風まかせ旅紀行
栃木県・茨城県 芳賀・下館・結城界隈ポタ Vol.1
2017年3月5日(日)
2週連続で栃木県の芳賀町にある「道の駅はが」を拠点に春のポタリング。先週は「道の駅はが」から北側の那珂川町や喜連川(さくら市)を廻りましたが、今週は南側へ行ってみる事にしました。
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。
朝9時過ぎに「道の駅はが」に到着。車から3代目5号車を降ろし、前後ホイールを取り付けて空気圧チェック。準備完了したのは午前9時半前。自販機で飲み物を仕入れて、早速走り始めます。まずは祖母井のメインストリートを南下。
祖母井南で右折し西へ。五行川へ向かいます。
五行川。「道の駅はが」の隣を流れているので、わざわざ街中を通過しなくても良かったのですが、最短距離を移動するだけじゃつまらないですしね。[左]
五行川右岸堤防上のサイクリングロードに入りました。旅紀行レポを見直してみると、ここを走るのは2005年4月以来、なんと12年ぶり。[下]
五行川サイクリングロード・・・2005年4月10日
堤防上の踏切で真岡鐵道を横断します。この真岡鐵道の何の変哲もない五行川鉄橋、現役では国内最古のポニーワーレントラス橋で土木学会推奨の土木遺産に認定されています。
その五行川鉄橋の直ぐ近くにある大前神社は、梅が良い匂いを漂わせていました。春ですねぇ。
さて、この後何処へ行こうか? ひとまず下館駅を目標にして南下を続ける事に。[左]
五行川から少し東へ逸れて、古そうな道筋を辿ってみる事にします。[下]
県道166号線を南へ。展望がワッと拓ける訳でも何でも無い道ですが、静かで良い道です。
国指定史跡の看板を見掛けて何だろう?と停まっていると、そこは真宗高田派の専修寺でした。そういえば学生の頃に読んだ吉川英治著「親鸞」で、流刑された越後から許されて常陸国へ来た件が有ったのを思い出しました。
茅葺き屋根の総門。国の重要文化財に指定されているそうです。[左]
高田山の額を掲げる楼門。同じく国指定の重要文化財。現在の真宗高田派の本山は三重県の津市一身田町にあるため、こちらは本寺と呼んでいるようです。[下]
専修寺の前を通る道に有る古そうな、高田橋。古い時代に永久橋が掛けられるほど重要な道だった、という事でしょう。
専修寺から北関東道の下を潜り、さらに小貝川を渡ってその左岸の県道45号線に出ます。ほんのちょっとの登りだけど峠の雰囲気が有ります。そしてこの峠が栃木県真岡市と茨城県筑西市の境。
丘を越えた先、県道45号線の旧道に当たるらしき道に入って稲荷宿。面白い事に、この先、下館に近い所にも稲荷宿という地名が有り、さらに下館駅近くには稲荷町という町名が有ります。何か関係があるんだろうな。
稲荷宿から下小栗、中井出を通り、再び小貝川を渡って南大関、太郎丸、本田と点在する集落を辿り、国道50号を横断すると、再び稲荷宿。もうすぐ五行川に突き当たるかという辺りの稲野辺で見掛けた、古いお菓子屋さん。
そのお菓子屋さん「釜屋菓子店」の隣を流れる水路の風景。
「釜屋菓子店」と水路と道路を挟んで反対側の建物も歴史がありそうです。商店跡かな?[左]
五行川に掛かる大橋を渡り、突き当たりの丁字路を左折します。左折した途端、古い街並みが出現。以前下館を通り掛かったときには気が付かなかったけど、こんな古い街並みが残っている町だったんだなぁ。[下]
レポートはVol.2に続きます。
All Photographs by Ryo Masuda 2017.
Took a photograph with FINEPIX F1000EXR by FUJIFILM.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2023.10.28]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp