風まかせ旅紀行
新潟県 十日町-三条ポタ Vol.2
八王子集落の中に残る分校跡近くにある自販機で水分することに。おっ!コーラが70円だ! ということでコーラで水分&糖分補給です。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。
自販機の近くに建つ八石山案内図。黒い線で書かれた林道は近年付け足された感じだなぁ。それより気になるのは通ってきた道沿いに書かれた松の木湯という字。
八王子集落から先が登りの本番。二車線は集落の外れでまた細道に戻ります。細くなる所から冬季通行止めなのです。[上]
石川峠に向かってグイグイと登る坂。こっちはユックリのんびり登ります。[左]
ピークが見えてきました。道の右側は元は田んぼでしょうか? 耕して峠に至る、ですか。
長岡市(旧小国町)と柏崎市の境界でもある、石川峠に到着です。[左]
登りは得意じゃないけど、隣の田島峠より標高差が大きい石川峠を登る理由はこれ。峠の柏崎側が素晴らしい展望なのです。[下]
田島峠を越えた時のレポ:新潟県 初秋の東頸城 越路・小国・柏崎・・・旅紀行
可愛らしい花、水の張られた田圃、その向こうは米山。早起きして出掛けていた甲斐が有った! と、今回の道中で幾度となく思い浮かびましたが。
比較的高い建物が集中するのは柏崎駅の周辺ですね。正面がホテルニューグリーン柏崎、その直ぐ奥はブルボンの新本社かな? もしかしてホテルから日本海が望めなくなったのだろうか?
峠からの景色を眺めながら補給タイム。暫くゆっくりした後、峠を降ります。谷を上り詰める感じの長岡市側と違い、急な斜面に辛うじて取り付いているような、転げ落ちていく先がハッキリ分かる道ってのは、恐いですねえ。
石川峠を降りて麓の石川集落を通過、そのまま道なりに県道252号線を北条駅方面に北上します。[上]
振り返ると刈羽黒姫山。標高1000mに満たない山ですが、まだちらほらと雪が残っています。[左]
信越本線を渡って国道291号に合流。国道252号の旧道と思しき道筋との交差点に、昭和3年の御大典を記念して作られた道標が残っていました。「岡田岡野町方面」はそれぞれ、高柳町岡田、高柳町岡野町として現役の地名ですね。
以前走ったことにある県道73号線に合流して、さらに北上。目指すポイントは道の駅「西山ふるさと公苑」です。全く同じ道を走っても面白くないので、適当に農道へ逸れてウロウロ。
県道11号線を横断し、さらに北へ。あれ?この辺りは歩道が広くなったかな?
また県道から逸れて農道へ。いやぁ真っ直ぐだな。
この辺りは正に田植えしたばっかりという感じ。
国道8号の交差点に来ました。ここを右折すると赤田トンネルを越えて、長岡市大積から関原方面、新産センター。個人的にはちょっと懐かしいエリアです。
あれっ? そういえば交差点にある商店の脇に、手作りの周辺案内板が有ったと記憶しているんだけど、とうとう無くなったか・・・。と思いつつ交差点を渡ると、右手に新しく整備された公園が有り、その入口に見覚えのある案内板が有りました。
道の駅「西山ふるさと公苑」に到着。このガラス張りの西山ふるさと館の中で、サービスのコーヒーを頂きながら小休止。[左]
道の駅「西山ふるさと公苑」からは、旧・国道116号、現・県道574号線で次のポイントへ。この道も車の交通量が少なく走りやすい、自転車乗りにオススメの道。[下]
旧国道を越後線・出雲崎駅近くまで進んで、国道352号で出雲崎町へ向かいます。ちょっとした登りを2回クリアして良寛記念館の駐車場に来ました。最近、再整備されたようで小奇麗になっていました。
ここも幾度となく来ている、良寛と夕日の丘公園へ、この石段を登ります。
昭和57年、上越新幹線開通記念として、県民からの応募で選定された新潟県景勝百選の第一位になったのがここからの景色なのだそうで、その記念の石碑が建っています。現在の公園が整備され命名されたのは、平成に入ってからの事。
直ぐ下には出雲崎町の漁港。そこからもう少し左に行くと道の駅「越後出雲崎天領の里」が有ります。2Fにあるレストランは何度か行ったことが有るんだよな。
向こうに薄く見えるのは弥彦山。その下の海際に小さく建物が並んで見えるのは寺泊。
良寛さんと子供たち。にいがた観光ナビにある、良寛さんと子供たちのシルエットの向こうに夕日が沈んでいく写真は素晴しいのです。今度は一眼レフ持って撮りに来ようっと。
高台の公園を降りて、道の駅へ行ってみたのですが大混雑で居場所無し。ソソクサとそこを後にして北国街道を移動します。[上]
賑やかな道の駅とは対比的に静かな、妻入りの並ぶ北国街道。故郷を持たない私は、こういう所が故郷だったら、どういう人生だったろう、と色々妄想するのです。[左]
日本海沿いに寺泊まで北上しようと考えていたのですが、向かい風が強いので内陸へ退避し、次の休憩ポイント、道の駅「良寛の里わしま」を目指します。向こうに見える水色の橋は、国道116号のもの。[上]
再び旧国道で北上し、道の駅「良寛の里わしま」に到着。ここへ来たならば、これを食さねば! ということでガンジー牛の牛乳を使ったソフトクリームを頂きます。毎度ながら旨いなぁ![左]
ソフトクリームをペロペロしつつ、この先を考えます。時間は既に午後4時近く。当初の腹積もり通り、燕三条駅へ向かうのが時間的にも帰路的にも良さそうです。ということで、eTrexで燕三条駅までナビゲーションに従ってみることに。
ルート案内させてみた所、頭の中に思い浮かべたルートより随分大回りのルートを示されたので、案内を無視して、旧国道を走ります。
もうちょっと時間と体力があれば、あの弥彦山の麓にある弥彦神社に立ち寄ろうと思っていたのですが、今日はパス。ここの所、菊まつりにも行けてないんだよなぁ。
幾度かルート案内の「曲がれ」を無視するうちに、頭の中のルートと画面に示されるルートが一致してきました。案内に従って細道へ入ります。ここは一度も走ったことの無かった道だ。
ルート案内に従って細道を進み、JR越後線・寺泊駅の裏に来ました。手前の草に埋もれたホームは、越後交通寺長岡線の跡でしょうか?
住宅の脇を延びていく越後交通長岡線の線路跡。ここは以前通り掛かった時と同じ。で、ルート案内は、赤白の柵に沿って左手の小径を示しています。え?そこ道なのか?
国道116号の敦ヶ曽根南交差点の近くに残る越後交通長岡線の線路跡には、バラストと枕木が残っていました。国道116号の反対側には、つい最近まで駅跡も残っていたのですが等々撤去された、というのを何処かで見たような・・・。
駅跡が有った当時の日誌記事:2010年7月3日の日誌記事
大河津橋で大河津分水を渡り燕市に入ります。大河津分水は、信濃川が最下流の新潟市に入る前に日本海へバイパスさせる、人工の水路。見えているのは可動堰で、これによって下流の増水を阻止するのです。新潟市は、名前通り”潟”だらけで0メートル地帯が多いのです。しかも、海沿いが砂丘によって標高が高くなっているので、一度湛水すると、待てど暮らせど水が捌けないのです。
大河津分水を渡り、分水高校の脇をすり抜けて県道18号線へ。暫く道なりに進んで八王寺の交差点を右折します。信濃川の支流である中之口川を渡る八王寺橋に来ました。あ、この橋は以前通った事が有る![上]
前回通った時のレポ:新潟県 和島・吉田・燕ポタ Vol.2
その先でルート案内されたのは北陸自動車道の側道でした。なかなかマニアックなルートを探索するなぁ〜と感心。しかし、成る程、北陸自動車道沿いに進めば燕三条駅へは最短なのです。左手が北陸自動車道、右は畑・田圃と上越新幹線高架、そして燕三条駅が先に見えています。[左]
午後5時17分、十日町駅から118km走り、夕日に照らされる燕三条駅の西口に到着。この駅を利用するのは、去年10月に続いて2度目。新潟県内に輪行して来たのはそれ以来だから、2回連続です。
パタパタっと、2代目5号車を輪行バッグに仕舞い込み、いざ切符売り場へ。案内を見ると、20分程でMAXとき340号が来ます。自販機でパパッと買ってホームへ。自由席は埋まってるだろうな〜と想像していたのですが、座ることが出来ました。越後平野に広がる田圃の向こうに降りていく夕日。これは新幹線ならではの風景かも!
All Photographs by Ryo Masuda 2015.
Took a photograph with FINEPIX F1000EXR by FUJIFILM.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2023.10.28]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp