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風まかせ旅紀行

新潟県 中ノ口川沿いポタ Vol.2



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駅舎内

旧月潟駅の建物は閉鎖されていて、中に入る事は出来ませんでしたが、ガラス越しに中の様子を窺い知ることができます。窓口脇の料金一覧も当時のまま。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)

かぼちゃ電車保存会


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線路跡の保存車両

線路跡には車両3両が整体保存されています。駅の新潟側に居るのはモハ10形11号車日本車両製。


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鉄道省生まれのラッセル車

駅の燕側に居るのは除雪車両のキ100形キ116号。鉄道省大宮工場製らしい。1932年生まれということは、廃止当時でも車齢67年だったんですね。


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駅標

駅標。燕-月潟間は全線廃止の6年前に区間廃止された為、この6年間はここが終着駅でした。そのため、燕駅方面の次の駅が消されています。ちなみにそちら側の次の駅は、先ほど通ってきた六部駅。


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今にも出発しそうだが

綺麗に手入れされている保存車両。鉄道の日(10月10日)には駅舎・車両が開放されるんだそうです。


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暫くは再整備されている廃線跡

長居してしまった月潟駅跡を出発して、そのまま廃線跡を走ります。この辺りは歩道として整備されています。


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勾配標識

そして何故か残されていた勾配標識。


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この先工事中か?

暫く進むと立入禁止のバリケード。仕方ないので3号車を抱き抱えて土手の下に降りることに。


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この辺りに廃線跡があるはずだが?

はて、廃線跡は何処行ったかな〜と、一般道を進みます。果樹園脇から歩道状の道が伸びてきて、車道付属の歩道のような状態になっている事に気が付きます。写真は来た方向を振り返った所。


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車道と歩道にしか見えないが

こう見ると、隣の車道と一緒に作られた歩道にしか見えませんが、はて。


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歩道部分が廃線跡だった

少し進んだところにこんな案内板を見つけて、今の歩道状の小道が廃線跡だった事が判明。


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土手中腹に戻った廃線跡

再び土手に戻ってきた廃線跡。中ノ口川の堤防と民家の狭い空間を走っていたんですね。この狭さでは車道に転用するもの難しそうだ。


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枕木転用の柵も続く

こんな形で延々と廃線跡が続きます。


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白根駅跡

白根駅跡に到着。ここは比較的大きな敷地を持つ駅だったようで(貨物用側線や変電所が有った)、その広い敷地は公園として整備されています。

新潟市南区観光協会


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なぜか駅跡には触れない案内板

白根と言えば凧合戦。その凧合戦の由来について書かれた案内板が、駅跡に建っています。


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笹川邸

旧味方村にある国指定の重要文化財「笹川家住宅」。近隣八ヶ村の庄屋だった笹川家の旧宅。

重要文化財 旧笹川家住宅(笹川邸)・・・ 新潟市
新潟県新潟市 笹川邸・・・自web内


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そのすぐ前を走る廃線跡

その笹川家住宅の前に残る廃線跡。旧味方駅はもう少し新潟寄りのところに有ったようです。


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味方中学前駅跡

堤防から少し離れたところに位置する、味方中学前駅跡。駅を摸した公園として整備されました。


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再び堤防沿い

再び中ノ口川堤防沿いに戻った廃線跡。


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堤防上の道路

廃線跡に沿う堤防下の道路が途切れてしまったので、堤防上の道路(県道324号線)に出てみました。中ノ口川の水面と堤防下に見える民家の高さに注目。廃線跡は土手の左下に並走しています。


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まるで湖沼のような水面

まるで池のような中ノ口川の水面。この高低差の無い緩やかな流れが、一度氾濫するとなかなか水が引かないという状況を作ることになります。


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堤防から離れていく

居宿水機揚水機場近くから、廃線跡が土手から離れていきます。む、あっちへ行ってみるか。


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残された鉄橋

再び堤防近くに戻ってきた廃線跡。小さな用水路を越える鉄橋が残っていました。


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バラストだけが残る

堤防から少し離れたところを延びる廃線跡。架線柱もレールも枕木も綺麗に撤去されていますが、バラストはそのまま。綺麗に丸くなっているので川砂利でしょうか。


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階段の残る通路跡

板井に入って、コンクリート製の階段が残る、少し広い廃線跡。歩行者専用の踏切跡でしょうか? 思いの外楽しい廃線跡辿りですが、この辺で切り上げないと帰り道が長くなります。


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立派な木造校舎

廃線跡を離れて今度は北へ向かいます。立派な木造校舎が残る学校が有りました。いや既に学校としても機能していない様子。


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小学校跡らしい

半ば埋もれるように門柱が残っていました。板井小学校というらしい。今の地図を確認すると、道向かいの幼稚園と公民館は現役のようですが、やはり小学校は廃校らしい。


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黒崎PA近く

板井から一路西へ。上越新幹線の高架下を通り、北陸自動車道にある黒崎PAの直ぐ南側を通過します。向こうに見えるのは角田山から弥彦山。


黒崎PAから先、堀上新田・大関・兵右衛門新田と越後曽根駅方向へ。


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消雪パイプの設置された狭い通り

消雪パイプの設置された狭い通りを進みます。広い県道を飛ばすより、こういう道を辿る方が3号車には合っているなぁ。


越後線・越後曽根駅近くまで来ました。正面が駅、ということはここが駅前通り。


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越後線・越後曽根駅

越後線・越後曽根駅。大正元年に越後鉄道の駅として開業した歴史の長い駅です。


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駅南側の踏切から

南側の踏切からみた越後曽根駅。東西のプラットホームは跨線橋で繋がっていますが、駅自体は西口が無いんだそうです。


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一休み

日も陰ってなんだか寒くなってきたので、踏切傍の自販機コーナーで一休み。


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柏崎方面への普通電車

一休みしているうちに電車が一本、柏崎方面へ走っていきました。


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農道で移動

越後曽根駅から北に向かって農道を走ります。


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誰も来ないのでこんな写真を撮ってみる

農道を快走する3号車。スピード感溢れる・・・とはいかないか。実際にそれほど速度が出ている訳でもありません。しかし、久しぶりにこういう写真を撮った気がします。


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県道383号線

国道460号と交差し、さらに南下。西蒲区馬堀の用水路沿いの県道383号線に入りました。


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馬堀用水

用水路と道を挟んで反対側に、何か案内板が立っているのを見かけて停車。その用水路掘削に関するものでした。


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長恩院

その長恩院。

農業水利施設の歴史探訪シリーズ vol.3 『馬堀用水路』


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大通川放水路沿い

馬堀から栄町・佐渡山と道なりに南下し、雀森から大通川放水路沿いに西へ。大保から放水路を離れ吉田駅方面へ向かいます。


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吉田駅に立ち寄る

吉田駅前に立ち寄って最後の休憩。ここまで来れば出発地点の道の駅「国上」まではそれほどの距離ではありません。日没の心配はしなくて済みそうです。


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ずいぶん日が落ちてきた

吉田駅から西川沿いに少し南に行って、午前中に通った道に合流。後は田圃の中を低くなっていく夕日を眺めるうちに、道の駅「国上」に帰着。


走行経路2、燕駅前から灰方駅跡、小中川駅跡、中ノ口川沿いに出て六部駅跡、月潟駅跡手前まで。

GPSログはこちら「log20101106_0.gpx」です。カシミール3DGoogleEarthでご覧下さい。

地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)


走行経路3、中ノ口川沿いを北上し、味方中学駅跡、折り返し後、板井小学校跡、黒埼PAを通り越後線・越後曽根駅から南下。


ルートプロファイルです。走行距離は80kmちょっと、平均速度は14.7kmでした。高低差は殆どありませんね。



All Photographs by Ryo Masuda 2010.
Took a photograph with IXY DIGITAL 810IS by Canon.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA


この記事は[2023.11.19]に加筆修正しました。

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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp