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風まかせ旅紀行
九州4県+広島県放浪 3日目 長崎県諫早市〜熊本県八代市 Vol.2
地理院地図によるルート表示はこちら(別Windowで表示します)。
新馬場町で国道251号から別れて旧道らしき道筋へ。向こうに島原城の天守閣が見えてきました。1964年に復元された物だそうです。
そしてお目当ては、その島原城の西側に広がる武家屋敷。
この大量、かつ大きな石。九州は本当に石の文化圏なのですなぁ。関東の小さい藩なら土塁に板塀だろうなぁ。
3軒のお屋敷が公開されています。早速入ってみたのは島田邸。藩主松平氏に付き従って三河国、丹波国と来てここ島原に来たのだそうです。転勤族の公務員なんだな。
続いて山本邸。この建物は明治元年(つまり藩政最後の年か)に建てられたものだそうです。代々住職を務めた家柄だそうで、中も心持ち広いか?
でも、屋根は簡素に萱葺なのですな。天井板を備えないと冬は寒そうですが。この辺は冬も温暖なのだろうか?
右が客用玄関で、左が普段の出入り口(たぶん)。しかし、新潟県内で見た豪農のお屋敷と比べると、武家の方が遥かに質素ですね。
一本隣の通りも、ご覧の通りの石垣。
万町商店街(サンシャイン中央街アーケード)を通り抜けました。人居ないよ・・・。
「島原湧水群」の案内に誘われて路地へ。おお、水路に鯉が泳いでる! 喜連川でも見た風景だな。
鯉にエサをやる姉弟とお祖母ちゃん(だと思う)。しかし、これだけあちこちに湧き水があるというのは、新しく建物を建てるときには気を遣うのでは?
今度は一番街アーケードを通ります。こっちも人居ないなぁ。
アーケードを出て、そのまま道なりに進むと、広馬場という交差点に出ました。大きな通りは国道251号。
広馬場交差点から、約1kmほど南下して島原外港へ。あまり時間を気にせずに来たのですが熊本行きフェリーの出発まで殆ど時間が有りませんでした。ドタバタと九商フェリーの乗船券を買い求めて乗船。足の速い熊本フェリーが一足先に出向して行きました。
定刻通り出発です。航路を示すブイに沿って熊本港へ向かいます。快晴なら、もっと違う印象だろうなぁ。しかし、普段の交通手段の一つとしてフェリーが有るというのは、海無し県で長く生活している私にとっては新鮮です。
1時間の船旅で熊本港に到着し、これで今回の度では福岡、佐賀、長崎と来て4県目。皆車に乗り込んで上陸準備。自転車は車の後からゆっくり上がります。
熊本港大橋を渡って熊本県西区に入ります。丁度引き潮なのか、大橋の下は干潟になっていました。
午前中までの細道・旧道・アップダウンとは打って変わって、広い田圃の中を平たく延びる道。ただ向かい風が少々難儀。
向かって左手に見えるのは、甲佐岳かな? あの山並みから向こうは宮崎県までずっと山地。
国道501号を南下中。田圃の中にスポっと立っているトマト直売の看板。熊本県産トマト、最近、埼玉県内の最寄りのスーパーでもよく見掛けます。道の向こう側、右手に連なる山々は宇土半島。
浜戸川を越えて宇土半島の付け根にある、宇土市街に入りました。
地図を眺めていると宇土城跡が近いようです。折角なので寄り道していくことに。早いうちに破棄された城郭ということで、一見して分かるような遺構は無いようですね。
鹿児島本線・松橋駅で小休止した後、県道14号線を辿って大野川を渡ります。
一面蓮華草が広がった田圃。最近、関東じゃあまり見なくなったような気がします。
国道を避けて県道14号線に入ってみたものの、やっぱり路肩が狭くて危ないのと、ずっと直線で飽きてしまうので、こんな風に寄り道。
強くなってきた向かい風、でもまぁ目的地は近くなってきているので、焦らず騒がずペダルを回します。目的地に近くなってきて、なんとなーく道を思い出してきました。
新八代駅に到着。祖父母の家はこのすぐ近く。そういえば、今日は夕方から降水確率が高めだったのですが、雨が降り出す前に辿り着けて良かった。この日は、叔父叔母、従兄弟夫婦と久しぶりの宴会で一日終了。
レポートは5日目に続きます。
All Photographs by Ryo Masuda 2014.
Took a photograph with FINEPIX F800EXR by FUJIFILM.
Special Thanks 'ViX Ver.2.11.148.0'.1998-2002 K_OKADA
この記事は[2023.10.29]に加筆修正しました。
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Ryo Masuda / myDNS.jp / ryo-kun@fc4.so-net.ne.jp