群生しているのは、やはり珍しいんだそうです。


滝沢から興野、上本田まで北上すると、月岡温泉まで2kmも無い距離です。折角なので寄り道することに。国道290号を南下した時に立ち寄った方が近かったんですけど、まぁ損得でやっている話では無いし。

上本田の交差点から1.7km、温泉街の中心に来ました。んー、余り賑わっている風では有りません。昨今どこもそうですが。


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宿カフェ

東栄館では宿カフェなるものをやっていました。自転車姿(ちょうど引き戸に写り込んでますが)の一人モノには敷居が高いぞ。


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温泉街のメインストリート

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羽越本線・月岡駅

温泉街のメインストリート。左の建物から出ている蒸気は温泉街には付き物の饅頭屋さん。この辺りはまだ営業している店が多いですが、少し外れると廃屋が目立ちます。[上]

月岡温泉から上本田へ戻り、そのまま真っ直ぐ走って羽越本線の月岡駅へ来ました。小さな待合室のある無人駅です。[左]


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草臥れた看板

月岡駅前に建つ草臥れた案内看板。月岡温泉は油田探査の末に掘り当てた温泉という、一風変わった歴史があります(同じ新潟県内にある瀬波温泉も同じ経緯)

瀬波温泉協同組合


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野良時計?

月岡駅から国道460号の旧道に入り、福島潟の東側から北側を回って新潟東港の先を目指します。市島邸の少し先で見掛けた野良時計(と呼ぶのかな?)と道標。

右の道標は元々別の場所に立っていたのでしょうか? というのは指し示す方向が実際と違っています。が、左が神山・水原になるようにすると、中が葛塚・佐々木、右が新発田になるような気もするが。地名が今とは食い違っているのかな? 新発田方向から来たとして背中側を中、とすると、右が葛塚・佐々木で左が神山・水原ということかも。


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福島潟周辺

山王から轟、乗廻、鳥穴、砂山と、福島潟の北側を反時計回りに回るように進みます。本来はその道辺りが潟の波打ち際だったのでしょう。

参考・・・水の駅「ビュー福島潟」


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福島潟の真北、椋(むくろじ)に出て、白新線に沿うように少し北東に進みます。地面が砂っぽくなってきました。


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砂丘の上を行く道

白新線・黒山駅の西側跨線橋を越えて、日本海東北自動車道の下を通って笠柳から藤寄へ。砂丘の上に細く続く、古くから有りそうな道です。


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黒山駅から延びる新潟東港専用線

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新発田川

黒山駅から延びる新潟臨海鉄道跡。レールはすっかり錆び付き、線路側が簡単な遮断機で封鎖されています。全線廃止ではなく部分的に新潟東港専用線として残っているので、この辺りはそれに当たるらしい。[上]

新潟臨海鉄道・・・廃線跡探訪

専用線を越えて大夫興野を通り新発田川を渡ります。これは昔からの本流ではなく新潟東港に繋がる放水路。[左]

新発田川を渡りさらに先へ。聖籠町に入り、蓮野、甚兵エ橋、山口と進みます。[下]

レポートはVol.2に続きます。


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聖籠町に入った

走行経路1五十公野公園を出発して、国道290号を南下、折居まで。


走行経路2、引き続き国道290号を南下、出湯温泉、今板温泉、杉村温泉、ツベタ、羽多屋を通りグルッと向きを変えて北上。滝沢のミズバショウ群落を見学した後、月岡温泉へ。


走行経路3月岡温泉から、羽越本線の月岡駅に立ち寄り、福島潟北側を回り込むように新潟東港方面へ。

レポートはVol.2に続きます。



All Photographs by Ryo Masuda 2010.
Took a photograph with IXY DIGITAL 810IS by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2023.12.06]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp